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窓の外に広がる緑がまぶしい。どこか名のある高原ホテルのロビーのように見えるが、実は都内の図書館で... 窓の外に広がる緑がまぶしい。どこか名のある高原ホテルのロビーのように見えるが、実は都内の図書館である。「ここは誰もが使える私設図書館です。今はおよそ1万1000冊くらいの本がありますね」。まちライブラリー提唱者の礒井純充(いそい・よしみつ)さん(66)が柔らかな笑みを浮かべた。 驚くのは、ここにある本全てが寄贈によって集められていること。寄贈者は自分が本を推す理由や思い出を書いたメッセージカードを添えて納める。「最初は本が集まらないんじゃないかと心配でした。ましてや、メッセージなんて面倒なことをしたら余計です。でも、杞憂(きゆう)でした」。本を通じて誰かとつながりたい―。そう願う人は予想以上に多く、本棚は次々と埋まっていった。
2024/10/10 リンク