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長崎市は本年度、70歳以上の市民を対象にした「高齢者交通費助成事業」について紙券からICカード乗... 長崎市は本年度、70歳以上の市民を対象にした「高齢者交通費助成事業」について紙券からICカード乗車券に変更した(写真はイメージ) 4月7日朝。長崎市高齢者すこやか支援課の電話は開庁前から鳴り続けた。「制度がよく分からない」「『紙券』の方が良かった」。市役所の臨時窓口にも市民が殺到。一時的に「密」の状態となり、職員が対応に追われた。 「日中の通常業務ができないほどだった」と担当者は振り返る。 原因は交通費助成制度の変更だ。市は、70歳以上の高齢者を対象にバスや路面電車などの交通費を年間5千円助成しているが、本年度、バスと電車の助成の方式を紙券からICカードへのポイント付与に切り替えたのだ。 市は「利便性向上のため」と理由を説明するが、一部の高齢者の間に「不便になった」と不満の声がやまない。 2019年度の利用券(紙券)の発行人数は3万8715人。新制度に移行してからの登録者数は4月28日時点
2021/06/20 リンク