2008-07-19

これからブログをはじめる人への指南

 ちょっと考える機会があったので、私がもしブログをつくったことの無い人にブログのつくりかたを指南するとして、指南するポイントブログ作成の順番にまとめてみた。実は前に書いたものだけど、すぐに消してしまい、もったいなかったことから、折角なので増田で再掲。

ブログサービスを決める

 ブログを開設する際にまずすることといえば、ブログサービスを決めること。

 ブログサービスについては、基本的には好きなブログや、やってみたいブログがあるならば、それと同じサービス使用するのがいいです。このサービスにはこういう特徴が…とか小難しく書いてもいいんですが、それよかこういう選び方のほうがわかりやすくていいですし、おそらくつくりたいブログも似たものでしょうから、問題も発生しにくいです。

 選びかねるという場合にはFC2ブログオススメらしいです。私ははてなしか使ったことがないのでいえた義理ではないんですが、はてなでは有料でしかできないことも無料で出来たり、使用できるサービスが多いらしく、割と薦めている人が多いです。

 ちなみに芸能人ブログを参考にサービスを決めるのは、他の要素がかなりからんでくるので、慎重に決めたほうがいいかもしれません。

ブログデザインを決める

 ブログサービスが決まったら、実際にブログをつくります。そこで問題になるのが、デザインタイトル。まずはデザインから。

 デザインの選別の基本はシンプルであること。できるだけ何もない、ただ本文とタイトルとメニューだけのもののほうがいいです。

 その理由はブログにおいてデザイン無駄に主張してしまうと、自分を主張しにくくなってしまうから。ブログは基本的に自分を表現する場です。そこで他人(デザイン)に主張されるとやりにくくてたまりません。

 自分の書いたイラストなどでブログデザインする場合以外はともかく、ブログデザインシンプルのほうが書きやすいです。特に初めてブログを始めるかたならば、まずはいちばん基本のデザインではじめてみて、しばらくたってから自分の好きなものにカスタマイズするぐらいのほうがオススメです。

 ちなみに人気のあるブログのほとんどはかなりシンプルデザインであることが多いです。あるとしてもイラストがひとつついているだけなど。絵師のかただと違うこともありますが、文章主体だと特にその傾向が大きいです。

 サイドバーについては、カレンダー過去エントリの履歴、アクセス数などが表示できますが、これは好みでいいです。ただ、たくさんつけてしまうと、ごちゃごちゃして見難くなってしまうので、あくまでも控えめに。

 コメントトラバの設定については、読んでくれる人と交流したいなら開放でいいでしょう。

 ですが、悪意のあるコメントが恐ければ、コメントは閉鎖してしまいましょう。トラバも閉じちゃってもいいですが、他の人との交流を絶ってしまうのももったいないので、こちらは開放をオススメします。トラバコメントよりも、悪意のあるものが届きにくい為、トラブルも起きにくいです。

 ただ普通に書いていれば、トラブルが起きることもほとんどないので、ここはあんまり考える必要はないかもしれません。他と同じで、あとで変えることもできます。

ブログ名を決める

 デザインが決まれば、もうひとつの難所、タイトルを決めます。タイトルの決めかたには大雑把に二つの方向性があります。ひとつは無意味型。もうひとつは限定型。せっかくなので、私のお気に入りから例をいくつか。

無意味型:404 Blog Not Found、アンカテ(Uncategorizable Blog)、Life is beautiful、たまごまごごはん

定型ギークお姉さんは好きですか、マンガがあればいーのだ。、わたしが知らないスゴ本はきっとあなたが読んでいる

 無意味型はその名の通り、タイトル意味のないもの。限定型は逆にタイトル意味を持たせることでブログの内容を限定させるもの。

 内容が決まっている場合には限定型のほうが集客力が強くなります。何せタイトルをみただけで書かれている内容がわかるのですから、そこに興味を持つ人がアクセスする可能性は高いです。内容を狭めることができるのならば、より狭めたほうがより集客力が大きくなりますが、読みにくる人の傾向が偏ってしまう弊害もあります。

 限定型での最大の欠点は、タイトルにした内容以外を書きにくくなること。例えば、「サッカー観戦日記」というタイトルにすれば、マンガのことなどは書き難くなり、必然的にサッカーについてのことばかりを書くことになります。

 もちろんブログは書いている人のものなので、マンガのことばかりを書いてもいいんですが、普通は「サッカー観戦日記」なんてタイトルで別のことは書きにくいです。本当にその内容で書き続ける自信がなければ、避けたほうがいいかもしれません。

 そこで出てくるのが無意味型。内容を限定しないアバウトなブログ名にすることで、書ける内容に汎用性を持たせる。ただしこちらはタイトルで内容がわからないので、本当に内容勝負になり、読ませる内容を書かないことには誰も読みに来ません。

 基本的にはブログで書く内容が決まっているかたならば限定型。書く内容が決まっていないかたならば無意味型にする方向でタイトルを決めていったほうがいいと思います。

 タイトルも何度でも変えられるので、とりあえず○○のブログという名前にしておいて、あとで変更するのもいいですね。長く続けるつもりでブログ名を考えるならば、出来る限りインパクトのある名前を考えたほうが覚えられやすいです。

ブログを書いてみる

 そこまでくると実際にブログを書いてみることになります。まず初めは挨拶として、自己紹介…、内容が決まっているかたならば、ここでがしがし書いていくことでしょう。しかし私はここで100の質問に答えてみることをオススメします。

 ネット上にはいろんな100の質問がありますが、どれでもいいです。理不尽な質問もありますが、答えられなくてもいいです。答えられないことを含めてとりあえず100の質問に対して、何らかの回答を示してください。

 何故、これをしたほうがいいかというと、まずはブログを書くときのスタンスが決定できるからです。いろんな質問に答えていくなかで、自分はここまでをブログに書く、これ以上は書かないということを決めることができます。

 具体的にいえば、自分は会社に勤めていることは書くけれど、具体的な仕事内容は書かないとか、京都府に住んでいることは書くけれど、宇治市に住んでいることは書かないとか。割とこれで書く内容が決まってくることもあるので、できるだけ早い時点でどこまでを書くかを決めておくのは重要です。

 もう一つの理由は自分の考えが整理できるから。もしタイトルを限定型にして、これだけは書くとしていても、あとでネタにつまったりすることもあるかもしれません。そういったときに事前にこういう質問に答えておけば、どんなことに興味があるのか、どういうことを書くことができるのかを再確認ことができます。

 読み手からすればどーでもいいよとか、読まないよといわれる100の質問ですが、書き手からすればたまにやってみる分には得るものは大きいと思います。

ブログを続けてみる

 とりあえずブログは三ヶ月毎日続けてください。たぶん、誰もこないと思います(笑)。いや、普通はそんなもんです。どれだけ対策をしても、重要なのは内容と知名度です。書いてしばらくしたら、何百人の読者が!なんてことは、余程のブログでない限りありません。

 ただ、三ヶ月もやっていれば、どういう内容で読む人が来たかがすこしはつかめていると思います。そこまでつかめればしめたもの、あとはその引き出しをどれだけ増やしていくかです。人気のあるブログを探して、そのブログがどういう記事を書いて人気を得ているのかを分析するのも方法のひとつです。人気ブログの第一歩はいろんなブログを読むことからはじまります。タイトルデザインに不満があるならば、変えてみるのもいいでしょう。どういうデザインがいいのかもわかってきていると思います。

 何か一つでも、誰にも負けない部分がない限り、ブログを読みにくる人なんかいやしません。ただ少しでもいいんです。同じ内容を書いても、自分の意見を書いていれば、他人とは違う部分がでてくるはず。まず重要なのは続けること。自分なりの意見を発信し続けること。誰に遠慮する必要も、迎合する必要もありません。そうすれば読み続けてくれる人が必ずでてくるはずです。

 あとはもう楽しんで書いてください。嫌になったら潔くブログなんて潰しちゃって構いません。誰にも強制されているわけではありませんから、気楽に書いてください。それがいちばんのコツです。

 have a nice blog life!

 

追記:読んで反応してくださったかたを追記させていただきます。補足や書ききれなかったことを書いていただいてます。

 煩悩是道場さん  http://d.hatena.ne.jp/ululun/20080720/1216512424

 日刊オレ小町さん http://d2.oredoco.net/archives/115

 明日は明日の風が吹くさん http://d.hatena.ne.jp/yas-toro/20080720/1216564104

  • すっごいエントリーだ! でも、一カ所だけわかんない。  そこまでくると実際にブログを書いてみることになります。まず初めは挨拶として、自己紹介…、内容が決まっているかたな...

    • 元増田です。読んでいただき、ありがとうございます。 100の質問については人力検索ではなく、昔、流行ったものです。バトンみたいなものと考えていただければわかりやすいかと思い...

      • ありがとうございました! 勉強になりました。

      • http://anond.hatelabo.jp/20080720000923 「100の質問」はすでに死語? 最近のバトンは最後に「●人に回してください!」がないものが多いから、結局「x0の質問」と同じだと思うけど。 ヤプログの...

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