つうしん‐えいせい〔‐ヱイセイ〕【通信衛星】
通信衛星
別名:CS
【英】Communication Satellite
通信衛星とは、遠隔地相互のデータ通信を可能にするために開発された人工衛星のことである。
地上から発信された電波を受信したら、その電波を増幅して地上へと送り返す「通信の中継基地」として活用されている。
日本では、1977年に、アメリカのケネディー宇宙センターから、アメリカ製のデルタ2914型ロケットによって打ち上げられ、静止軌道に乗った「さくら(CS)」が通信衛星の第一号となった。
通信衛星は当初、大陸間や離島および船舶との通信などに利用されていたが、最近では高画質なテレビの衛星放送にも利用されている。
参照リンク
衛星放送の現状 - (総務省)
通信・放送衛星
遠くはなれて直接通信できない2点を結ぶ「通信衛星」
通信衛星は、遠くはなれて直接に通信できない2点を中継(ちゅうけい)するためのものです。宇宙中継をするためには、両地点から通信衛星が見えていることが必要です。太平洋上に静止衛星「インテルサット」が打ち上げられ、国際電話やテレビ中継がおこなわれるようになりました。日本でも1983年打上げの「さくら2a」で実用化され、現在「さくら3b」が国内の通信や新聞紙面の電送に活躍しています。
各家庭のアンテナでも受信できる「放送衛星」の電波
通信衛星と放送衛星の大きなちがいは、通信衛星が地上の受信局として大きなアンテナなどの施設が必要なのに対し、放送衛星は小さなアンテナで各家庭で受信できるように衛星の出力が大きいことが特徴です。日本では宇宙開発事業団(現 宇宙航空研究開発機構(JAXA))の放送衛星「ゆり」シリーズをはじめ、民間会社による通信・放送衛星も打ち上げられ、運用されています。
通信衛星
通信衛星(CS)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 04:03 UTC 版)
「日本における衛星放送」の記事における「通信衛星(CS)」の解説
「スカパーJSAT」を参照 N-SAT-110(東経110度)※3:スカパー!(CS1/CS2ネットワーク)、i-HITS(CATV向け番組配給通信)、放送以外のサービス(通信サービスなど) JCSAT-110R(東経110度)※2:BSAT-3c/JCSAT-110RのCS機能。N-SAT-110の予備衛星。 JCSAT-2A(東経154度):SPACE DiVA JCSAT-3A(東経128度):スカパー!プレミアムサービス(パーフェクTV!サービス)、放送以外のサービス(通信サービスなど) JCSAT-4B(東経124度):スカパー!プレミアムサービス(スカイサービス)、放送以外のサービス(通信サービスなど) JCSAT-RA:予備衛星。原則として東経126度で待機し、経度±2度にあるスカパー!使用衛星付近の軌道へ遷移しやすくしている。 SUPERBIRD-C2(東経144度):SOUND PLANET、その他の放送サービス、i-HITS、放送以外のサービス(通信サービスなど) ※2:正式名称はBSAT-3c/JCSAT-110R。普段はBSAT-3cとしてBS機能のみを使用し、JCSAT-110RとしてのCS機能は使用せず。※3:SUPERBIRD-D/JCSAT-110の別称を持つ。
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「通信衛星」の例文・使い方・用例・文例
- 通信衛星を打ち上げる
- 彼らは通信衛星の打ち上げに成功した
- 通信衛星で
- ロケットは通信衛星を軌道に乗せた。
- 通信衛星[スペースシャトル]を打ち上げる.
- 通信衛星.
- たくさんの通信衛星が地球を回っている.
- 通信衛星の受信機
- 通信衛星の送信機
- 電離層か通信衛星によって地球に映し出される電磁波
- 通信衛星を使って行う通信
- 通信衛星を利用してのテレビ中継
- アマチュア無線のための通信衛星
- 通信衛星を使った各種の情報処理サービスを行うビジネス
- 通信衛星,通信回線,通信センター,データバンクが中心となって形成される社会経済基盤
- 通信衛星を利用した,地球規模の高度情報通信網の基地
- 国際電気通信衛星機構という国際機関
- スペースケーブルネットという,通信衛星を利用したCATVの番組供給ネットワーク
- 通信衛星から地上に送られて来た画像
- インテルサット用の通信衛星
通信衛星と同じ種類の言葉
- 通信衛星のページへのリンク