重油の規格 (JIS K 2205)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 21:49 UTC 版)
「重油」の記事における「重油の規格 (JIS K 2205)」の解説
性状→種類↓反応引火点℃動粘度(50℃)cSt(mm2/s)流動点℃残留炭素分質量%水分容量%灰分質量%硫黄分質量%1種(A重油) 1号 中性 60以上 20以下(20以下) 5以下 4以下 0.3以下 0.05以下 0.5以下 (LSA重油) 2号 中性 60以上 20以下(20以下) 5以下 4以下 0.3以下 0.05以下 2.0以下 (HSA重油) 2種(B重油) 中性 60以上 50以下(50以下) 10以下 8以下 0.4以下 0.05以下 3.0以下 3種(C重油) 1号 中性 70以上 250以下(250以下) - - 0.5以下 0.1以下 3.5以下 2号 中性 70以上 400以下(400以下) - - 0.6以下 0.1以下 - 3号 中性 70以上 400を超え1000以下(400を超え1000以下) - - 2.0以下 - - ^ 1種及び2種の寒候用のものの流動点は0℃以下とし、1種の暖侯用の流動点は10℃以下とする。 A重油の1種1号は、硫黄分(Sulfur、サルファー)が0.5 %以下とされ、LSA重油 (Low Sulfur A Fuel Oil) とも呼ばれる。この低硫黄のA重油の色は生産施設にもよるが半透明の黒色か黄色である。また、低硫黄のLSA重油はメーカによってはSCF(出光興産)またはSCFO (Super Clean Fuel Oil) とも称されることがある。 同じくA重油1種2号は、硫黄分が0.5 %以上2.0 %以下とされ、HSA重油 (High Sulfur A Fuel Oil) とも呼ばれる。
※この「重油の規格 (JIS K 2205)」の解説は、「重油」の解説の一部です。
「重油の規格 (JIS K 2205)」を含む「重油」の記事については、「重油」の概要を参照ください。
- 重油の規格のページへのリンク