ロングフォークの操縦性 ロングフォークに乗っている知人などに聞くと、ハンドリング？操縦性が格段に悪くなると聞きます。交差点での左右折やわだちなどにハンドルをとられるらしいのですが、これは乗り方の問題なのか？ロングにするとそう言うものなのか？どうなのでしょうか？スプリンガーのロングに変えようと思っているのですが、乗りづらくなるなら格好良くてもやめようかなと思っています。また改善策などはありませんか？宜しくお願い致します。

どうやってロングにするかですね。 レイクツリーを使ってフォークを寝かすと、キャスター角とトレール値が著しく変化し、ハンドリングが不安定になって、極端な話し真っ直ぐ走りません。 実際自分は、ノーマルフレームに12度トリプル、ロングフォークにした時は低速ではかなりフラフラし、40～50km/hでは少し安定しますが、70km/hを超えるとかなりハンドルがブレました。 結局90km/hくらい出した時に、ハンドルのブレが止まらなくなって、おもいっきり転倒しましたね。 これは、社外のノーマルフレーム用のロングスプリンガーやガーターフォークにしても同じ話で、前述のトレール値がマイナスになるので理論上当たり前の事です。 よく慣れれば大丈夫と言いますが、自分も軽い気持ちでカスタムしたら痛い目に合いました。 逆に、フレームを加工してネックを寝かせる場合は、トレール値がプラスになり直進安定性は増します。 自分も転倒後フレーム加工をして、ネックを寝かしましたが、ハンドルが少し重くなる程度で、安定性は純正並です。 実際、100km/hを出しても片手で運転出来ますし、ハンドルも一切ブレません。 デメリットとしては、費用が掛かり構造変更ではなく、改造申請をしないと車検を通せない事ですね。 後はトリプルの場合もですが、どちらにしても最小回転半径が大きくなり、小回りが効かなくなる事でしょう。 レイクツリーの危険性は、ハーレー用のアフターパーツで6度以上のレイクツリーがほとんど無い事からもわかると思います。 あんな角度の付いたトリプルは国産ぐらいですね。 元々、レイクツリーはフレーム加工車で、トレール値が増大した時に、マイナスする為に作られた物らしいので、ノーマルフレームで使うのはかなり危険ですよ。