1958年生まれ。社会学。京都大学大学院人間・環境学研究科。
(最終更新:2009年9月28日)
[論考]
...に受容されているのであろうか。さしあたり、大澤真幸の仕事が参考になる。 かつて大澤は前近代的な... ...試みであるとは言えるのであるが。 ★一四──大澤真幸は、九七年の神戸市須磨区児童殺傷事件に言及...
『10+1』 No.40 (神経系都市論 身体・都市・クライシス) | pp.144-155
[鼎談]
...直してみるという試みであると解釈できます。 大澤真幸は見田宗介を引用しながら、戦後の日本には、... ...想の触媒になります。そして虚構というのは、大澤真幸流に言えば、すでに追いついてしまった視点と...
『10+1』 No.14 (現代建築批評の方法──身体/ジェンダー/建築) | pp.62-81
[ソーシャルウェアのイノヴェーション・スタディ 4]
...「公共性=共通知識」という見立ては、かつて大澤真幸がマスメディアの持つアジェンダ・セッティン... ...六)。 ●大澤真幸『電子メディア論』(新曜社、一九九五)。 ●斎藤環+東浩紀+大澤真幸「シニシズ...
『10+1』 No.47 (東京をどのように記述するか?) | pp.49-51
[論考]
...理念が色褪せて見えた時代であった。 社会学者大澤真幸は『虚構の時代の果て』において、戦後社会の... ...ては、誰もが日々体感しているところだろう。 大澤真幸の『虚構の時代の果て』は一九九五年のオウム...
『10+1』 No.32 (80年代建築/可能性としてのポストモダン) | pp.78-92
[非都市の存在論 4]
...ものにまで高まってしまうことの帰結として、大澤真幸は、電子メディアに接続された身体が、自己自... ...(dividual)なものとして扱われるのである」(大澤真幸)★二七。WWW上に散乱するわれわれの仮想身体を...
『10+1』 No.08 (トラヴェローグ、トライブ、トランスレーション──渚にて ) | pp.16-27
[批評]
一九世紀以降のすべての近代社会において、個人としての主体の同一性(アイデンテイテイ)の法的空間への書き込みは、とりわけ二つの公的な書類を媒介にしてなされている。...(『SD』一九九三年八月号、鹿島出版会)、大澤真幸「ナショナリズムの由来11」(『本』一八巻一一...
『10+1』 No.02 (制度/プログラム/ビルディング・タイプ) | pp.187-202
[ラディカリズム以降の建築1960s-1990s 3]
...意識しておくべきだろう。かつて上野俊哉は、大澤真幸によるオウムと震災論が日本しか見ていない閉... ...vist Architecture, MoMA, 1988. ★二──上野俊哉による大澤真幸『虚構の時代の果て』(筑摩書房、一九九六)...
『10+1』 No.15 (交通空間としての都市──線/ストリート/フィルム・ノワール) | pp.243-253
[政治の空間学 2]
...ない、と言うことはできると思うが。 ★三──大澤真幸は、フーコーにおける「生権力」と「規律訓練... ...必要があるように思う。 参考文献 ・東浩紀+大澤真幸『自由を考える』(NHK出版、二〇〇三)。 ・Berl...
『10+1』 No.37 (先行デザイン宣言──都市のかたち/生成の手法) | pp.200-207
[1990年代以降の建築・都市 10]
排除系のオブジェ ある朝のNHKのニュースだった。半年前程だろうか。広島の地下商店街において、通路のベンチにアーティストがオブジェをつけたことを街の話題として報...『ART iT』No.2、二〇〇四)。 ★二──東浩紀+大澤真幸『自由を考える──九・一一以降の現代思想』(...
『10+1』 No.34 (街路) | pp.199-207
[1990年代以降の建築・都市 9]
二重の網目をはりめぐらす、セキュリティ・ネットワーク 全国の子持ちの皆さん! 自分の息子や娘が犯罪に巻き込まれたり、逆に犯罪を起こしたりするんじゃないか不安じゃ...いて」(『記号と事件』)。 ★八──東浩紀×大澤真幸『自由を考える──九・一一以降の現代思想』...
『10+1』 No.33 (建築と情報の新しいかたち コミュニティウェア) | pp.217-224
[映画の地理学 6]
別の場所に『フルスタリョフ、車を!』について書いた文章の中で、私は〈種の目〉という言葉を用いた。 「種の目」は、象徴的であるにもかかわらず何も代表しない。とい...概念を導き出した。田辺の論については、再び大澤真幸『戦後の思想空間』(ちくま新書、一九九八)...
『10+1』 No.23 (建築写真) | pp.41-42
[都市表象分析 31]
1 「非都市」という戦略 前回の論考は、拙著『都市の詩学』に対する趣向を変えたあとがきのようなものとなった。それが本連載を中心として、ここ数年の都市論やイメージ...への大きな不満だった。この著作が内田隆三、大澤真幸、吉見俊哉といった社会学の俊英たちとの対話...
『10+1』 No.49 (現代建築・都市問答集32) | pp.2-11
[映画の地理学 1]
スタンリー・キューブリックの死は、我々にある終焉を期待させる。 彼は「視覚的フェティシズム」の人だった。誰もがその画面の持つ独特な等質性を知っている。モノクロ期...ェイディー・グローヴ』より附記 本稿の思考は大澤真幸『戦後の思想空間』(筑摩新書、一九九八)に...
『10+1』 No.18 (住宅建築スタディ──住むことと建てることの現在) | pp.37-39
[新たなコミュニケーションの座標軸 4]
コミュニケーションとはなにか。 「新たなコミュニケーションの座標軸」を模索するにあたって、この問いにはあえて触れずに連載を続けてきた。ここで、「コミュニケーショ...現実」に対する「反現実」について、社会学者大澤真幸がなした「理想」「虚構」「不可能性」(ただ...
『10+1』 No.43 (都市景観スタディ──いまなにが問題なのか?) | pp.57-58
[ソーシャルウェアのイノヴェーション・スタディ 1]
...。http://www.hajou.org/infoliberalism/ •東浩紀紀編著、大澤真幸+北田暁大+鈴木謙介+宮台真司著『波状言論S...
『10+1』 No.44 (藤森照信 方法としての歩く、見る、語る。) | pp.23-24
[対談]
湾岸の風景 若林──今日のテーマは、いま都市あるいは東京を語るとはどういうことか、さらにはまた東京をどのように語ることが可能なのか──言い方を換えれば、「東京論...をされていますね。あるいは「都市の現在」(大澤真幸編『社会学のすすめ』所収、筑摩書房)にもい...
『10+1』 No.12 (東京新論) | pp.62-79
[論考]
われわれはおそらく、ルフェーヴルによる空間の政治学に対する要求と、つまるところ、まさしくグラムシ的な建築の探求を擁護するためになにかを語らなければならないことに...ある(スペンサー・ブラウンの代数学を使って大澤真幸が行なっている作業を考えよ)。現に赤坂憲雄...
『10+1』 No.01 (ノン・カテゴリーシティ──都市的なるもの、あるいはペリフェリーの変容) | pp.124-136
[都市の全域性をめぐって(上)]
1 空間論的転回 都市をめぐる社会科学的な議論のなかで、今日しばしば、社会理論や都市の社会学における「空間論的転回」と呼ばれる事態が語られてい る★一。アンリ・...二二三頁。 ★一九──内田隆三「都市の現在」大澤真幸編『社会学のすすめ』(筑摩書房、一九九六年...
『10+1』 No.10 (ル・コルビュジエを発見する) | pp.246-254
[ディスカッション]
この討論は、特集である多摩ニュータウンを見学し、それぞれが現代で経験しつつあることとの関係の中で、はたしてこれまでのパラダイムで建築が考察されうるのか、という疑...に封じ込んで作り上げた定住なのである〉」(大澤真幸『身体の比較社会学II』勁草書房、一九九二年、...
『10+1』 No.01 (ノン・カテゴリーシティ──都市的なるもの、あるいはペリフェリーの変容) | pp.76-103
[コラム]
動物化するポストモダン 「ポストモダン」について交わされた膨大な量の議論は、厚く沈殿している。それらは総じて良質で、いまでは現代思想随一の層をなしている。しかし...、『自由を考える——9・11以降の現代思想』(大澤真幸との共著、NHKブックス、二〇〇三)まで、ポス...
『10+1』 No.32 (80年代建築/可能性としてのポストモダン) | pp.150-153
[論考]
なぜ建築を扱うのに言葉が必要なのかは、これまでにも繰り返し問われてきた。そして、このところ建築と言葉の仲は、うまくいっていないのではないかという問いは続けて発せ...残されることが期待される。 ★三──東浩紀+大澤真幸『自由を考える──9・11以降の現代思想』(NHK...
『10+1』 No.49 (現代建築・都市問答集32) | pp.152-153
[論考]
監視社会/都市論の「届かなさ」 ここ数年、私たちの生活世界をデータ化・管理化していく監視社会、監視都市の政治性を批判的に検討する論稿が続々と提示されています。新...た用法に沿ったものと言えるかもしれません。大澤真幸さんが指摘しているように、生─政治をめぐる...
『10+1』 No.33 (建築と情報の新しいかたち コミュニティウェア) | pp.150-162
[都市の全域性をめぐって(下)]
1 都市の〈起源〉 ピレンヌがそれを「解放」と呼んだように、ヨーロッパ中世の都市は、当時のヨーロッパを覆っていた封建的な社会関係から解放された「自由」の空間とし...を参照。 ★二七──内田隆三「都市の現在」[大澤真幸編『社会学のすすめ』(筑摩書房、一九九六年...
『10+1』 No.11 (新しい地理学) | pp.231-242