魔女(魔法少女まどか☆マギカ)とは、魔法少女まどか☆マギカ及びその派生作品である魔法少女おりこ☆マギカ、魔法少女かずみ☆マギカの劇中に登場する敵キャラクターの総称である。
不安や猜疑心、過剰な怒りや憎しみといった負の衝動=禍の種を世界にもたらす存在とされており、一般人には目視することは不可能である(ただし餌として迷い込んだ人間には見える様子)。一部のものを除いて常に結界と呼ばれる異空間の中に潜み、基本的に魔女の口付けと呼ばれる印でマークした人間を誘き寄せ糧としている。倒すためには、その存在を察知できる魔法少女が結界内に入り込み、直接殲滅する必要がある。
魔女が住処とする特殊な閉鎖空間のことを結界と呼ぶ(それ以外にも魔法少女が魔法により広義の結界を張る事があるが、それとは別のもの)。この結界は異空間として存在し、現実世界との接点は入り口の一箇所のみであり、この入口は魔法少女しか発見・侵入できない。また、入口の場所は現実世界の空間上を自由に移動することが可能で、餌となる人間の多い繁華街や病院などを求めて彷徨う。
結界はグリーフシードの孵化とともに発生し、その際周囲にいた人間やものなども物理的に取り込まれる。結界内部は使い魔が周囲から持ち込んだり巻き込まれたもので溢れているが、魔女の居る周囲の環境はその魔女の性質を現すようなものが多く見られる。魔女が死ぬと結界は消失し、この際中の生きている人間などの生き物以外は一緒に消滅する。故に結界内で死んだ魔法少女や獲物の人間の死体も残らず、永久に行方不明のままとなる。
また、この魔女結界は、その魔女が魔法少女であったときの変身時の背景と酷似していることから、魔法少女の変身用結界が発展した物が魔女の結界なのではと言う仮説も存在している。
人間を糧とする事で、魔女はグリーフシードと呼ばれる卵を孕む。グリーフシードは汚れを吸い取り、一定量以上溜まると孵化して親元と同じ魔女となる。このグリーフシードの汚れを吸い取る性質を利用して、魔法少女は自身のソウルジェムに溜まった汚れを取り除くことができる。この場合、孵化する寸前まで汚れを吸い取らせたグリーフシードは危険なので、キュゥべえが食べて(?)処理する。
それぞれの魔女は使い魔と呼ばれる手下を持っており、基本的に結界内において外敵の排除やその他雑用をさせられている。この使い魔も成長すると親元の魔女の結界を離れ独自の結界を張るようになり、やがて親元と同じ魔女になる。この原理を応用した、使い魔を倒さずに放置し、魔女になってグリーフシードを孕んだら狩るという方法が、魔法少女のグリーフシードの獲得においては一般的であると考えられる。
各使い魔の詳細についてはこちら→ 使い魔(魔法少女まどか☆マギカ)
結界内や魔女登場シーンのテロップ、魔法少女の指輪などに書かれている特殊文字がある。まどか文字、魔女文字、マギカルーンなどと呼ばれるこの文字は、海外の有志によって解読されており、その結果各魔女・使い魔の名前が判明している。ただし、これらの名前はいわゆる真名であるため、魔女が自ら名乗ることもないし、そもそも人間にこの文字は読めないという設定である。よって、以下に記述してある魔女の真名は、公式にアナウンスされたものではないことに留意してほしい。
A | B | C | D | E | F | G | H | I | J | K | L | M | N | O | P | Q | R | S | T | U | V | W | X | Y | Z | ß | ウムラウト |
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本作における魔女の正体は、端的に言えば魔法少女の成れの果てである。限界まで汚れを溜め込んだソウルジェムは、崩壊することでグリーフシードへと変質する。このとき直ぐに魔女化が起こることから、溜め込んだ汚れがそのままグリーフシードにも残り、即座に孵化するものと考えられる。インキュベーターはこのソウルジェムの崩壊時に生じるエネルギーを集めているということから、魔女はさしずめ魔法少女発電における産業廃棄物といった位置づけと言える。劇中でも美樹さやか、鹿目まどか、呉キリカ、飛鳥ユウリ、あいりなどが実際に魔女になっており、シリーズ共通の悲劇性を象徴する存在となっている。
公式ホームページの魔女図鑑も参照のこと
図鑑引用部分については、一部ネタバレになる単語を使い魔が魔女文字に書き換えました。その他説明文の一部空白部分は、ネタバレにつき反転文字になっています。
『マギアレコード』の中にも多数オリジナルの魔女が登場するほか、ゲーム中の特性としてソウルジェムが穢れきった時に魔女の力を発動する「ドッペル」という超必殺技を使えるようになっている。
ここでは物語上重要な魔女について軽く触れ、他は基本的に一覧として扱う。
名前 | 真名 | 性質/役割 | 備考 |
砂場の魔女 | Zenobia | 没頭 | |
砂場の魔女の手下 | Zabaii | 電車ごっこ | |
立ち耳の魔女 | Candy | 姫 | |
立ち耳の魔女の手下 | Harold | 彩 | |
屋上の魔女 | Stacey | 夢想 | |
屋上の魔女の手下 | Ekaterina | 施錠 | |
羊の魔女 | Rebecca | 不眠 | |
羊の魔女の手下 | Joseph | 羊飼い | |
振子の魔女 | Teresa | 右往左往 | |
振子の魔女の手下 | Huygens | リストア | |
子守の魔女 | Shin | 困窮 | |
子守の魔女の手下 | Kotori | 石蹴り | |
チョコレートの魔女 | Matasaburo | 端役 | 魔女化した黒羽根(匿名希望) |
チョコレートの魔女の手下 | Zakuro | 包み紙 | 役割はマギアアーカイブVoi.1より |
イキガミの魔女 | Durbar | 禊 | |
イキガミの魔女の手下 | Patan | 侍従 | |
流浪の魔女 | Lucy | 望郷 | |
流浪の魔女の手下 | Coco | 道しるべ | |
破船の魔女 | Blot | 迷夢 | 魔女化したガンヒルト |
以下、アニメオリジナルの魔女 | |||
名前 | 真名 | 性質/役割 | 備考 |
石中魚の魔女 | Boxwood | 蟄居 | 公式名はTVアニメ公式ガイドブックより |
石中魚の魔女の手下 | 不明 | 漂着物 | 役割は劇団イヌカレーのツイートより |
獄門の魔女 | Oshiti | 袖絞 | |
獄門の魔女の手下 | Suzugamori | 絞首 | |
批評家の魔女 | Raspberry | 権威 | |
批評家の魔女の手下 | Razzie | 便乗 | |
卜者の魔女 | Etteilla | 開示 | 魔女化した安名メル |
ヨダカの魔女 | Ichizo | 逃避 | 魔女化した黒江 |
ハナミチの魔女 | МАРУСЯ | 帰還 | 以下の魔女の詳細はシャフトのツイートより |
ハナミチの魔女の手下 | 不明 | クランケ | |
肉焼きの魔女 | Slave of Anima | 労務 | |
肉焼きの魔女の手下 | 不明 | 下働き |
まどか☆マギカ及びそのシリーズ作品では、ここまで紹介した魔女という存在以外にも(広義の意味も含めて)魔女と呼ばれるものが存在する。
かずみ☆マギカにて最初に登場する敵キャラクター。普通の人間が突然異形の怪物に変身するので、初見の人はこの作品が本当にまどか☆マギカと世界観を共有しているのかを疑うであろう。 婦警(石島美佐子)が変身したカマキリ型と、化粧品販売員の女性(志田京香)が変身したスライム型の2体のみ登場している。仕組みとしては、普通の人間が悪意の実(イーブルナッツ)を植えつけられることで変身する。変身前の人間の自我を保ち、会話を行うこともできる。普通の魔女に比べて格段に弱いと考えられ、魔法が使えることを思い出したばかりのかずみでも、単独であっさり撃破できた。倒すことで元の人間の姿に戻る。
普通の魔法少女ものだとミスリードさせるための意味合いもあったと思われる。
イーブルナッツ自体が御崎海香の分析魔法と神那ニコの再生性魔法を組み合わせて、グリーフシードを模して作られた代物であり、強力な魔力によって人間を変身させていると思われる。
意味は魔女の肉詰め。魔法少女かずみ☆マギカの主人公かずみの正体にして、マギカシリーズ最大の禁忌である。魔女化して抜け殻となった魔法少女和紗ミチルの死体に、コル・マレフィクス(魔女の心臓)を核とした魔女の死体を詰め込んで作ったクローンのこと。魔女の持つ強靭な生命力と魔力によって生まれながらにして魔法を使えるが、生前の記憶を残した場合魔女との戦闘で狂化するという問題がある。主人公かずみは13番目のクローンで、記憶が白紙の状態であったため狂化が起きなかった。
また、魂を持った存在であるのでキュゥべえとの契約が可能であり、その際の祈りによってかずみは人間の魔法少女昴かずみとなった。QB「これこそ魔法少女永久機関」
主人公であるタルトたちと敵対する仮面を被った魔法少女が、劇中にて魔女と呼ばれている。
12話において鹿目まどかが円環の理という法則になったことで、全ての宇宙の過去から未来において、魔女は生まれる前に消し去られることとなった。ソウルジェムの汚れを溜め込む特性は以前と変わらないが、汚れが限界まで溜り魔女化しそうになると、法則となったまどかが現れて汚れを全て吸い取った上でソウルジェムを消滅させるというプロセスが追加された。これによってグリーフシードは存在せず、魔女も誕生することはなくなったが、行き場のなくなった普遍的な汚れの捌け口として魔獣が誕生することとなった。
「円環の理」に導かれた魂は、生前の記憶と自我を保ったまま、「円環の理」の一部となる。導かれた魂は、魔法少女の力と魔女の力の両方を使うことが可能で、まどかの補佐役として救済活動を手伝う。使い魔もまた、「円環の理」の一部となった魔女たちに付き従っており、お互いに貸し借りも可能である。叛逆の物語の作中では、人魚の魔女(美樹さやか)とお菓子の魔女(百江なぎさ)の二人の魔女が、自らの使い魔に加えて他の魔女から借り受けた使い魔を率いている(少なくともGertrud(魔法少女まどか☆マギカ)とPatricia(魔法少女まどか☆マギカ)の使い魔の姿が確認されている)。
まどか☆マギカ本編のプロダクションデザインの担当にして、作中の全ての魔女の生みの親である。魔女自体のデザインから設定、結界内のデザイン・設計、まどか文字まで全てが彼らによるものである。魔女結界のサイケデリックなコラージュが醸しだす独特の雰囲気と、魔女自体が持つ背徳的な魅力がこの作品を盛り上げる大きな要素となっていることから、彼らがこの作品で果たした役割については大いに評価されるべきである。
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掲示板
103 ななしのよっしん
2020/02/09(日) 18:21:57 ID: gy39gWb29q
104 ななしのよっしん
2020/10/01(木) 21:25:55 ID: mPQTP+6YzZ
ソウルジェムを育てて羽化させたエネルギーを得た残り、いわゆる産業廃棄物
人間や生き物でいえば栄養得た後の糞
その処理を魔法少女にやらせてやがてそれになるわけですよ
105 ななしのよっしん
2022/04/03(日) 23:05:40 ID: mPQTP+6YzZ
アニメのマギレコ最終章第1話で、神浜市の行方不明・自殺者の傾向が出てきたけどエグイな
各地点で最初に死因不明で亡くなったとされる12歳~16歳の少女が魔女化していてその後6~7人を殺害している
急上昇ワード改
最終更新:2024/12/23(月) 15:00
最終更新:2024/12/23(月) 14:00
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