会社でAPNパートナーになろうとしていて条件を満たしたいという側面もありましたが、この機会に2010年あたりほとんどのプロジェクトでAWSを使い続けてきたので、経験と照らし合わせて体系だって知識を埋めあわせてみるのも良いかもと思って、AWSの認定系試験を受けまくりました。
APNパートナー認定系
Webinarでトレーニングを受けて、最後に20問程度問題を80%以上の正解率で解答して認定を受けれる資格。 動画や解説がけっこうよくて、仕事で実践をしていると知っていることが多いのだけれど、以外と気にしていなかったことや、細かいことやAWSの流儀や思想などもわかって、AWSに馴染みがなく、ひととおり覚えたいという人には、ソリューションアーキテクト・アソシエイトより先にこちらを受講・認定を受けるのをお勧めしたいです。
現場のインフラ屋が教える インフラエンジニアになるための教科書の
0章 0.2.2 インフラエンジニアの役割と業務の目的 や
インフラはプロジェクトや事業の目的を達成するための「手段」であるということです。そこのとらえ方を間違ってしまうと、無駄なスペックばかりを追い求めたり、極端に安全な構成をとってしまったり、目的を達成するために必要のない仕事をしてしまいます。
同じく 0章 0.2.2 インフラの一生を面倒見る
プロジェクトの時系列で考えると、ヒアリング、設計、構築、運用、移行、サービス終了など、インフラエンジニアは全てのフェーズで関わります。
でも言及されていますが、手段と目的を考える過程で、運用のトレードオフになりやすい、コスト管理やビジネス寄りも思考も大事なことで、それを改めて知ったり再認識できるのがAPN系のトレーニングや認定のいい所だと思います。
ソリューションアーキテクト・アソシエイト
こちらは個人レベルで受けれる認定資格。
業務でかなり使い込んでいるので、基本的には問題ないとは思っていたのですが、ドキュメントや設定値を見れば一目瞭然なものでも、記憶から薄れている内容も出題されるので、暗記系の傾向対策や試験範囲のドキュメントを読むという勉強を3日ほどやりました。
試験内容は実用的な内容が多いので体系知識を埋めるというのにピッタリで、難易度もそれなりにあって問題もうまく作っているなぁと感心。
「高可用性、コスト効率、耐障害性、スケーラブルなシステムの設計」や「トラブルシューティング」は実践に近い感覚だったので正解率が高かったのですが、その他の覚える系は間違った所も幾つかありました。
NDA的なことがあるので詳しくは書けないのですが、「XXXXの最低値は何か?」というような問題があって、少し前提補足がを書いてもらわないと、前提条件により選択項目が違ってくるのに・・・ というケースもありましたが。
まぁ、無事一発合格もできたのでほっとして、プロフェッショナル試験はどうなんだろ?と、サンプル問題も見てみましたが、こちらはかなり難しそうでした。
受けてみて
クラウド時代でもセキュリティや運用は大事なことです。クラウド時代は発想や常識やセオリーを変える必要もあります。 ドキュメントを読み込まずとも、簡単に使えてしまうAWSですが、AWSを適切に使えることということは「コストやリスクマネージメントやプラクティスや責任分岐も含め周りに説明できること」と考えられる人にはお勧めだと思いました。
申し込めば1週間後程度で受験できたので、集中力やモチベーションや維持できて面白かったです。