注意書き
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/02 21:03 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動注意書き(ちゅういがき)は、ユーザーに安全などのための注意すべき点や警告を、前もって喚起するための文章(文書)。マークやピクトグラムを併用している場合もある。
なお、流通途中の段階においても、それらを促す「天地無用」や「折曲厳禁」「取扱注意」「加圧禁止」「落下厳禁」「上積厳禁」「水濡厳禁」といった禁止絡みの熟語も存在する。
「店内撮影お断り」や「二度漬けお断り」など、運営者(自治体を含む)・経営者(店など)側が、客側に看板や張り紙などで求めるものもある。
商品
「使用上の注意」や、推奨する保管方法などが、商品説明と共に記載されている。
なお、商品説明部分は基本的に丁寧体(です・ます調)であることが多いが、強い注意喚起部分は、そうなっていない。
自主基準で表示を決めているジャンルの商品もある。例えば日本では、メーカー各社で形成される洗浄剤・漂白剤等安全対策協議会が考案した「子供に注意」「目に注意」「必ず換気」。1998年には「まぜるな危険」の表示を開始した[1]。
日本では、スプレーなどの液化石油ガス(LPG)使用製品には、「火気と高温に注意」と、赤白で目立たせて書いてある。高圧ガス保安法に基づく義務表記であるという。それでも、人身事故が起きてしまった事例もある(「バルサン 氷殺ジェット」など)。
子供の誤使用・誤飲を避けるため、「幼児の手の届かないところに保管してください。」などの文面が書かれているものも多い。ライターにおいては事故多発を受けチャイルド・レジスタンス(CR機構)が義務化された。注意書きのうち「子供から遠ざける。」「子供に触れさせない。」などの文言のみが赤字で書かれているものが多い。
アメリカでは、「Wacky Warning Label Contest(最も妙な注意書きコンテスト)」(主催:Michigan Lawsuit Abuse Watch)が1997年から[2]発表されている[3]。
ギャラリー
- 日用品
- その他
脚注
- ^ 4. 付録 p.53 - National Institute of Health Sciences(NIHS)
- ^ PAST WINNERS OF M-LAW'S WACKY WARNING LABEL CONTESTS - Welcome to MLAW
- ^ 米・「最も妙な注意書き」大賞はトイレ用ブラシに! - ABC振興会
関連項目
- マニュアル(取扱説明書)
- 添付文書
- 情報デザイン
- パッケージデザイン
- 製造物責任法(PL法)
- たばこ警告表示
- 『必ずお読み下さい。』 - 一條裕子の漫画作品。
- 立入禁止区域
- ソニー・コンピュータエンタテインメント#暴力表現への注意喚起マーク
- en:Toy safety (※英語版記事)
- Template:注意 - Wikipedia内記事等で注意書きを実現するテンプレート。
外部リンク
- 製品安全ワークブック - 経済産業省
- 家庭用品品質表示法 - 消費者庁
- よくある質問コーナー(表示関係) - 消費者庁 表示対策課
- 洗浄剤・漂白剤等安全対策協議会の自主基準 - 洗浄剤・漂白剤等安全対策協議会
- 誤使用・不注意な使い方防止のために - 社団法人 消費者関連専門家会議 (ACAP)
- 親切すぎるアイスの注意書きについて(Excite Bit コネタ) p.1 - エキサイトニュース 田幸和歌子
- 親切すぎるアイスの注意書きについて(Excite Bit コネタ) p.2 - エキサイトニュース 田幸和歌子
注意書き
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/28 16:24 UTC 版)
現代(ANSI Z535.4-2011)の安全標識の注意書きは、次の3つの要素によって構成されている。 危険性の認識:例「高電圧」 危険が及ぼす影響:例「触ると感電、火傷、または死亡します」 危険を回避する方法:例「機器の電源を切断してください。」 現代(ANSI Z535.4-2011)の安全標識の注意書きのガイドライン。 テキストは左揃え 能動態で書くことと、ヘッドライン・スタイル(新聞の「見出し」のようなスタイル)で書くこと:例「Keep hands away(さわるな)」 前置詞(前置詞句)の使用を避けること:例「in event of a(万一○○された場合は)」 テキストの一かたまりごとに改行で区切ること センテンスケース(文章の先頭の一文字だけを大文字にする表記法)を使用すること サンセリフのフォントを使用すること:例「Arial」「Helvetica」「Franklin Gothic」など 複数の言語で書くこと:例えばアメリカ南部では英語とスペイン語を併記している 1968年のASA Z35.1-1968の段階で、安全標識のデザイナーは、「安全標識の最良のアプローチはシンプルで最小限の言葉で危険を伝えることである」と規定した。その結果、安全標識は「高電圧」などほんの数語で危険を識別するようになった。しかしこの方法は、警告を無視した人にどのような危害が起こりうるかがよく解らず、危険をどうやって回避するかについての案内を提供できないという欠点があった。
※この「注意書き」の解説は、「安全標識」の解説の一部です。
「注意書き」を含む「安全標識」の記事については、「安全標識」の概要を参照ください。
「注意書き」の例文・使い方・用例・文例
- 私はその注意書きを声に出して読んだ
- たばこの箱には注意書きがある
- それは最低でも30日間は注意書きを提供しなければならない。
- その注意書きに気付かなかった。
- 彼女の言うことは必ず注意書きを取ってください。
- そのページの注意書きを読みなさい。
- 封をするにはここを湿らせてください《封筒などの注意書き》.
- 十分ご満足いただけない場合は必ずご返金いたします 《広告などの注意書き》.
- [注意書きで] プラスチック[ビニール]製品にはシンナーを使用しないでください.
- 振ってからご使用ください 《注意書き》.
- 貴重品はすべて金庫におしまいください 《ホテルなどの注意書き》.
- 「この先乗客以外立ち入り禁止」と書かれた注意書きがあった.
- 注意書きを参照する
- 西暦600年と900年の間にユダヤ人の筆記者によって原文の縁と終わりに書かれた筆跡の特徴に対する特定の語の発生、異形の情報源、発音のための指示に対する注意書きと他のコメントを含むヘブライ語の聖書の膨大な量の本文批評
- 彼の本の販売利益は、寛大にも、注意書きに書かれた支払先に提供された
- 注意書きなどを記して文書に貼りつけた紙
- 機械や器具の,使用法や使用法上の注意書き
- ニンテンドーDSの販売元である任(にん)天(てん)堂(どう)とプレイステーション・ポータブル(PSP)の販売元であるソニー・コンピュータエンタテインメントは自社のウェブサイトに注意書きを載せている。
- 自販機に記載された注意書きによって自販機の目的を利用者に伝えている。
- 袋の注意書きには,この油は健康にとても良いものであると書かれています。
- 注意書きのページへのリンク