空手道部
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/12 09:29 UTC 版)
半座 龍之介(はんざ りゅうのすけ) 本作の主人公。1年生。初心者のため白帯。中学時代は「血龍」(ブラッディドラゴン)と呼ばれたほどの喧嘩屋だった。それゆえあまり礼儀正しいとはいえないが、根が真面目で、非常に根性があり、技の飲み込みも早い。元不良とは思えない程素直な性格だが、その経歴から敬遠されることが多い。藤木や青柳、伊奈など、強い(強そうな)人物を見ると興奮する。持ち前の熱心さとセンス、そして発想の柔軟さで試合の最中にもメキメキと上達し、周囲を驚かせている。 藤木と出会い、空手道部へ入ろうとするものの、元不良ということもありなかなか入部することさえできず、番場の助力で入部した後も、不良嫌いの藤木からのしごきは続いたがそれを乗り切り、ついに藤木に認められ、空手道部の正式な一員となる。最初に覚えた空手の技は、藤木のしごきで身につけた中段逆突き。入学当初は恋をしたいがために自らの名が知れていない高校を選んだり、強くなって藤木に好かれたいがために空手道部に入部するなど軟派な印象だったが、今では空手一筋の熱血小僧であり、その姿に藤木やもなかも惹かれつつあるようである。 藤木 穂波(ふじき ほなみ) 本作のヒロイン。2年生。曲がったことは許さない一本気な性格。しかしその実力は確かで、半座をはるかに超える強さを持つ。 最初は半座を不良だからという理由で毛嫌いし、部から追い出すためコーチという名目でしごいていた。しかし、半座との組手の中で、半座の空手への純粋な心に気づき、空手道部の一員として認める。その後は先輩として、半座の精神的な支えとなっている。自覚はないようだが、もなかから甲斐甲斐しく治療される半座を見てもどかしく思う描写があり、無意識ながらも半座に好意を寄せているようである。 青柳 栄治(あおやぎ えいじ) 空手道部主将。3年生。身長188センチメートル、体重75キログラムという長身な体躯から「巨塔」(バベル)の異名を持っており、長い足を活かした多彩な足技を得意とする。その強さは伊奈にも認められている実力者である。普段は眼鏡をかけて飄々としており、自分以外の試合には味方、相手問わず選手に対して常に冷静かつ的確な洞察力を見せるが、自分の試合になると不敵にふてぶてしい笑みを浮かべる血気盛んな性格である。練習とはいえ半座に一撃くらった直後にはしっかり数倍にして叩きのめすほどの大人気ないところもある。捉えどころのない口調ではあるが、仲間思いでもあり、かつて後輩の藤木を守るために乱闘騒ぎを起こし、空手道部を休部させてしまったことがある。勿論部内での人望も篤い。 野田 ケン太(のだ ケンた) 半座のクラスメイトにして空手道部員。1年生。身長174センチメートル、体重64キログラム。半座に空手道部に入るよう勧めたり(当初は半座が不良と知らなかった)、藤木のしごきに気をもんだりと、面倒見がよくお人よしな性格。藤木とは道場で知り合った。半座が不良であったことを知った当初は彼を恐れていたが、共にインターハイ出場選手に選ばれた頃からお互いに競い合うように練習に励むようになる。自分に自信を持てない現状を変えたいと思ってはいるものの、本番に弱く、直前の緊張を試合に引きずり易い性分で、決まって良い所を見せられずにいる。ただインターハイ予選三回戦にて、スロースターターであることが判明し(顧問の菅野は見抜いていた)、圧倒的な運動量と秘められたポテンシャルを発揮して大健闘した。 番場 誠十郎(ばんば せいじゅうろう) 空手道部の先輩。2年生。身長171センチメートル、体重72キログラム。高校生離れした無骨な顔と性格をしている。空手道部の中で最初に半座を気にかけた人物であり、半座の一番の理解者でもある。男気があり真面目な人柄で、半座に空手道の理念を教えた。体格的には恵まれていないが、接近戦の強さと一瞬で相手の懐に飛び込む機動力でそれを補うインファイター。団体戦では主に中堅を務める。詩乃という妹がいる。半座からは「バン」と呼ばれている。 財前 隼人(ざいぜん はやと) 空手道部の先輩。2年生。身長177センチメートル、体重68キログラム。謎掛けが好きでよく部員に持ちかけているが、それ以外に会話したことがないほど無口。しかし、内面には超がつくほどの負けん気を秘めている。優れた反射神経と危機察知能力を持つ眼を武器とし、相手の一手先を読み取り切って落とす待ち拳(カウンター)のスペシャリスト。団体戦では主に副将を務める。 大谷 瑞希(おおたに みずき) 空手道部の先輩。2年生。スポーツ刈りの女性で、さっぱりとした好人物。1年生の時に、同じクラスだった藤木に誘われて入部した。空手道部の女性部員は藤木と彼女の2人のみが描かれている。 菅野 真緒(かんの まお) 空手道部の顧問。産休を取っていたため、物語開始当初は部にはいなかった。初登場は第25話。空手の形の大切さを半座に教える。一見するとおしとやかな美人だが、ただでは転ばない性格である。部内での指導は厳しいことで知られ、その稽古の苛酷さは青柳を始めとした部員から恐れられている。旧姓・白鳥。 佐倉 もなか(さくら もなか) 半座のクラスメイトの女生徒。1年生。半座が手にケガをしているのに気付き、絆創膏を差し出す。半座が不良だと分かった後は他のクラスメイトと同じく距離を置いていたが、13話では半座の空手道着を縫ってくれた。半座に興味を抱くようになっていき、不良に襲われていたところを助けられた事件をきっかけに、空手道部のマネージャーになる。インターハイでの部のみんなの活躍に触発され、自身も空手を習いたいと思うようになり、物語終盤では皆と同じく道着を着用し、半座に空手を教わるようなった。白帯。 南 昭則(みなみ あきのり) 空手部員の1年生。半座や野田と共に日々研鑽を積む。インターハイ決勝戦にて負傷者の代理選手を務める。 冨田(とみた) 南と同じ空手部員の1年生。インターハイでは試合中、初心者の佐倉に解説をする。 高津(たかつ) 南、冨田と同じ空手部員の1年生。
※この「空手道部」の解説は、「ハンザスカイ」の解説の一部です。
「空手道部」を含む「ハンザスカイ」の記事については、「ハンザスカイ」の概要を参照ください。
空手道部
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/13 10:42 UTC 版)
空手道部は1948年(昭和23年)創立。昭和23年に同好の士が集い、1951年に西山英峻師範が就任する。空手道部のOB会である峻空会が組織されている。これまでに、幾多の学生優勝者を輩出している。 第51回全日本大学空手道選手権大会:男子組手団体優勝、男子形団体準優勝、女子組手団体優勝、女子形団体優勝 第53回全日本大学空手道選手権大会:女子組手競技団体戦優勝など
※この「空手道部」の解説は、「駒澤大学」の解説の一部です。
「空手道部」を含む「駒澤大学」の記事については、「駒澤大学」の概要を参照ください。
- 空手道部のページへのリンク