日本トラストテクノロジーは、1月20日より同社通信販売限定で一眼レフ風デザインのカメラとしては世界最小最軽量（同社調べ）の「CHOBi CAM ONE ～ちょビッカム ワン～ 」（税込9800円）の販売を開始した。 「CHOBi CAM ONE」のサイズは、横2.5cm×縦2.5cm×厚さ2.6cmと超コンパクト。重さもわずか約12g。だれでも簡単に動画や静止画の撮影を行うことができるトイデジタルカメラ。画質はトイカメラ独特の8mフィルムカメラ風アナログチックな仕上がりで、大型ビデオカメラや携帯電話のカメラでは撮れない味のあるアーティスティックな動画を、特殊なフィルター無しで手軽に撮影する事が出来る。 「CHOBi CAM ONE」は、コンバージョンレンズ（別売）を使った撮影に対応しているカメラとしては世界最小＆最軽量のカメラ（2011年1月時点 ）。コンバージョンレンズの取り付け方式

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「麻疹（ましん）などを予防する新３種混合（ＭＭＲ）ワクチン接種と自閉症発症に関連がある」。９８年、英医学誌に発表された説だ。当初から研究者によって批判され、調査結果自体も「でっち上げ」だった▲だが、この説は一気に広まっている。メディアが「危険性」をあおったためだ。英国ではワクチンの接種拒否、はしか感染者が増えた。いいかげんな説を信じて危険性を訴えた結果、別の危険を生みだす。日本でもよくあることだ。人ごとではいられない。【石戸諭】

殺処分される直前の犬＝１２月１４日、松山市東川町、中田写す「犬たちをおくる日」（今西乃子著、浜田一男写真）。１３００円（税抜き） 　飼い主に捨てられるなどして、年間３０万匹近い犬や猫が「殺処分」されるなか、愛媛県動物愛護センター（松山市）の職員の姿を描いた児童書「犬たちをおくる日」（金の星社）が反響を呼んでいる。同センターは命の大切さに気づいてもらおうと、殺処分の様子を原則公開している全国でも珍しい施設。ペットの最期に向き合う職員らの思いを聞いた。 　センターは２００２年１２月に開設。１年間で、県内で収容された犬約２千匹、猫約３５００匹が殺処分される。 　０６年４月からは啓発活動として、希望者には面談などをしたうえで、殺処分を含めて施設のほとんどの様子を公開している。岩崎靖業務課長は「犬たちの思いを、覚悟のある人には直接感じてもらいたいのです」と話す。 　「犬たちをおくる日」は、センターの

本の紹介 ２３３： メディア・バイアス　あやしい健康情報とニセ科学 松永和紀 著、 光文社新書２９８（２００７） ISBN 978-4334033989 科学的知見を第三者に正確に理解してもらうことは容易ではない。近年、得られた研究成果は一般に広く還元することが強く求められるようになった。研究機関や研究者にとって、成果を効果的に発信するための工夫や努力がこれまで以上に必要になってきた。有益な科学的知見をいかに活用して快適な生活を創造し様々な問題を解決できるか、発信者と受け手の相互関係が熟成されていることが望ましい。テレビ、新聞、書物などの科学報道がこの両者をつなぐ役割を担っており、一般には複雑で理解しがたいと思われる科学的知見を正確で的確に分かり易く伝えることがすべての報道における責務であろう。 科学報道は、効果的手法を駆使してあらゆる階層の意見を誘導し、社会の合意形成に関与できる立場にあ

「あなたの家の『マイ農家』になります」――千葉県東金市松之郷の「東金農志舎　あいよ農場」は、野菜セットの個人宅配を軸に消費者とのつながりを強める経営を展開する。新規就農した２世帯３人が、農薬や化学肥料を使わずに水稲３ヘクタールと野菜など２ヘクタールを栽培。今年から地域農家８戸で、生産・販売などを連携するグループを立ち上げた。野菜セットには、グループの農家が生産した野菜や果実を一緒に詰め、定期的に参加する都市部の産直市でも販売する。継続購入する顧客は１８０人ほど。援農や農業体験、見学の受け入れなど農業を通じた出会いを楽しみながら、有機農業を核に地域を盛り上げている。 「自分たちとお客さんが互いをよく知る家族のような関係でありたい。野菜とともに自分たちを売り込みたい」と志野佑介さん（２７）。あいよ農場は、主に販売を担当する志野さんと室住圭一さん（４０）・環さん（３１）夫妻が運営する。２００９

種子島特産の安納芋（あんのういも）（１０ヘクタール）の栽培に取り組む「種さん」（鹿児島県熊毛郡南種子町）は、２０１０年産からホームページ（ＨＰ）を通じた直販を始めた。初年度から約１千件の注文を受け、収穫する約１００トンの半分を直販する予定だ。代表の中村保夫さん（５３）は、５年以内に農業法人を設立し、案納芋を経営の柱にする考えだ。島内の市町村や県などが設立した「安納いもブランド推進本部」（４９会員）に参加し、高品質の安納芋生産に努める。 ＨＰは、「消費者と顔の見える付き合いがしたい」と立ち上げた。ＨＰを通じた注文は、約１千件に上り、「５００件が目標だったので、上々の滑り出し」と中村さんは評価する。栽培を始めた０９年産は、全量を卸業者に販売していた。 ＨＰでは、農業日誌や残留農薬検査の結果などを公開して、安全安心をアピール。価格は５キロでＳサイズは２千円、Ｍサイズ２６００円、規格外品１１０

【広島支局】地中熱を利用した園芸用ハウスの加温技術の実用化を目指し、「ミサワ環境技術株式会社」（三次市向江田町）では、昨年からビニールハウス１棟でカラーピーマン５２０本の栽培に取り組み実証を進めている。 同社の加温技術は、ボーリングで地下約１００メートルまで穴を掘り、地中に埋めたパイプの中に不凍液を循環させることで地温を上げる仕組み。 地下１００メートル付近の温度は常時１５～１６度。温められた不凍液をヒートポンプでくみ上げて、地表近くの地温を約１５度に保つことができる。ハウス内の空調にも地中熱を利用し、室温を１８～２８度に調節している。 事業を担当する水庫隆仁さん（３９）は「ボイラー加温よりも初期投資はかさむが、灯油代と比べて４０％の経費削減が見込める」と話す。二酸化炭素の排出も４５％抑えられる。 洲澤啓司社長（４０）は「冬場の加温だけでなく、夏場の冷房にも応用できる。年間を通して