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入所者のお年寄りと話す介護福祉士の男性。仕事の重要さが報酬に反映されていないという声もある=東京... 入所者のお年寄りと話す介護福祉士の男性。仕事の重要さが報酬に反映されていないという声もある=東京都世田谷区鎌田で 2016年度の介護福祉士国家試験の受験者が前年度から半減した。25年には37万人超の介護人材が不足すると推計されている中、職場の要として期待される介護福祉士の養成に何が起きているのか。 ●義務化後に半減 16年度試験の受験者数は7万6323人。前年度の15万2573人から半減した。合格率は72・1%と過去最高だったが、受験者数減が響き、新たに誕生した介護福祉士は、前年度比3万3269人減の5万5031人だった。 原因と言われているのが資格を得る方法の変更だ。これまでは無資格で働き始めても、実務経験を3年以上積めば資格試験を受けられた。介護福祉士の8割はこの「実務経験ルート」出身で、専門学校出身の方が少数だ。しかし16年度からは「実務者研修」の修了も義務づけられた。訪問介護でリー