抗わなければならない時代 12月24日のハンギョレ...
“美しくない内閣”は入れ替え 安倍墜落に自民党内で早期内閣改造論が沸騰 選挙展望打開策-“実際には官房長官下ろし” 20日朝、日本の民放テレビの情報番組に、2枚の写真が並んで登場した。1枚は小泉純一郎前首相が閣議のために会議室に入り、閣僚全員が立ち上がった場面だ。もう1枚は同じ状況で、出席者の3分の1ぐらいが座ったまま安倍晋三首相の入室を待つ姿だ。 2枚の対照的な写真は、「安倍首相が(閣議に)入ってきても起立もせずに雑談を続ける政治家がいる」という中川秀直幹事長の18日の発言をしっかりと裏付けている。 安倍首相が支持率下落やこれによる党政掌握力低下の危機に直面し、早期内閣改造論が沸き立っている。安倍首相が強く否定したために一時は収まった内閣改造論が、党の分裂に乗じて再びうごめいている。 中川幹事長の発言に前後して、自民党内部では内閣改造を念頭に置いたかのような内閣批判が相次いでいる。首相の支持率下落が閣僚の失言や、首相官邸の緊張感の欠如によるものだという攻撃だ。“裸の王様”と安倍首相を揶揄していた自民党の升添要一参議院政策審議会長が19日、内閣改造論に再び火をつけた。彼は「今の内閣は論功行賞でなった閣僚が多く、国民のために仕事をしようという意識が貧弱だ」「内閣改造で心機一転するくらいの覚悟が必要だ」と話した。 森喜朗元首相は14日、インドで「安倍首相よりも当選回数や年齢が多い久間章生防衛相、麻生太郎外相なども首相に対する尊敬の念がない」とイラク政策に関連してアメリカ批判発言をしたベテラン閣僚交代の必要性を提起した。女性を産む機械にたとえて物議をかもした柳澤伯夫厚生労働相などの問題閣僚を更迭しなければ、4月の地方選挙や7月の参院選挙に対処することはできないという主張も出てきた。 しかし、このような内閣改造論は、実際には政府内のナンバー2である塩崎恭久官房長官に向けられていると『朝日新聞』や『日本経済新聞』などの主要メディアが分析した。塩崎長官は日本の政界では重視されている事前交渉や対人関係にとらわれず、自分のやり方にこだわっているために多くの敵を作っていると言われている。また、日本銀行出身の彼が政府の新しい会議を5つも陣頭指揮しているが、閣僚経験が皆無であることから“発言力”はあまりないと『朝日新聞』が伝えた。森元首相は「一度も機械を扱ったことがない人間が突然現場の製造部長になったような体たらく」だと皮肉った。 安倍首相の支持率は下落し続け、20日の『朝日新聞』が報道した世論調査でも安倍内閣の支持率と不支持率が逆転した。支持率は37%で先月の調査よりも2%下がった反面、不支持率は3%上がって40%になった。 東京/キム・ドヒョン特派員