Kalafina(カラフィナ)とは、梶浦由記プロデュースによる女性ボーカルユニットである。
2018年2月にプロデューサー梶浦由紀のスペースクラフト退社を契機に、メンバーが離脱し、
事実上休止状態が続いていたが、2019年3月に解散を発表した。
メンバーは、WAKANA、KEIKO、HIKARUの3名が長く続いていたが、最終メンバーはWAKANAのみ。
作曲家・梶浦由記が劇場版アニメ『空の境界』の音楽を手がける際、その主題歌を制作するために結成された。
Kalafinaは造語であるが、特に意味はない。梶浦由記が”耳に残るような響きの良い名前を”と考えて名付けた。
愛称や略称は特にないが、鷲崎健からは親しみを込めて「カラフィナーズ」と呼ばれている。
初のリリースはシングル『oblivious』。2008年1月23日に発売され、オリコン週間ランキングで最高8位を記録した。これは、空の境界第一章「俯瞰風景」の主題歌であり、同シングルには第二章「殺人考察(前)」の主題歌『君が光に変えて行く』と、第三章「痛覚残留」の主題歌『傷跡』の3曲を収録している。
同4月23日、『Re/oblivious』をリリース。1stシングル『oblivious』のリミックスCDをと位置づけられているものの、曲間の小品が前後の楽曲を繋げる鍵になっていたりと、コンセプチュアルなミニアルバムの作りがなされている。2011年10月22日現在は廃盤となっている。
同7月30日には、2ndシングル『sprinter/ARIA』をリリース。第四章「伽藍の洞」の主題歌『ARIA』と、第五章「矛盾螺旋」の主題歌『sprinter』を収録した両A面である。3曲目には、なぜか『oblivious』のボーカルレス・トラックが収録されている。オリコン週間ランキング最高10位を記録。
同12月24日、3rdシングル『fairytale』をリリース。第六章「忘却録音」の主題歌であり、カップリングにはKalafinaとしては初の非タイアップ曲『serenato』、そして前作『sprinter』のボーカルレス・トラックを収録している。オリコン週間ランキング最高9位を記録。
2009年3月4日には、待望の1stアルバム『Seventh Heaven』をリリース。これまでリリースされた「空の境界」主題歌の6曲と、シングルリリースされなかった第七章主題歌『Seventh Heaven』、その他新曲等、梶浦節の光る多彩な14曲を収録している。オリコン週間ランキング最高8位を記録。
本来、Kalafinaは「空の境界」専用ユニットとして結成されたものであり、1stシングル『oblivious』の初回特典BOXも、上記の3枚のシングルのみを収納する仕様であった。これは、この3枚(とアルバム)をリリースした後にユニットを解散する予定だったためである。
しかし、1stアルバム『Seventh Heaven』と同時に、4thシングル『Lacrimosa』をリリース。アニメ『黒執事』のED主題歌であり、「空の境界」以降も、梶浦由記のボーカル・プロジェクトの主たる担い手として、Kalafinaの活動が続けられていくこととなった。
2009年7月1日にリリースされた5thシングル『storia』は、Kalafinaとしては初のノンタイアップ・シングルとなる。NHKのTV番組「歴史秘話ヒストリア」のテーマ曲のカバーであるが、同番組の劇伴を梶浦由記が手がけていることから、ある意味セルフカバーのようなものとも言えるだろう。
2010年3月17日、前作からほぼ一年ぶりとなる2ndアルバム『Red Moon』をリリース。オリコン週間ランキング最高5位を記録した。4th~7thシングルの他、劇場アニメ「イヴの時間」ED主題歌の『I have a dream』、ゲーム「信長の野望Online ~新星の章~」イメージソングの『星の謡』を収録している。なお、同年5月にはこのアルバムを引っ提げて全国ツアーを敢行した。
2011年2月16日発売の9thシングル『Magia』は、アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』のED主題歌としてリリースされ、アニメ本編の爆発的な人気も相まって、自身最高のオリコン週間ランキング7位を記録している。なお、アニメ本編の劇伴音楽も梶浦由記が手がけており、各シーンのインパクトとともに高い評価を得ている。
また、同曲を収録した、同9月21日発売の3rdアルバム『After Eden』が、オリコンデイリーランキングで最高1位、週間ランキングでも最高3位を記録。シングル・アルバムを通じてKalafinaの最高記録となったばかりでなく、梶浦由記が手がけたCDでも過去最高の順位となった。
Kalafinaはライブ活動も活発であり、1stアルバム『Seventh Heaven』の初回特典として、Kalafinaのライブ映像を収録したDVDが付属している。また、2ndアルバム『Red Moon』リリースを機に、全国4箇所でのライブツアーを敢行している。
2010年12月1日には初のライブ映像集『Kalafina LIVE 2010“Red Moon” at JCB HALL 〜Kajiura Produce 3rd Anniversary LIVE TOUR〜』を、DVD・Blu-rayの2形態でリリースしている。
Kalafina名義のCDリリースだけでなく、梶浦由記の手がけたサウンドトラックにボーカルで参加することもある。NHKの歴史番組「歴史秘話ヒストリア」のサウンドトラック第2弾には、2011年度EDテーマとしてKalafinaの歌う『symphonia』が収録されている。
また、「空の境界」最終章の主題歌『snow falling』もKalafinaが歌っており、日本語版と造語版の二種類が存在する。日本語版は9thシングル『Magia』のカップリングとして収録されており、造語版は「空の境界」サウンドトラックの総集編『the Garden of sinners-劇場版「空の境界」音楽集-』に、最終章の劇中音楽とともに収録されている。
なお、上記の2曲はいずれも3rdアルバム『After Eden』にも収録されている。
結成当初、梶浦はKalafinaを「定員のいない流動的なユニット」と位置づけていた。
1stシングル『oblivious』リリース時点ではWakanaとKeikoの2人の参加が表明されていた。二人はいずれも「FictionJunction WAKANA」「FictionJunction KEIKO」として、以前から梶浦由記にその才能を見出されていた歌手である。
2ndシングル『sprinter/ARIA』からは、3万人が応募したオーディションを経て新たにHikaru、Mayaが参加した。その後、1stアルバム『Seventh Heaven』リリース時にMayaが脱退し[1]以降はWakana、Keiko、Hikaruの3人によるユニットとして、事実上の活動停止に至るまで活動していた。
2017年12月22日、プロデューサーの梶浦由記がスペースクラフトを退社することを発表。翌2018年1月23日に日本武道館でデビュー10周年記念かつ事実上のワンマンラストライブ「Kalafina 10th Anniversary LIVE 2018」を開催。そして同年2月20日に退社。同時にKalafinaのプロデュースも降板。
同年3月30日にドキュメンタリー映画「Kalafina 10th Anniversary Film ~夢が紡ぐ輝きのハーモニー~」を公開。この初日の舞台挨拶がKalafina3人が集まる最後のイベントとなった。同年4月1日をもってKeikoが契約終了となり退社のため、脱退。これにより事実上の活動休止となり、同年10月20日には、Hikaruも契約満了による退社のため脱退した。
以降はメンバーはWakanaのみとなっていたが、2019年3月13日、スペースクラフト プロデュースは「活動を再開することは困難である」として解散を発表した。
放送日 | 番組タイトル | URL |
---|---|---|
2012年03月21日 | Kalafina ライブDVD/Blu-rayリリース記念 ミュージックビデオ一挙放送! | ![]() |
2012年04月26日 | 電波研究社~アニメ・ゲーム・アニソン~ | ![]() |
2012年06月03日 | 【出演:Kalafina&春奈るな】 「Fate/Zero」OP&EDスタジオLIVE第2弾 | ![]() |
2012年08月06日 | ニコニコ神社 in お台場合衆国2012 [24日目] | ![]() |
2012年10月13日 | 「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ」公開記念「Kalafinaスタジオライブ&公開インタビュー」 | ![]() |
2013年03月20日 | 【Kalafina】 4th ALBUM「Consolation」発売記念特番 トーク&スタジオライブ | ![]() |
2013年10月26日 | 「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編]叛逆の物語」公開記念 特別番組 | ![]() |
2014年06月12日 | 電波諜報局 【MC】May'n、鷲崎健 | ![]() |
2014年07月14日 | これを見ればKalafinaの全てがわかる!Kalafina『THE BEST』発売記念3夜連続SP!第一夜「Red NIGHT」 | ![]() |
2014年07月15日 | これを見ればKalafinaの全てがわかる!Kalafina『THE BEST』発売記念3夜連続SP!第二夜「Blue NIGHT」 | ![]() |
2014年07月16日 | これを見ればKalafinaの全てがわかる!Kalafina『THE BEST』発売記念3夜連続SP!第三夜 スタジオトーク&ライブ | ![]() |
掲示板
310 ななしのよっしん
2024/10/21(月) 10:40:55 ID: GoBZ+5MtRH
311 ななしのよっしん
2024/11/07(木) 18:52:03 ID: 1z8FtFSnkU
再始動ライブのチケは即完売のようで
>>306
今時オタクっ呼称て必ずしもそういう感じじゃないから陰キャって言うべきやね
叩きたいだけでタカってくるただのバカ
経済力もねぇし実社会の動きとホントなんの関係もない連中だよ
312 ななしのよっしん
2024/11/11(月) 22:49:02 ID: oewIILex3n
実際問題1月のライブ以降どうするんだろ。また解散か新プロデューサーの元再始動か
2019年以前までの主戦場だったアニメタイアップは梶浦さん擁するアニプレないしソニミュがもう起用しないだろうし
急上昇ワード改
最終更新:2025/03/31(月) 22:00
最終更新:2025/03/31(月) 21:00
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