2016/09/12
続・Illustratorのテキスト連結における不具合
Illustratorで、テキスト連結しているエリアに対してアピアランスをかけるのはやめましょう。なぜって不具合があるから。
というエントリを4年以上前に起こしてるんですが、今回はその続きです。
そして2016年9月10日に行われた、DTPの勉強会 第22回のフォローアップの一部でもあったりします。
……どうしてこうなった。
ある意味どうでもいいことや、役立つかどうかもわからないような中身を、日々脳内から適当に垂れ流しまくりつつ、今日をなんとか生き存えることを思案してます。
2016/09/12
というエントリを4年以上前に起こしてるんですが、今回はその続きです。
そして2016年9月10日に行われた、DTPの勉強会 第22回のフォローアップの一部でもあったりします。
……どうしてこうなった。
ただそれに対し、さらに情報を追加することで、余計ややこしくなる結果になる、というのが今回のおはなし。
結果としてはこんな感じ。
解説をしますと、下記のような状態です。
その結果として、文字色はアピアランスで塗りを適用した直後なので全体がブラックになるのはわかるとは思いますが(CMYKレッドの部分は色の重ねになるので画面表示がちょっとアレですが)、テキストボックス連結側の結果として……揃えは勿論のこと、ヒラギノ行書の部分、フォントも行送りも変わってしまっているという。
そしてCS5の場合はこうです。
やはりこちらもフォント表示が変わってます。ただし行送りは変わっていないことが確認できたりするわけで。
今回はCS3についても確認。
この場合は揃えだけが変わっている状態です(文字色は当然ですが)。
ということで確認できたことをまとめてみます。
前回は段落スタイルを適用せずに行っていたわけですが、今回、DTPの勉強会のセッションで「Illustratorで長文の文芸書を組む」なんてことをやった際に確認として「そういえばこれって今のバージョンだとどうなんだっけ」と思ってやってみた時に起きたのが「フォントが小塚ゴシックになるし行送りが変わるし」という状態に。
改めて、CS3/CS4/CS5/CS6/CC 2013/CC 2014/CC 2015/CC2015.3で確認したところ(というかそれら全バージョンで新規でファイル作ったというか作らざるを得なかった)、上記のような確認ができたという……。
まさか段落スタイルの有無でも結果が変わるとは盲点だった。4年前にこれに気づいていれば、わざわざ続編を起こすこともなかっただろうに。
要はこれ、アピアランスを適用した場合の「アピアランスとしてのプリセット」がオーバーライドするための結果なんだと思います。ただ、テキスト連結しているときには影響はないうえに、バージョンを追うごとに悪くなっているというのがどうも解せないんだけれども。
ともあれ、テキスト連結(スレッドテキスト)を使う時には「基本的にはアピアランスを使わない」「使う必要がある場合には段落スタイルを使わない」「連結部分の揃えについては解消のしようがない」という点に注意しなければならないということになりそうです。
……この組み合わせで使うケースがないのが一番マシではあるんだけれども。うーん。
コメント
スレッドで字下げ
最終行ではなく、2つめ以降のボックスの段落先頭の字下げが改行を入れていないのに下がります。
2019/08/16 00:52 by 詠み人知らず URL 編集