天音姉妹 単語

「私と月咲ちゃんはずっと一緒でございます」
「味方は月夜ちゃんだけ、これからはずっと一緒だよ」

天音姉妹とはスマートフォン専用ゲームアプリ『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』の登場人物、天音月夜と天音月咲のことである。キャラクターデザインは鮠水ちか。それぞれゲーム、アニメの担当声優は内田真礼（月夜）と内田彩（月咲）、舞台版の配役は倉持聖菜（月夜）と黒崎純（月咲）。

ウチらの概要だよ

月咲の双子の姉にあたる、解放を望む魔法少女。
普段から筝曲、毛筆、舞踊などの稽古に勤しみ、優れた腕前を持つ。
後輩や同期からの信頼も厚いが、気を許せる仲の人は居ないため、妹の月咲と一緒にいるのが最も心が安らぐ。
（『マギアレコード』内アーカイブ「魔法少女」月夜のプロフィールより）

月夜の双子の妹にあたる、解放を望む魔法少女。
実家の竹細工工房で、父とその弟子のために、家事や家計を一手に引き受けている。
明るく友人が多い性格だが、自身の本音をさらけ出せるのは月夜だけだと思っている。
（『マギアレコード』内アーカイブ「魔法少女」月咲のプロフィールより）

メインストーリー第4章より、マギウスの翼の幹部・白羽根として登場する双子の魔法少女。一卵性なので外見は似通っているが、ところどころで差異がある。見分け方としては、

• ポニーテールで口調が丁寧、制服が水名女学園、変身後の帯が青色、胸がでかいほうが月夜
• 結った根本から二又に別れるツインテールで明朗快活、制服が工匠学舎、変身後の帯が緑色、胸がちっちゃい方が月咲

である。

二人揃っての連係プレーが基本。笛を吹いた攻撃を基本とするため、「笛姉妹」「ぴーひょろ姉妹」と呼ばれることもある。だがその実所々でしくじったり詰めが甘かったりする、姉妹揃ってちょっと抜けたところがあるポンコツキャラな一面を見せることも多い。というか鶴乃とフェリシアに追いかけられたあげくファミレスに連行されて計画をぽろっと漏らしてしまう月夜、あんた。

余談となるが、姉妹間の胸囲の格差社会はネタにされることが多い。十七夜に心を読まれた時に互いの制服を取り替えて着てみたら月夜の胸が大きすぎて月咲の制服が入らなかったとバラされてしまっている。2018年クリスマスイベントのサンタ衣装はもちろん、2019年夏には初の2人1組のキャラとして天音姉妹水着ver.が実装されたが、胸の違いが一層明確となってしまった。
また、月夜は八雲みたまが水名女学園中等部在学時の同級生で、みたまに起こった事件の事を知っている1人でもある。
あと、声優がいずれも「内田」姓、さらに名前も「ま"あや"」と「"あや"」なのは狙っているよね。まれいたそとうっちーには縁戚関係はありませんのであしからず。しかも後に実装の柚希ほとり（田中美海）・りおん（田中ちえ美）の双子姉妹もやはり名字縛りだし。

私達が魔法少女になった経緯でございます

元々魔法少女になる以前は二人が双子の姉妹である事を知らなかった。というのも父は工匠区にある竹細工工房の職人、母は水名区の名家の出。立場の違う二人が結婚し、子宝に恵まれたのだが、ただでさえ神浜では東西対立が根深い上に、職人気質ゆえ「男は尊重されながら仕事をし、女はそれを支える」という男尊女卑的な考えがある工匠出身の父と、「格式と伝統を重んじ、歴史と土地に恥じない立派な女子になるよう努めるべき」という風習が残る水名出身の母、そう簡単に相性が良くなるわけがない。結果離婚し、月夜は母に引き取られ明槻姓を名乗り、月咲は父の元で育てられる。

月夜は祖母の影響の元、筝曲、毛筆、舞踊などの稽古に勤しみ、いずれも優れた腕前を持ち、筝曲に関しては筝曲部の部長も務める。月咲は父やその弟子のために家事や家計全般を引き受けこなしていた。だが、毎日稽古詰めで根詰めた月夜と家事でこき使われ父とは喧嘩の絶えない月咲、いずれも気苦労が多くなる。それぞれリフレッシュのために名前を授かった神社に夜な夜な訪れては昔父からもらった篠笛を吹くのだったが、ある日二人は初めて出会ってしまう。

互いにドッペルゲンガーと勘違いし、逃げようとするが身振り手振り逃げる方向あまりにも一緒でついには激突。観念し互いに話しあっていたその時落ちた笛にあった半円の印の向きが異なり、合わせれば一つの円、満月になると知る。ここでようやく生き別れの双子の姉妹だと理解したのだった。以降二人は内緒で出会ってはいろいろ話をするようになったのだが、最初は良かったものの、互いの粗も見えるようになり、ついには意見が衝突し喧嘩に。

仲違いした状態で月夜は河川敷にいるとやはり月咲の事が募る。そこに祖母からのお叱りの連絡が来た物だから遂にぷっつん。一方の月咲は別の場所にいて月夜のことを思っていたところを魔女に操られ、入水自殺寸前のところ、間一髪和泉十七夜に助けられる。その時姉妹同時に気絶、目が覚めたらそろって病院のベッドにいた。そして月夜の先輩に当たる梓みふゆから小児科医から聞かされた話として二人は本当に双子である事、産まれた時には互いの手を握り合っていたことを聞かされる。

このことを聞かされ、互いを認め思いを新たにした二人。二人の揺るがない思いを誓おうとあの神社を訪れた時にキュゥべえと出会い、「もうお互いを嫌いになりたくない」と願って揃い、魔法少女になったのだった。

とはいえ、姉妹を取り巻く複雑な環境は変わらない。そうした時にみふゆからマギウスの翼に加わらないかと勧誘が。月夜はみふゆの誘いということもあり、月咲も出身地が元で言われもない差別にあったことも要因となって十七夜の説得も振り切り、互いに苦しい境遇から解放されるのを願って、揃ってマギウスの翼へ加わったのである。

マギウスの翼の事件が終わった後の第二部では姉妹そろって神浜マギアユニオンに参加していた。しかし密かに会っていたことが両親にバレた結果自宅に閉じ込められ、その結果月咲はネオマギウスに離反し、月夜と対立することとなる。そして月夜はみかげによる仲良し大作戦に協力し、同じくネオマギウス側についた十七夜とみたまが戻り、その二人の説得によって月咲もネオマギウスを抜けた。ネオマギウスのリーダーであるひめなの計画が中断された時はその場に居合わせた魔法少女達と力を合わせ、ひめなが起こした騒動を一般人から忘れさせた。第二部の後は月夜は学校を卒業し、妹との同棲生活を宣言するが、当然のごとく家庭は大荒れ。しかし許可が下りそうな気配がし、月咲の方も工房の職人と父が明槻家を動かしつつあるという。

「魔法少女としても実力あるんだから」「ねー」

曲芸師を思わせるフリルの付いた和装姿で、上述したとおり二人揃っての笛を用いた連係プレーが基本となり、中でも揃って笛を吹いて固有魔法の音波操作を用いてその音を相手の頭に響かせ動きを止める「笛花共鳴」は、たびたびいろは達を苦しめている。アニメではアリナが自らの結界内に閉じ込めていた魔女を呼び出し、笛の音で操ることも行っている。

実装形態としては月夜はガチャ排出、月咲はイベントに合わせての配布キャラ。キャラクター性能としては、月夜がチャージ偏重型バランスタイプ、月咲がマギアタイプ。姉妹連係が基本にあるため、コネクトにもそれが反映されており、月夜から月咲にコネクトすると攻撃力UPが、月咲から月夜にコネクトするとMP回復量が通常より増加、という追加効果がある。

月夜ちゃんのステータスだよ

• 実装日：2017年11月30日（★4～5）
• 年齢：17歳（高校2年生）
• 誕生日：不明
• 身長：158cm
• 出身地：神浜市水名区
• 学校：水名女学園
• 初期レアリティ：★4
• 属性：闇
• タイプ：バランス
• 武器：篠笛
• 能力：音波操作
• ソウルジェムの位置：ネックレス
• ディスク構成

• コネクト「共に奏でるでございます」

コネクト先にチャージ後の攻撃力UPと確率でクリティカルを付与、月咲に対しては前述の通りさらに攻撃力をUP。

• マギア「桜語り」

「思いをこめた一撃、お受けになってくださいな」

笛を吹いて桜の木と満月が姿を現し、満月の光が輝くとともに光の渦で攻撃する。追加効果としてチャージ後のダメージ量が増加。

• ドッペル「隔絶のドッペル」

「異論は認めません!」

隔絶のドッペル
その姿は、テラリウム
この感情の主は、自身の機嫌や感情に囚われず、理解者たる自らの半身に依存する。
このドッペルによって、自分たちを自分たち以外の全てから隔絶した二人に、この世のあらゆる変化は影響を及ぼすことはなく、この小さな半星に存在する二人は、お互いしか必要としない。
このドッペルが出現することであらゆる物理現象と時間はシャットアウトされ、身の安全は保障されるが、その副作用として自分達以外の他者の記憶が消えていってしまう。

月夜のドッペル。右半分側の半球型テラリウムを組み込んだジャイロスコープになっており、中心部には月夜がブランコに乗っている。ストーリー上でもメインストーリー第1部第4章・テレビアニメ第7話でウワサの元へ行こうとするいろは達を阻む中でドッペルを発現している。

月咲ちゃんのステータスにございます

• 実装日：2017年11月30日（★3～4）、2019年7月1日（★5）
• 年齢：17歳（高校2年生）
• 誕生日：不明
• 身長：158cm
• 出身地：神浜市工匠区
• 学校：工匠学舎
• 初期レアリティ：★3
• 属性：光
• タイプ：マギア
• 武器：篠笛
• 能力：音波操作
• ソウルジェムの位置：ネックレス
• ディスク構成

• コネクト「これがウチらのハーモニー」

コネクト先のMPを回復、月夜に対しては前述の通りさらに回復。

• マギア「桜語り」

「我慢してきた気持ち、この一撃に込めるから!」

こちらも笛を吹いて桜の木と満月が出てくるが、さらに巨大なかぎ爪で相手を切り裂く。追加効果としてアクセル時のMP量が増加。

• ドッペル「無縁のドッペル」

「ウチだって頑張ってるんだから！」

無縁のドッペル
その姿は、アクアリウム
この感情の主は、自身の環境や境遇に囚われず、理解者たる自らの半身に溺れる。
このドッペルによって、自分たちを自分たち以外の全ての因縁から切り離された二人に、どれだけ意見を述べて高圧的な態度をとっても、この小さな半星に存在する限りお互いの感覚しか信じられないので、理解されることはない。
このドッペルが出現することで多様な価値観はシャットアウトされ精神を安定させる効果を持つが、その副作用として社会的倫理観も希薄になってしまう。

月咲のドッペルで2019年7月1日に実装。月夜とは対となる左半分側の半球型アクアリウムを組み込んだジャイロスコープになっており、アクアリウム内部にいる月咲は中心を貫くポールに逆さまになってしがみついている。ゲームにおける月咲の初登場時はドッペル未実装であったためストーリー上では登場しなかったが、アニメ版や漫画版（メインストーリー・アナザーストーリーいずれも）では内容が変更され、月夜と共にドッペルを発現している。
で、水着ver.では二人一体になるので、二人のドッペルが合体し「絶縁無縁のドッペル」として球体ハーバリウムの姿になる（アニメ最終章でもエンブリオ・イブの影響によってドッペルが暴走する形で通常時のまま合体している）のだが、ここでマギアアーカイブVol.2の解説に意味深な一節が。
「2人の内、どちらかが力尽きた時は強制的にもう一方を道連れにして、2人で１つの真球となり魔女となる。」
なんとも業の深い姉妹である。人によっては『かずみ☆マギカ』の双樹姉妹（と言ってもあやせとルカの二重人格だが）を連想する人も。

関連動画

関連静画

関連項目

• マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝