代替 の読み方を教えてください。 だいたい だと思っていましたが、テレビで だいがえ って言っている人がいて、自信が無くなりました。

日本語 | 一般教養129閲覧

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よくある質問ですが、「代替」は「ダイタイ」と読みます。 「代替」は、「常用漢字表」「送り仮名の付け方」などの現在の国語表記の基準からは、「ダイタイ」と読み、「ダイガエ」と読むのならば、「代替え」と送り仮名を付けるのが一般的であると思います。 「常用漢字表」(平成22.11.30・内閣告示第2号) https://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/sisaku/joho/joho/kijun/naikaku/pdf/joyokanjihyo_20101130.pdf 【漢字】【音訓】....【例】..............【備考】 ....替.......タイ..........代替.................為替(かわせ) .............かえる........替える、両替 .............かわる........替わる ≪なぜ、「ダイガエ」という読み方が行われるに至ったか≫ ということについての解説がありますので、抜粋・要約してご紹介します。 ……文化庁編集『言葉に関する問答集』第9集・問29より ∞∞∞∞∞∞∞∞∞ 「代替」という語は、法律上は「代替物」という形で古くから用いられています。 「代替物」というのは、取引の上で同種・同等・同量のものをもって代えることです。一般に芸術品などは一つ一つに個性があり、他をもって代えることはできませんが、商品相場の対象となる商品などは、同種・同等・同量のものをもって売買・貸借の対象とすることが行われ、「代替物」という語が用いられ、読み方は法律上は「ダイタイブツ」です。(これに対し、芸術品などが「不代替物」で「フダイタイブツ」と読まれています。) その点で「代替」の読み方は、本来は「ダイタイ」であったと考えていいのです。 ○「替」という漢字を字音で「タイ」と読む熟語には、「替廃・替壊・衰替・降替・交替」があります。「交替」以外は日常語ではなく、その意味も「おとろえる」であり、「かえる・かわる」という意味で「交替」がありますが、これも「交代」の方が広く用いられていました。その点で、「替」を「かえる・かわる」の意味で「タイ」と読む読み方は、一般的でなく、余り耳に親しいものではなかったとみていいのです。 ○これに対して、「替」を字訓で「がえ」と読むのは、「表替え・畳替え・宿替え・国替え・くら替え・井戸替え・役替え・模様替え・両替」などいろいろありました。 ..これらの中には「役替え・模様替え・両替」のように、重箱読みと同じように、<音読み+訓読み>も見られます。このうち「両替」は、現在も送り仮名を付けず、また「役替・模様替」なども、以前は送り仮名を付けないのが普通でした。 ..このような点から、「代替」という漢字表記を「ダイガエ」と読むことが不自然な読み方ではなかったと考えられます。 ..その上、「ダイタイ」では「大体」と同音であり、「ダイガエ」の方は耳で聞いても「かわり」という意味に理解しやすいという利点があり、「ダイガエ」という読み方が一般化したものと考えられます。 ・・・・・・土地の買収などに当たって「代替地」、また、路面電車や鉄道を廃して運行される「代替バス」、交通機関のストや事故による場合の「代替乗車券」、エネルギー転換の場合の「代替エネルギー」などがあり、それぞれに「ダイガエ~」という読み方も行われています。なお、「ダイガエチ」(代替地)の読みについては、「替え地」という語が古くから存在していたこととも関係があると思われます。 『NHK放送用語集』では、 代替地..①[ダイタイチ]②[ダイガエチ]..放送では原則として「替え地」「代わりの地」などと言いかえる。「代替バス」もこれに準ずる。 なお、国語辞書の中には、この②の読み方に関し、「だいがえ」という濁音ではなく、清音で「だいかえ」という見出しとしているものもがありますが、「役替え・模様替え・両替」など他の名詞に続く形が「―ガエ」と読まれることに準じて考えれば、この場合も「だいがえ」としておくのが穏当でしょう。 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞

「だいたい」が正当な読み方ではあるのですが音で判別できないために「わたくしりつ」「ばけがく」のような用法で「だいがえ」の読みも慣用化しています。

Forbesのサイトでは、 『「代替」は、「だいたい」または「だいがえ」と読むのが正しいとされています。どちらの読み方も辞書に載っており、一般的に認められていますが、「だいたい」がより標準的とされています。』と出ています。 https://forbesjapan.com/articles/detail/71760