茨木台って大阪の周辺にあるのですが、関東の郊外にも似たようなのが沢山あるのですか。 茨木と名前が付くものの行政区分としては亀岡市（京都府）にあるバブル期の分譲地です。 こういう分譲地はバブル期よりも、もっともっと前のオイルショック以前のものが多いのでしょうか。 バブル期は、郊外の分譲地商売がとっくに終わった時期なのでしょうか。 関東の郊外にも同じような、今では草木が生い茂ってしまったような分譲地も多いのでしょうか。 茨木台の場合は住んでいる方もいますけれど、関東郊外の場合は完全に自然に戻っている分譲地も多いのでしょうか。

関東の郊外にも茨木台のような分譲地は多く存在します。特に高度経済成長期（1960年代〜70年代前半）に開発されたものが多く、オイルショック以前の開発が盛んでした。この時期は「ニュータウンブーム」と呼ばれ、多摩ニュータウンや千葉ニュータウンなど大規模な住宅地開発が行われました。 バブル期（1980年代後半〜90年代初頭）には、すでに主要な郊外開発は一段落していましたが、リゾート開発や高級住宅地の分譲などが行われていました。茨木台のようなバブル期の分譲地は、高度経済成長期の大規模開発に比べると数は少ないです。 関東の郊外でも、計画倒れになった分譲地や、高齢化・過疎化が進んだ住宅地があります。特に交通の便が悪い場所や、インフラ整備が不十分だった地域では、空き家が増え、一部は自然に戻りつつある場所もあります。例えば、栃木県那須や群馬県の一部リゾート地、千葉県の外房地域などでは、開発されたものの人が住まなくなった区画が見られます。 ただし、完全に自然に戻った分譲地は関東でも多くはありません。多くの場合は、空き家や空き地が点在する形で残っており、一部の住民は今も生活しています。茨木台と同様に、住民がいながらも高齢化や空き家増加などの課題を抱えている郊外分譲地が関東にも多く存在します。