使用法(半二重通信での会話)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/27 00:28 UTC 版)
「ウォーキートーキー」の記事における「使用法(半二重通信での会話)」の解説
無線機を使ったことが無い人には、「半二重通信」という中途半端なものでどうやって会話を成立させることができるのか、さっぱり理解できない可能性もあるので、念のために解説する。 分かりやすくなるよう、まず2台で使う場合、しかも(基本形の)送信時にはボタンを必ず押すタイプについて説明する。ウォーキートーキーは電源を入れた状態では、基本的に受信状態になっている。どちらかが相手に話しかけたくなったら、《送信ボタン》を押したまま(電話の受話器の口側に向かって話すように)話しかける。なるべく簡潔に短い文章で話を終えて、話を終えると同時に必ずボタンから指を離す(これが大切)。ボタンから指を離すと同時に、自機は受信状態へ戻り、相手には「ジッ」や「ズッ」などと短いノイズが聞こえる(その音が、送信が終わったことを示す合図ともなっている)。そのノイズでこちらの送信が終わったことを相手が感じ取り、相手も送信ボタンを押して何か言う。その声がこちらの機のスピーカーから聞こえるのでその話を聴く。相手の話が終わり短いノイズが聞こえたら相手の送信が終わった合図なので、もしこちらもまた何か話したかったら送信ボタンを押して話す。このようなことを繰り返すことで会話を成立させる。 3台以上でも使える。同一周波数に設定すれば複数台で使える。基本的に全員が受信状態になっていて、誰かが送信ボタンを押して話しはじめると、残りの全員にその声が聞こえる。特定の者に話しかけたい場合は、送信ボタンを押して相手の名前を呼んでから話をすれば、いったい誰に向かって話をしたいのか、全員に分かる。話が終わったら短いノイズが聞こえるので、応答したい者が送信ボタンを押して応答する。 基本的に同一チャネルである瞬間に話せるのは、ただ一人だけ。誰かが話している間は、その人がその周波数(チャネル)を独占してしまう形になる。また自分が送信している間は、自分のウォーキートーキーのスピーカーから他の人の声は全く聞こえない。相手の表情も見えない。したがって、他の人たちがこちらの話を本当に聴いて了解・同意しているのか、それともその瞬間はほかごとに気をとられて聞こえていないのか、それとも聞こえた上で実は同意しておらず反論したがっているのか、さっぱり分からない。だからウォーキートーキーを使う場合は、(たとえ自分の側に言いたいことが沢山あっても、まとめて言うことはあきらめて)基本的にはワンフレーズを言うごとに一旦送信を終えて送信ボタンからすぐに指を離して受信状態に戻すことで、相手の反応(「了解」だとか「いいえ」だとか「今は手が離せません」とか「そりゃ、無理です」など)を確認する。 近年では、ボタンを押さなくても、話す声に反応して(まるで送信ボタンが押されたかのように)自動的に送信状態になる機能を備えた機種も増えている。そのタイプではヘッドセットを使いウォーキートーキーをポケットなどに入れたり腰に装着したりすれば、ウォーキートーキーのために手を一切つかわずに済むので、両手を空けておく必要がある業務では便利である(ただし便利な反面、たまたま目の前に現れた人にそのまま話しかけると、その声が、ウォーキートーキー経由でチャネルを聞いている人全員に聞こえてしまい、きわめてプライベートな話などが同僚に筒抜けになってしまうことも起きがち)。
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使用法
「使用法」の例文・使い方・用例・文例
- 私は新しい装置の使用法を学ぶため講習会に出席した
- 推奨された使用法と規制
- アートファイル(.art)の使用法がわかりません。
- 普通科目の他に機械についての基礎的な事柄を学習し、 各種の機械の使用法や技術を身につける実習などを行います。
- 使用法.
- そこにある使用法に従ったほうがよい.
- この機械の使用法がわからぬ
- 使用法はこの本に書いてある
- 使用法
- この本に使用法が書いてある
- 彼は、彼がプログラムの使用法を彼女に教えなければならないという彼女の提案に怒った
- 教育のあるネイティブスピーカーの確立した言語使用法に根差した
- ある共同体の威厳のあるグループの言葉の使用法に従わない
- 所有と使用法が法律によって制御される薬または化学物質
- 慎重な使用法では、名詞の影響力の大きさは、考えの大きさを表すのに用いられない
- 発明の本質また使用法が明確で詳細に記述してある発明の特許申請者によって書かれた文書
- ハイパーテキストを作り出す際のタグの使用法の(汎用マークアップ言語規約に従う)規則とタグのセット
- 語句の不自然または矛盾した使用法で、誤って(「香りのよい」の意味で「騒々しい」を使うなど)あるいは不適切に(「盲いた口」のような混喩など)使うもの
- 英国の辞書編集者で、英語の使用法についての有名な本を書いた(1858年−1933年)
- 使用法や使用量をまちがうと生命に危険を及ぼす激しい作用をもつ薬
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