どうも夏鎖芽羽です(≧∇≦)
なぜか忙しい五月末。みなさんはどのようにお過ごしですか? 僕は色んなものと戦っています。積み本、親戚関係、大学、同人サークル…まあ、頑張ります(苦笑)

さて、今回紹介するのは読むのがすっかり遅くなってしまった第9回小学館ライトノベル大賞優秀賞受賞作の「あの夏、最後に見た打ち上げ花火は」です!
助供珠樹さんは第9回小学館ライトノベル大賞優秀賞を受賞して、今作でデビュー。どうやらなろうにも作品が投稿されているようですね。紹介するのは今回が初めてですが、小学館ライトノベル大賞受賞作は毎年買っています。

ざっくりとしたあらすじ。
毎年変わらない夏休み。そのはずだった。松乃というド田舎に現れた白いワンピースに麦わら帽子の美少女ノア。彼女は記憶を失っていた。そんなノアに惹かれていく寛樹は彼女の記憶を取り戻すために奔走するが…とこんな感じです!

ジャンルは恋愛ものですかね? ミステリ要素も少しありますが、ミステリではないです。

主な登場人物の紹介。
まずはヒロインのノア。記憶を失っている謎めいた美少女です。

次は三島桐子。主人公寛樹の幼馴染です。
明るく快活な少女です。

最後は眞田なずな。主人公の妹です。

以上三人に主人公と阿久津恒正を加えた五人を中心に物語は進行します!
ちなみに主人公はあまりいい挿絵がなかったので割愛しました(苦笑)

ガガガ文庫は灰汁が強い作品を多く出していて名作もかなりありますが、反面泣ける作品も多く出していて名作もあります。今回は後者の方に期待したのですが、正直イマイチでしたね。

ストーリーはつまらなくないし、キャラも悪くない。ミステリ風味もよかったし、SF的ガジェットも取り込んでいましたが、如何せんそれらのパーツがうまく噛み合っていませんでした。

ほかにも、ある場面で夕飯を二回食べていたり、登場人物達の行動もミスなのか解せないものがいくつかありました。しかし、そんなことは些細なことです。一番わからなかったことは寛樹がなぜノアを好きになったかです。これが本当にわからず読んでいてひたすらモヤモヤしました。

ただ、全体から見て今後に期待できる要素や新しい試みも多々ありました。その中の一つは作中にタイトルと同名の作品が出てくることです。他の作家さんで過去に自分が出した作品の名前や登場人物を出す方は今までにもいましたが、これはかなり珍しいのではないかと思います。

個人的にこの作品は楽しめなかったですが、今後に期待できる新人さんだとは感じました! 次回作は全体的に振り切った作品に期待したいです! また、個人的に楽しめなかったというだけで全体的なバランスはいい作品だったので、ベタな恋愛もののライトノベルが読みたい方にはオススメです!

それではこの辺で(≧(エ)≦。) 
明日はブログ更新できないかもですm(_ _)m