米国の輸送システムを改善する7つの方法

ã‚’Ed Glaeserが提案している(タイラー・コーエン経由)。

  1. ユーザー負担原則の徹底
    • 高速道路についてはETCが理想だが、それが無理なら、少なくともガソリン税でコストをカバーするようにすべき。
       
  2. 渋滞課金制度の導入
    • 高速道路は作れば作っただけ利用される(If you build it, they will drive.*1)ので、稀少資源の効率的な利用のために、ピーク時には高い料金を課すべき。
       
  3. 輸送インフラ整備の財政支出は連邦政府から切り離すべし
    • 恩恵を受けるのは各地域なので、そのベースで支出を負担すべき。
       
  4. インフラのメンテナンス費用をきちんと制度化すべし
    • たとえば、連邦政府が各州におけるガソリン税の収入をその州のインフラメンテナンスに割り当てる。
       
  5. 官民提携の推進*2
    • 民間のコスト効率性や収支意識の導入というメリットがある。また、利用してもらうためにメンテナンスを行うというインセンティブも働く。
       
  6. 乗り合いバスの推進
  7. 港湾局の分割
    • 組織が大き過ぎるし、担当が多過ぎる。空港部門を切り離し、かつ、ニューヨークとニュージャージーを別にしてはどうか。

*1:この映画の有名なフレーズのパロディ。

*2:これは一歩間違えば日本の第三セクターの失敗の再現につながりかねない気もするが…。