「私は全く許せない」--岡田克也さんは24日、朝日新聞社に対して同日発売の「週刊朝日」の内容に関して、朝日新聞本紙や電車内などの広告を至急撤去し、朝日新聞本紙あるいは「週刊朝日」において、謝罪・訂正することを申し入れたました。同日付の「岡田かつやTalk-About」で発表しました。
この記事の見出しは、
国策スキャンダル 小沢秘書逮捕の次は・・・「岡田克也イオンと西松建設が怪しい」
といういかにも三文雑誌という表現がピッタリ、とくに「岡田克也イオン」の「イオン」がまったく意味不明です。
岡田さんは、「極めてたわいもない、ほとんど私と西松建設のことについて具体的なことは何も書いてない」と分析した上で、「私も基本的に相手にはしていません」。およそ人間にとって、相手にされないことが一番怖い。「サヨク」と面罵されているうちが華です。
岡田さんは「政治家は自分の言葉を命がけで発しているわけで、このようにして、極めて誤解を招きやすいことを書くのは、私は全く許せないと思っています」と主張しました。
岡田克也さんは先月、東京高裁から、「謝罪広告等請求控訴事件(東京高裁平成20年(ネ)第1994号事件)」の控訴人として2月5日、全面勝訴をとりつけています。これは自民党職員の著作の「岡田克也は通産省官僚時代に父が経営するイオンの出店の便宜を図った」という極めて下世話で、だれでも作れる怪情報に対して抗議した結果です。
このブログの更新を告知したメールマガジン「かつやNEWS2009年3月24日号」は昨日の午後8時過ぎ、「代表続投」を了承した常幹(午後9時~9時半)の前に来ました。私が代表記者会見が終わった午後11時ごろ、風に吹かれて頭を冷やしながら、家路に着いたところ、衆院議員会館の岡田さんの部屋の電灯がついているので「何じゃろな?」と思いました。岡田さんは今国会は衆院決算委員、民主党政治改革本部長と地球温暖化対策本部長だけなので、そんなに残業することはないと思います。今後の対応を練っていたのかもしれません。岡田さんのマスコミ対応にあたる政策秘書も岡田さんと同じく東大法学部卒ですから、法律論をふまえて、対応しているのだと思います。
[3月24日付朝日新聞東京本社発行14版第2社会面記事下広告]
朝日さん、こんな広告を載せたら、「太田胃散」の長嶋一茂さん、南野陽子さんにも失礼ですよ。
ところで朝日新聞25日付1面トップのリード(前文)の中に間違いがあります。
(誤) 「小沢代表の公設第1秘書と会計責任者を兼ねる大久保(さん、後略)」
とありますが、正しくは、
(正) 「陸山会の会計責任者で小沢代表の公設第1秘書・大久保(さん、後略)」
ちなみに正解の文章は読売新聞25日付1面トップのリードです。
朝日は西松建設事件を3日付夕刊でスクープしたのに、どうして起訴の大事な記事の総合リードを間違えたのか。なぜ、読売にできることを朝日ができないのか。いったい朝日はどこまで落ちるんだ。創業以来初めて欠損企業(単年度赤字)になったとたんにこの品質の落ち方は何なんだ、恥ずかしくないのか。30%の経費節減は、リードを書く記者の脳みそまで節減したのか。どうなんだ、朝日、答えてみろ。
まあ、それはそれとして、2009年3月25日付の新聞各紙は民主党一辺倒に埋まりました。選挙の半年以内前にこの状態は正直おいしい。さっそく、小宮山洋子さん(東京6区、ネクスト文科相)の「代表辞任を求める」発言が各紙に載りました。近藤洋介さん(山形2区、元ネクスト経産相)の民主党山形県連代表名での「再考を求める」コメントが載った新聞もあります。小宮山さんは元NHK解説委員・アナウンサー、近藤さんは元日経新聞経済部・産業部記者です。さすがです。民主党議員のみなさん、こういう風にやるんですよ、与党になるレッスンです。このほか、24日の代議士会では俳優の横光克彦さん(大分3区)が「新生民主党での再出発」を、25日の参院議員総会では元報道キャスターの蓮舫さん(東京)が「執行部に説明を求める」と発言しています。マスコミ出身はうまい。ドタバタに乗じて発言しているので、先輩もひきしめる(しめつける)余裕がない時期に認知度を向上させているんです。「ポスター1枚200円、全国露出0円」です。
岡田さんはブログで、小沢さんについて評しました。
その内容は岡田さんのブログをご覧になってください。
25日朝のTV番組での出演者の目の泳ぎ方に斜陽産業の悲惨さを感じました。地方では「なんか怖い」と感じた方も多いでしょう。フジ「めざましTV」の大塚範一元NHKアナウンサーがだいぶお年を召されていて驚きました。心労が多いのでしょうか。
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