諸橋轍次 顕彰

諸橋轍次

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/07 20:17 UTC 版)

顕彰

1962年、下田村名誉村民[1]。1992年、三条市は諸橋轍次記念館を開設したほか、三条市名誉市民として顕彰している[1]。2018年9月30日には第1回の「諸橋轍次記念漢字文化理解力検定」実施を公表している[5]

受賞・栄典

位階
勲章

家族・親族

著作

諸橋轍次記念館新潟県三条市庭月)

単著

共著

編著

  • 『春秋左氏伝人名索引』諸橋轍次編纂・白橋康秀校正、1928年5月。 

作品集等

著作集

編者代表は鎌田正米山寅太郎
  • 『第1巻 儒学の目的と宋儒慶暦至慶元百六十年間の活動』大修館書店〈諸橋轍次著作集〉、1975年6月。 
  • 『第2巻 経学研究序説、詩経研究』大修館書店〈諸橋轍次著作集〉、1976年9月。 
  • 『第3巻 経史論考』大修館書店〈諸橋轍次著作集〉、1975年12月。 
  • 『第4巻 支那の家族制、儒教講話』大修館書店〈諸橋轍次著作集〉、1977年3月。 
  • 『第5巻 論語の講義、現代に生きる『大学』』大修館書店〈諸橋轍次著作集〉、1976年3月。 
  • 『第6巻 如是我聞孔子伝、如是我聞孔子伝拾遺、論語と私、論語心講』大修館書店〈諸橋轍次著作集〉、1976年12月。 
  • 『第7巻 論語人物考、論語に関する故事逸話、孔子と老子』大修館書店〈諸橋轍次著作集〉、1977年6月。 
  • 『第8巻 老子の講義、荘子物語、孟子の話』大修館書店〈諸橋轍次著作集〉、1976年6月。 
  • 『第9巻 遊支雑筆、十二支物語、漢字漢語談義』大修館書店〈諸橋轍次著作集〉、1975年9月。 
  • 『第10巻 古典のかがみ、続・古典のかがみ、止軒詩艸、回顧、教育・随想、対談・挨拶、序・跋等』大修館書店〈諸橋轍次著作集〉、1977年9月。 

諸橋轍次選書

  • 『1 如是我聞孔子伝 上』大修館書店〈諸橋轍次選書〉、1990年3月。ISBN 978-4469120516 
  • 『2 如是我聞孔子伝 下』大修館書店〈諸橋轍次選書〉、1990年3月。ISBN 978-4469120523 
  • 『3 孟子の話』大修館書店〈諸橋轍次選書〉、1989年9月。ISBN 978-4469120530 
  • 『4 荘子物語』大修館書店〈諸橋轍次選書〉、1989年4月。ISBN 978-4469120547 
  • 『5 現代に生きる大学』大修館書店〈諸橋轍次選書〉、1989年6月。ISBN 978-4469120554 
  • 『6 古典のかがみ』大修館書店〈諸橋轍次選書〉、1989年11月。ISBN 978-4469120561 

辞書類

大漢和辞典

  • 『大漢和辞典』全13巻、大修館書店、1955年11月-1959年12月。
    • 「縮写版」全13巻、大修館書店、1966年5月-1968年5月。
    • 「修訂版」全13巻、大修館書店、1984年4月-1986年4月。
    • 「修訂第2版」全14巻、大修館書店、1989年4月-1990年4月。
    • 「補巻」鎌田正、米山寅太郎編、大修館書店、2000年4月。
    • デジタル版」大修館書店、2018年11月。

新漢和辞典

  • 『新漢和辞典』大修館書店、1963年2月。 
    • 『新漢和辞典』(改訂版)大修館書店、1967年1月。 
    • 『新漢和辞典』(3訂版)大修館書店、1973年3月。 
    • 『新漢和辞典』(4訂版)大修館書店、1975年12月。 

中国古典名言事典

広漢和辞典

  • 『広漢和辞典』全4巻、大修館書店、1981年11月-1982年10月。

関連書籍

  • 『諸橋博士古稀祝賀記念論文集』諸橋轍次先生古稀祝賀記念会、1953年10月。 

回想・伝記、出典


注釈

  1. ^ 止軒の止は、『荘子』の徳充符篇にある、「仲尼曰:人莫鑑於流水而鑑於水,…」(仲尼曰く、人は流水に鑑みること莫(な)くして、止水に鑑みる)からの引用(莊子/德充符)。「止水に鑑みる」とは、静止した水を鏡としてそこに姿をうつすことで、雑念のない虚静の心に物をうつして、その真実をとらえるという意味である。原田種成(はらだ たねしげ、1911年 - 1995年)は、「この止軒という号に先生の生き方をうかがうことができる。」と述べている(原田種成 p.109)。
  2. ^ 四年制大学としての初代学長。
  3. ^ 「中国では康熙字典はあるが熟字はなく、佩文韻府は成語は多いが解釈はない。では一つ自分がやってみようかと、おぼろげに感じた」(「私の履歴書」より)
  4. ^ 但し門下生の原田種成の回想[要文献特定詳細情報]では「高等師範の出身者は漢文の読解力が不足していたから『大漢和』の原稿作成に関与することはとうていできない」ため原田ら大東文化學院(現・大東文化大学)の出身者が実際の執筆に携わり、かつ諸橋轍次は大漢和辞典を一字も書いていないばかりか校正刷りすら見ていないという。

出典

  1. ^ a b c d e f g h i 諸橋轍次|名誉市民”. www.city.sanjo.niigata.jp. 三条市. 2023年1月18日閲覧。
  2. ^ 東京高等師範学校一覧 自明治41年4月至明治42年3月』東京高等師範学校、1908年、369頁。 
  3. ^ 『官報』第614号、昭和4年1月18日、p.329
  4. ^ 書誌事項(CiNii Dissertations)”. 国立情報学研究所. 2019年3月11日閲覧。
  5. ^ 諸橋轍次記念漢字文化理解力検定”. 三条市諸橋轍次記念館. 2021年3月23日閲覧。
  6. ^ 『官報』第5651号「叙任及辞令」1945年11月12日。
  7. ^ 『官報』第4456号「叙任及辞令」1941年11月14日。






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