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人の論文を当たり前のように自分のものにしてしまうなんて・・


『チ。-地球の運動について-』 第七話 真理のためなら

やっぱり、OP、EDに出て来る少女はノヴァクの娘でしたね。
ヨレンタは天文研究の施設で助手をしていますが、
女だからと講義も聴かせてもらえません。
彼女はどうしても講義が聴きたくて井戸の隠し通路から盗み聞きをしてました。
いけないと思いつつ身体が動いてしまう。
なんという知識欲。
研究会を苦痛のように語っている男たちは彼女を見下していますが、
ヨレンタの方がよっぽど優秀です。
彼女を助手として使っているコルベだけは認めていると思っていたら、
彼女の優秀さを利用するためにうわべだけ優しくしていただけでした・・

バデーニは石箱の資料を読みその優秀さを認めながら、
幼稚なものの純粋さを感じると不思議がっていました。
ラファウはまだ大学へ行く前の10代でしたもんね。
自分のことを完璧な英傑と言い切るバデーニ^^;
バデーニは本当に自分の野心のためだけに学問をしているんだな。
自分が死ぬまでに証明出来なかったら関わった全ての書物を燃やせとか、
利益が生じた時は自分が9割受け取るとか、
傲慢で結構俗物的~

顔は出なかったけど、ヨレンタの父はノヴァクでしたよね。
ノヴァクは優秀な娘が天文学を学ぶことに危うさを感じなかったのかな。
娘に嫌われたくなくて禁止出来なかったのかな。

物乞いに施しをするなど無意味と言うバデーニ。
それが彼らの運命なのだと。冷酷。
石箱より多くの記録を得ようと、
バデーニは掲示板に自分が作った難問を張り出します。
それを見つけて解答したのはヨレンタでした。
解答を釘で打ち付けるヨレンタに声をかけるバデーニ・・

真理を渇望する者たち

階段から・・

侍タイムスリッパー

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チ。―地球の運動について― #7

ヨレンタとオクジー、バデーニが出会うお話でした。 14才のヨレンタは、天文研究所で助手として働いています。彼女は優秀ですが、女性だからという理由で、他の助手たちと同じに扱われず、雑用係として不本意な日々を過ごしていました。しかしヨレンタの知を求める好奇心は、禁じられたからといって簡単には妥協しません。なんと参加を許されない講義は、井戸の底の抜け穴を使ってこっそり聴いていたのです。 そんな...

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2024-11-24 17:01