2025-09-20

女性たちの空気

久しぶりにまともな職に就いた。

最初給料の額面しか見てなかったけど、入ってみて驚いたのは職場の男女比だ。

男はほとんどいなくて、圧倒的に女性が多い。

空気の隅々まで女性特有の気遣いが行き渡っている。

とにかく些細なことまで

「これ、○○さんの分も取っておいたほうがいいかな」

とか、

「○○さん体調どうかな」

「休憩室で誰か困ってなかったかな」

とか、

配慮が常に飛び交っている。

自分最初は感心して見ていたが、

だんだんとその丁寧さと遠慮の応酬に、

どうにも居心地の悪さを感じはじめている。

変な感覚になる。

仕事というより、終始、人間関係の調整をやっているみたいだ。

誰もが少しずつ場の空気を手直ししては、次の人の反応を待っている。

自分は今まで、もっと無骨空間、最低限のやり取りしかない職場で働くことが多かったせいか、こういう繊細で滑らかな配慮まみれの社会にすんなり馴染めない。

何か失礼なことをしたようなわけでもないのに、常に何か抜けてるのでは、自分も何か足りないのでは、とそわそわとしてしまう。

もう少し慣れれば解像度も上がるのかもしれないけど、今のところは違和感ばかりが先に立つ。

自分も「○○さん」への気遣い自然にやれるようになるのか、それともこの異物感を抱えたまま、とりあえず仕事だけ淡々と進めるのか。

今のところまだ答えはわからない。

  • あれただの気遣いマウントなんだよな 「こんなことにも気を遣えない◯◯さんって」って陰口言ってる

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