どうも夏鎖です(≧∇≦)この感想はブログ「本達は荒野に眠る」のものです。無断転載は禁止しています

さて、今回紹介するのは川原礫さんの

デモンズ・クレスト1 現実∽侵食

です!
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ストーリー A
内容は、VRMMORPG<アクチュアル・マジック>のテストプレイに参加した雪花小学校6年1組のメンバー。しかしテストプレイ中に突然視界がブラックアウトすると、現実でモンスターが出現するようになっていた。アルテアという施設に閉じ込められた芦原佑馬は双子の妹である佐羽、親友の近藤健児と共にアルテアからの脱出を目指すが…とこんな感じです!

〜現実世界がデスゲームになったら〜

川原礫さんの新作!ウェブトゥーンとの同時展開の作品ですね。面白かったんですけど、それ以上に今後この作品が完結までちゃんと辿り着けるのか不安になるお話でした…
まず序盤。主人公の佑馬たちがアクチュアル・マジックをテストプレイしているところから物語は始まります。このあたりのVRMMOの設定や描写はさすが川原礫さんという感じで文句なしでしたね。サクッと理解できるのに細部まで練り込まれていることが伝わる設定にゲームを楽しむ佑馬たちの楽しげな感じが伝わってきます。しかしゲームがログアウトできないことを知りテストプレイの終了時間が近づいてきた瞬間、佑馬の視界がブラックアウト。現実に引き戻されます。それだけではなくクラスのアイドル的存在綿巻すみかがモンスターになっているのを目撃し…現実がデスゲームとなったことを知っていく過程や仲間と協力してモンスターを倒していく過程は等身大の小学生という感じでグッド!戦闘シーンも良かったですね!中盤からは生き残ったクラスメイトたちと合流した佑馬たちがアルテアという施設からの脱出を目指す展開になっていくのですが…うーん…ちょっと時間がかかりそうな展開に…終盤ではしっかり見せ場があるものの、このペースでいったら一体何巻で完結して
(SAOとかを並行で出しながら)完結巻を出すまでに何年かかるのかちょっと想像できません…お話は面白いだけにこのスローテンポな展開と完結までの年数を想像してうーんとなりました…面白いんですけどね…

キャラ A
佑馬は等身大の小学生らしくてそれが魅力でしたね。時折見せえる機転の効いた立ち回りがグッドでした!佐羽はメインヒロインではあるのですが。主人公の双子の妹ということでラブ要素にはあんまり発展しなそうですね苦笑年相応の可愛らしさと色々なことを秘密にしてる感じがグッドでした!その他のキャラも魅力的でした!

最後に
面白かったんですけどちょっとこの作品が完結までにたどり着けるのが想像できないです。とにかく早めに続刊出して欲しいんですけど無理ですかね…気長に待ちます…

どんな人にオススメか?
川原礫さんの作品が好きな方は!小学生にMMORPGみたいなデスゲームものを現実でやらせてみたらの模範解答のような面白さがあります!ただ続刊についてはかなり不安です…

それではこの辺で(≧(エ)≦。)

書籍情報

タイトル

デモンズ・クレスト1 現実∽侵食



著者

川原礫



レーベル

電撃文庫


ISBN

978-4-04-914677-6

表紙の画像は「版元ドットコム」様より