宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

「小泉旋風」を巻き起こした世耕さんが“広報部隊長”を続投へ

2008年08月31日 14時48分07秒 | 第45回衆院選(2009年8月)政権交代
 3年前の9月11日、空前の小泉旋風による自民党の歴史的圧勝(480議席中296議席獲得=郵政造反組除く)を党本部で指揮した世耕弘成(せこう・ひろしげ)さんが、第45回衆院総選挙でも自民党の広報作戦の指揮を執ることが固まりました。世耕さんが自身のブログで明らかにしました。

 第1次福田改造内閣発足に伴う、前倒しの自民党人事で、世耕さんが広報本部長代理兼出版局長に就任。広報本部長・本部長代理のチームで参院議員は世耕さんだけのようですので、解散→公示→投票日に東京・千代田区の自民党本部の3階・4階に通えるのは世耕さんだけになりそうです。

 世耕さんはブログに次のように記しました。

(引用はじめ)

 今回の選挙情勢は非常に厳しく、いざ解散となると幹部クラスも含めて衆議院議員はほとんどが選挙区張り付きとなることが想定される。参議院議員である私がある程度広報業務の指揮を執らなくてはならなくなるだろう。

(引用おわり)

 世耕さんは近畿大学オーナー一族の3代目で、近大副理事長です。おじの世耕政隆・元自治相・国家公安委員長の跡を継いで参院議員に当選しました。

 世耕さんの選出区である和歌山県は自民党が国会議員を独占しています。が、1区、2区で民主党総支部長が猛烈な追い上げを見せています。3区でも近く総支部長が決まるかもしれません。二階俊博経産相も危機感を強めて、選挙準備を早めているようです。

 世耕ブログによると、世耕さんは第170臨時国会でも議院運営委員会の自民党側筆頭理事を続けることになりました。“現場監督”である議運理事を2年連続で続けることは自民党では異例だそうです。

 解散含みの第170臨時国会→第45回総選挙にかけて、参院自民党は、世耕さんが最大のキーパーソンとなりそうです。

おかげさまでベスト10を維持しています。
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