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姉妹ならそれくらい知っていますよね。

キリスト教は欲望に対して堕落した部分が多いということで、本来のキリスト教はもっとちゃんとしていたはずだということを解明するために旧約聖書を改めて解読しなおして本来のキリスト教を作ろう、と考えたのがエホバの証人をはじめとするキリスト教原理主義派です。 エホバの証人ではイエスは天使であって神ではありません。キリスト教の一派ではありますが、カソリックなどの古典的キリスト教から見たら自分たちの新興を否定するという意味で異端としていますが、エホバの証人は自分たちこそが本来のクリスチャンであるという教義を持っています。

キリスト教は、神による啓示は聖書で完結したと考えており、その後の神とイエスと聖書に関する解釈はすべて偉人や公会議など、人の知恵によって定めてきました。 宗教改革で有名なルターは、それまでのカトリックが権威主義に陥り腐敗したことを批判し、「ただ聖書のみ」と主張しましたが、それまでの神とイエスと聖書に対するカトリックの伝統的な解釈(教理)は聖書を読み解く真理としてそのまま受け継ぎました。 エホバの証人の設立者の「チャールズ・テイズ・ラッセル」はそのような伝統的なキリスト教の教理が聖書に基づいていないと考え、独自に聖書研究を進め、「エホバの証人」を設立しました。 しかしエホバの証人も聖書を独自解釈し、一部の長老による「統治体」が世界のエホバの証人全体の活動の意思決定をしているようで、形だけ見ればやっていることはカトリックと同じようなシステムのようです。 以上のことから、カトリックやプロテスタントといった伝統的な主流のキリスト教とは言えません。しかし彼らは自分たちこそが真のクリスチャンであると考えているようです。 ちなみにエホバの証人は聖書の一字一句を信じるという「逐語霊感説」という立場を取っており、さらにはこれまでの聖書がおかしいとして、エホバの証人の教理に合わせて聖書を再翻訳した「新世界訳聖書」というものを発刊しています。