2025-11-23

[]11月23日

ご飯

朝:納豆たまごかけご飯味噌汁。昼:アイス柿の種チョコボール。夜:カレーバナナ。間食:なし。

調子

むきゅーはややー。お仕事おやすみ

城平京虚構推理 忍法虚構推理

妖怪幽霊問題解決する知恵の神になった岩永琴子と、人魚とくだんの肉を食べ不死身と未来決定能力を併せ持つ桜川九郎のコンビ活躍する本格ミステリシリーズの第七作目。

人外怪異実在する世界という前提をはった特殊設定ミステリで、もうすっかりお馴染みの構造だ。

そこに加えて、これまたお得意の作中作を利用したミステリが大きなテーマになっている。

明らかに九郎を題材にしたネット小説を巡る因果が、虚構推理全体の縦筋の物語ドンドンと食い込んでいく。

冒頭の大きな謎の提示から、いつもの謎解きだけじゃ終わらなさそうな、物語の脈動が面白かった。

特に今作では作者がデビュー作以降延々と繰り返し描いているモチーフ、神の如き名探偵についての議論がとても進展することになる。

5作目の逆襲と敗北の日で例示された最悪の結末こそ回避できそうなものの、全てが丸く収まるハッピーエンドはいつも通りなりそうもない。

物語の縦筋としては大きな一歩なのだが、作品を跨いだテーマ性の意味では、一周回って同じところに立ち戻って来たような気もする。

かに2人の関係値について一つの結論は出たことになるが、あまりにも救いがなく無情な結末だ。

いやだからデビューから延々と救いがなくて無情な結末を何度も何度も書く人なんですよ、この人は。

瀬川みゆき祈りも、鳴海歩の”あなた“への想いも、赤薔薇の末路も、不破愛花妥協も、真木正輝の未練も結局全部ずっとこうじゃねえか!!!

あーもーさー、流石にそろそろスカッと全部丸く収まるハッピーエンドラブラブチュッチュってして終わりましょうよ!!!!!

頼むって!!! お願い!!! マジで!!!

もう寂しくて悲しい落ち込むストーリーを読むの俺は辛いよ。

正直、作品が売れているのでまだ続く(漫画のみのエピソード小説で収録しないとだろうし)のだろうが、ここでエンドマークが出てもおかしくないだけに、本当にもう読んでて重たかった。

助けてください! もうこの作者の魅力的な男女カップル幸せな結末を見れないと苦しいんです!!

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