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今どきの人は『わが青春のマリアンヌ』と聞いてもわからないだろう。これは日本で公開されたときのジュ... 今どきの人は『わが青春のマリアンヌ』と聞いてもわからないだろう。これは日本で公開されたときのジュリアン・デュヴィヴィエ監督のフランス映画の題名(1955年)であり、同じ頃、同映画の原作(原文はドイツ語)を日本語で出版したときの題名でもある。 日本語版は訳者と出版社が異なるものが3種出回ったが、ドイツ語版原作からなのか、フランス語訳からの重訳なのかよくわからないものもある。それらは、大野俊一訳(雲井書店、1955年)、小松太郎訳(早川書房、1955年)、岡田真吉訳(三笠書房、1964年)である。そもそも、同時に翻訳権を得たことさえ、現在の出版常識では理解できない。実は、ドイツ語の原作の題名は『わが青春のマリアンヌ』とは訳せないのだが、そのことについては後述する。 原作者はピーター・ドゥ・メンデルスゾーン(Peter de Mendelssohn)というドイツ系英国人作家である。1908年6月