せいし‐きどう〔‐キダウ〕【静止軌道】
静止軌道
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/24 06:42 UTC 版)
静止軌道(せいしきどう、geostationary orbit)は、対地同期軌道 (geosynchronous orbit) の一種で、(赤道面を基準面として)軌道傾斜角0度、離心率ゼロ(真円)、自身の公転周期と母星の自転周期[注釈 1]が等しい軌道である。この軌道を回る衛星は惑星の赤道上を自転と同期して移動し、地上からは天空の一点に止まっているように見えるため、通信衛星や放送衛星や気象衛星によく用いられている。GEO[注釈 2]と略されることもある。静止軌道の(人工の)衛星を静止衛星という。
注釈
出典
- ^ https://yomoriki.com/celestial-mechanics/1530/
- ^ https://qzss.go.jp/overview/column/orbit_151027.html
- ^ “Commercial Communications Satellites Geosynchronous Orbit” (PDF). Boeing (2006年6月30日). 2007年1月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月22日閲覧。
- ^ https://www.nict.go.jp/publication/NICT-News/0507/p02.html
静止軌道
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/18 11:13 UTC 版)
詳細は「 静止軌道」を参照 地球の赤道上空にある飛行体が描く周回静止軌道は、地球の中心から約42,164kmの半径をもつ。するとこの軌道上の衛星は、平均海水面の上空約35,786kmの高度にあることになる。そして地上に対して同じ位置をとり続ける。静止軌道上の衛星(静止衛星)を地上から観察すると、空の同一点に浮いたまま静止しており、その背後の太陽・月・恒星・惑星などが日周運動で移動して見える。この軌道は、通信衛星・放送衛星などに有用である。
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