厚生労働省の「令和3年度自殺対策に関する意識調査」によると男女で自殺や自殺対策に関する意識の差はほとんどない
自殺をなんとかしたいと思ってるし、自殺が社会問題だという認識も共通している
ただ、男女で少し傾向が違う所もあって、ぼくが気になったのはこれ
身近な人から「死にたい」と言われた時の対応(表を作る都合上、選択肢を短くしています)(「その他」や「わからない」などの選択肢は男女差もなくスペースの都合上除外しています)
死にたいぐらい辛いんだねと共感を示す 医師など専門家への相談を提案 ひたらすら耳を傾けて聞く 死んではいけないと説得 つまらないことを考えるなと忠告 生きようと励ます 男 10.7 9.2 31.5 14.2 6.5 10.7 女 13.5 8.7 44.4 10.1 1.8 6.2
「つまらないことを考えるなと忠告する」という選択肢を選ぶ人の男女差は大きい
しかし、これが男が女よりも薄情とかという話ではないことは、説得や励ますという自殺を積極的に止めようとする男が女よりも多いことからも分かる
「つまらないことを考えるなと忠告する」を選ぶ人は多分、これが叱咤激励というカテゴリの中にある
女は逆に、相手の考えや行動を変えようというより「ただ聞く」という傾向が男より強い
ぼくは、このタイプの叱咤激励を全く受けつかないから自分はしないし、やられたくもないけどこれがハマる人も多分、いる、いるから選ぶ男もいるのだと思う
相手の行動を直接的に変えようとしない(辛いんだねと共感、耳を傾けて聞く)男が42.2、女が57.9
相手の行動を直接的に変えようとする(専門家への相談、説得、忠告、励ます)男が40.6、女が26.8
でも、どちらもケアなんだと思うのよ、それもどちらが正しいとか間違っているではなくて