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「パナマ文書」も気になるが、「新パナマ病」も大問題だ。その被害で日本でもバナナの供給不足が心配さ... 「パナマ文書」も気になるが、「新パナマ病」も大問題だ。その被害で日本でもバナナの供給不足が心配されている。今回はそのバナナの防除に関わる問題を描いた作品ともう1作、食の問題に関するドキュメンタリーを2本取り上げる。 「バナナの逆襲」のバナナ 日本人が最も食べている果物であるバナナ。日本向けの約9割はフィリピン産で、その約9割を大手4社が扱っている。 「バナナの逆襲」は「第1話 ゲルテン監督、訴えられる」と「第2話 敏腕 弁護士ドミンゲス、現る」の2部作であるが、時系列的には第2話が先になる。 第2話は中米のニカラグアのバナナ農園で働いていた12人の労働者たちが、不妊症になったのはアメリカで使用禁止になっていた線虫防除用の農薬DBCPが使われ続けていたからだとして、雇い主であるアメリカの巨大食品企業を訴えた裁判を描いた法廷ドキュメンタリーである。 訴訟費用の乏しい労働者たちの弁護を引き受けた
2016/05/29 リンク