【感想】「陰キャぼっちは決めつけたい これは絶対陽キャのしわざ！」六畳のえる MF文庫J

どうも夏鎖です（≧∇≦）この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回感想を書いていくのは六畳のえるさんの

「陰キャぼっちは決めつけたい これは絶対陽キャのしわざ！」

です！

☆感想☆

ストーリー A
内容は、主席で高校に入学するも勉強しか取り柄のない雨原亮介は自身の陰キャ気質も相まって入学早々ぼっちの危機！そんな中かつての親友である岩里織羽と再会する。とあることがきっかけで美人ながらもすっかり陰キャになっていた彼女はなんと高校生活を陽キャへの復讐に捧げると宣言⁉︎亮介は織羽を手伝うことになるが復讐の内容を考えていないという。そんなある日、ジャズ研の部員が何やら揉めているところを発見。話を聞くと楽器が傷つけられたらしい。事件を解決することで陽キャへの復讐ができると考えた織羽は亮介と共に事件を解決することになるが…とこんな感じです！

〜陰キャが陽キャを謎解きで殲滅⁉︎〜

六畳のえるさんの新作！個人的には初挑戦の作家さんですね！陰キャのこじらせ青春×ミステリとして楽しく読ませていただきました！面白かったです！
まず序盤。亮介と織羽が再会するところが描かれます！陰キャ故に勉強しかやることがなくて高校に主席で入学するもぼっちになりかけな亮介。中学時代のあることがきっかけで陰キャになり陽キャ撲滅を掲げる織羽。2人の再会の仕方が実に陰キャっぽくていいですね…織羽になかなか話しかけられない亮介に授業が終わるとすぐにイヤホンをして机につっぷす織羽…この溢れ出る陰キャ感にめちゃくちゃ親近感を覚えます。そして紆余曲折？の末に陽キャに復讐をするために高校生活を捧げる！と宣言する織羽に付き合うことになった亮介。ぼっち仲間の2人は復讐の方法を探して校内をうろつきます。そして出会ったのが揉めるジャズ研。楽器を傷つけた犯人を探したいという彼らの事件を解決することになります！ここからはミステリ要素も濃くなってきましたね！2人で足を使ってヒントを探して一緒に推理して解決！青春ミステリらしい人が死なないミステリでワクワクしますね！時折挟まれる織羽の陽キャに対する強烈な偏見も面白くて思わずくすっと笑ってしまいますね！こういう女の子好きです！四つの謎を解き明かしながら陽キャに復讐する2人の姿が楽しい青春ミステリでした！面白かったです！

キャラ A
亮介は秀才だけど陰キャな主人公！織羽とは違いダウナー系の陰キャで非常に共感度が高いですね…織羽のことを大切に思っているのが伝わってきてグッド！織羽は美少女なのに陰キャで陽キャのことを妬んでいる？羨んでいる？憎んでいる？ちょっと残念な女の子。どちらかというとアッパー系陽キャで亮介と2人きりのときは陽キャへの悪口が止まらない！でもいざ陽キャを目の前にするとしゅんとしちゃう。かわいい。こういう女の子本当に好きです！その他のキャラも魅力的でした！

最後に
陰キャ主人公と陰キャヒロインの青春ミステリとして楽しく読ませていただきました！これは続刊が出るならぜひ読みたいですね！まだまだ2人の関係を見たいです！2巻待ってます！

どんな人にオススメか？
青春ミステリが読みたい方は！普段は亮介と織羽の軽快なやりとりでサクサク読めますし、ミステリ部分はミステリ好きにはたまらない程よい噛み応えの謎解きが楽しい！気になった方は！

それではこの辺で(≧(ｴ)≦｡)