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戦後70年の8月15日、天皇皇后両陛下は強い覚悟をお持ちになって、『全国戦没者追悼式』が執り行われる日... 戦後70年の8月15日、天皇皇后両陛下は強い覚悟をお持ちになって、『全国戦没者追悼式』が執り行われる日本武道館を訪れていた。臨席された両陛下の緊張感は、会場全体を包み込んでいた。 陛下は毎年、追悼式で戦没者の冥福を祈り、遺族の悲しみに寄り添うおことばを述べられている。そして今年、安倍首相の式辞が終わり、1分間の黙祷を捧げた後、陛下はこうおことばを続けられた。 「先の大戦に対する深い反省と共に、今後、戦争の惨禍が再び繰り返されぬことを切に願い、全国民と共に、戦陣に散り戦禍に倒れた人々に対し、心からなる追悼の意を表し、世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります」 戦後50年だった1995年以降、おことばは、ほぼ同一のものだった。しかし今年は、初めて「深い反省」に言及するなど、例年より踏み込んだ内容に大きく変えられていた。今年のおことばには大きく4か所の文言が追加された。「戦争による荒廃からの復興
2015/08/22 リンク