defense
「defense」とは・「defense」の意味
「defense」は、主に保護や防衛を意味する英単語である。法律用語としては、被告人が自分の権利を守るために行う主張や行動を指す。また、動詞としては「defend」となり、何かを守る行為を表す。「defense」の発音・読み方
「defense」の発音は、ディフェンス(/dɪˈfɛns/)と読む。アクセントは「de」の部分に置かれる。「defense」の語源・由来
「defense」は、ラテン語の「defensum」から派生したフランス語「défense」が語源である。これらの言葉は、守る、保護するといった意味を持ち、英語に取り入れられた。「defense」と「defence」の違い
「defense」と「defence」は、どちらも同じ意味を持つが、綴りが異なる。前者はアメリカ英語での綴りであり、後者はイギリス英語での綴りである。「defense」と「offense」の違い
「defense」は防衛や保護を意味し、一方「offense」は攻撃や違反を意味する。これらは対立する概念であり、スポーツや戦術などの分野でよく使われる。「defense」の対義語
「defense」の対義語は「offense」である。これは、防衛や保護という意味に対して、攻撃や違反という意味を持つ。「defense」を含む英熟語・英語表現
「defense mechanism」は心理学用語で、自己を守るための無意識の行動や反応を指す。また、「self-defense」は、身を守るための行為や技術を意味する。「defense」に関連する用語の解説
「defense」のイギリス英語とは
「defense」のイギリス英語では、「defence」と綴られる。意味や用途は同じであるが、綴りが異なる。「defense force」とは
「defense force」は、国家の防衛や治安維持を目的とした軍隊や組織を指す。日本の自衛隊も、このような性格を持つ組織である。「defense」の使い方・例文
1. The lawyer presented a strong defense for his client.(弁護士は、依頼人の強力な弁護を行った。)2. The castle's defense system was well-designed.(その城の防衛システムはよく設計されていた。)
3. The team's defense strategy won them the game.(チームの防衛戦術が試合に勝利をもたらした。)
4. The country increased its defense budget.(その国は防衛予算を増やした。)
5. She took a self-defense class to protect herself.(彼女は自己防衛のために護身術のクラスを受けた。)
6. The immune system is the body's defense against infections.(免疫システムは、感染症に対する体の防衛である。)
7. The company implemented new defense measures against cyber attacks.(その企業は、サイバー攻撃に対する新たな防衛策を実施した。)
8. The defense attorney questioned the witness.(弁護士は証人に質問した。)
9. The city's defense wall was built centuries ago.(その都市の防衛壁は何世紀も前に建設された。)
10. The defense minister announced new policies.(防衛大臣は新しい政策を発表した。)
【防御】(ぼうぎょ)
defense.
敵性勢力から攻撃を受ける事を想定し、これを撃退する事を手段とする作戦行動。
実際の軍事において、ある部隊の行動目的が攻撃なのか、防御なのかは端からは判断しがたい。
敵の攻撃を阻止する唯一の手段は、敵の継戦能力を奪う事である。
そして敵の継戦能力を奪う最も確実な方法は、敵を殺す事である。
よって、歩兵はそれが攻撃であろうと防御であろうと、戦う時には銃を撃つ。
戦術論において、防御と攻撃の差は、置かれている状況の差にあるものと定義されている。
どのみち、敵の無力化が目的である事は攻防どちらも変わらない。問題はそこに至る経緯である。
防御においては、戦う場所を支配できる
防御作戦における最大の特徴は、どの場所で戦う事になるかを防御側が選べる事である。
攻撃側は防御側が滞在している場所にしか攻撃できないが、防御側はどこででも待てる。
この事は防御戦闘を優位に進める材料となる。
どこで戦う事になるか事前に判明していれば、詳細な地図を入手し、障害システムを配置できる。
また、戦術上有利な地形を占拠し、敵が危険な経路で行軍せざるを得ないよう誘導する事もできる。
地勢的な優位を極限まで活用すれば、攻撃する敵が自軍の3倍や10倍であっても撃退可能であろう。
とはいえ、実際には常にそこまでの優位は得られないし、選択も自由ではない。
部隊がある場所で防御を固めるという事は、他の場所での防御を放棄するに等しいからだ。
防御側は場所を選べるが、しかし攻撃側はそれを踏まえた上で対応する作戦を練る。
侵攻側が取り得る作戦を研究し、その上で最適な守備を戦略的に配置しなければならない。
この点に関しては、フランスの対ドイツ要塞網「マジノ線」の例がよく引き合いに出される。
マジノ線はドイツからの侵攻を想定して国境で防備を固める戦略であり、まさに鉄壁であった。
……ドイツがマジノ線を無視して迂回路でフランス本土に浸透し始めるまでは。
防御においては、戦う時期を支配できない
防御側にとっての最大の懸念は、戦闘が始まる時期が何時なのかわからない事である。
時期が判らない以上、敵の目的も規模も確かな事は何も言えない。
攻撃側は、攻め落とす事ができないと判断した場合は増援の到着まで待つ事ができる。
あるいは端から攻撃を放棄し、足止めに徹して後続部隊を通過させる事もできる。
敵の目的にとって防御部隊の無力化は必須条件ではないので、そもそも戦えるかどうかさえ定かでない。
この事は、本来防御を命じられていない部隊においては特に深刻な問題である。
当然の事ながら、万全の守備を固めた部隊より、襲撃を想定していない部隊の方が攻撃に対して脆い。
よって、攻撃側は可能な限り無防備に近い状況の部隊を狙おうとする。
例えば「攻撃のために展開途中の部隊」「兵站を輸送する部隊」等。
軍隊は常に補給や後送を必要とするため、部隊の防御は常に最良の状態では維持できない。
敵は防御が綻ぶまで兵站が許す限り待ち続け、察知し得る限り最高の時期に襲撃しようとする。
よって、防御作戦はしばしば展開や撤退に忙殺される最悪の時期での強行を強いられる。
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