天地無用
天地無用とは、天地無用の意味
天地無用は、荷物の運搬・管理に当たり、その荷物を上下逆さまにしたり横倒しにしてはいけない・指定された面を上向きの状態で置かなくてはならない、ということを示す表現。つまり「ひっくり返したり横倒しにしたりするな」という意味の語。天地無用の語の由来・語源
天地無用は、いわゆる業界用語である。直接の語源や出典は定かでない。天地無用の「無用」は(「必要ない」ということではなく)「するべからず」という禁止の意味合いがある。つまり「天地無用」とは「天地を逆さまにしてはいけない」ということである。通説としては、「天地の入替は無用」という意味で使われた省略表現が「天地無用」の語で定着したとされる。天地無用の類語と使い分け
天地無用の類語・類似表現としては「取扱注意」などが挙げられる。要するに「注意して大事に扱え」ということである。天地無用の英語
天地無用は英語圏などでは上向きの矢印の記号と「This side up(この面を上に)」のような文言によって示されることが多い。天地無用
天地無用とは、天地無用の意味
天地無用(てんちむよう)とは、「(荷物を)上下をさかさまにしてはいけない」という意味で用いられる表現および注意書きである。決して「上下を気にしなくてもOK」という意味ではない。天地無用の荷物には、赤地白抜きの「天地無用」と書かれたシールを貼って注意喚起することが多い。英語では、do not turn upside down と表現する。天地無用の「天地」(てんち)は荷物などの「上部(天面)と下部(底面)」という意味である。「無用」は「してはいけない」という意味である。「天を地にしてはいけない」という旨と解釈すれば本来の意味に合致する。しかし最近では「天地無用」を「天も地も区別しない」というような意味と誤認する人が多い。そうした背景もあって近年の荷物には「UP」のマークや「この面を上に」といった文字を書き足す例が多くなっている。日本郵政(ゆうパック)では、「この面を上に・逆さま厳禁」と書かれたシールを用意している。また、ヤマト運輸(クロネコヤマト宅急便)では「天地無用・この面を上に」と書かれたシールを用意している。
天地無用の類語
天地無用の類語としては、「この面を上に」「この面が上部」「逆さま厳禁」などが挙げられる。てんち‐むよう【天地無用】
天地無用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/19 07:14 UTC 版)
天地無用(てんちむよう)とは、運送用語で、わずかな傾きや衝撃で損壊する恐れのあるデリケートな対象物(電子機器、美術品、家具、液体の入った容器など)が入っているため、倒立状態(上下逆さま)ないし、横倒しまたは傾けた状態で輸送してはいけないことを指す。
概要
「天地」とは荷物の上面と底面のことであり、輸送にあたって上下を逆転させてはいけないことを示すための言葉として用いられる。言葉の成り立ちとしては、「天地」に「天地を入れ替える」という意味があり、それが「無用(してはならない)」であるとする説明がある一方、「天地入替無用」「天地顛倒無用」の「入替」などの語が省略されたと説明される場合もある。
平成25年度(2013年)の「国語に関する世論調査」によると、半数以上が正しく意味を理解できたものの、3割弱が本来の意味とは反対の「上下を気にしないでよい」と答え、1割弱が「分からない」と回答していた[1]。「天地無用」の四字は、そのまま読めば「天地が無用」、つまり「逆さまにしても構わない」という意味に誤解するおそれがある。そのため、近年では公的機関においては「天地無用」の文言を抑制し、よりわかりやすい表現に改める動きが見られる。
かつては郵便局で「天地無用」と記載された赤地に白字のシールを取り扱っていたが、現在は廃止されており、「この面を上に 逆さま厳禁 ↑↑ ゆうパック JP 日本郵便」と記載されたシールを採用している。英語表記では「This Side Up」(この面を上に)。西濃運輸では上記のものを配達する際にこの「天地無用」のシールを貼っている。また、ヤマト運輸では「この面を上に 天地無用 ↑↑ ヤマト運輸」と記載されたシールを採用するなど、よりわかりやすい表現に改められている。
上面にすべき面の縁に、二重矢印「↑↑」のピクトグラムで表記されることもある。正式には、JIS[2]で「上方向」という名称が定められている。
郵便局では「天地無用」の記述を使用したシールの取り扱いは廃止しているが、「天地無用」の用語を使用すること自体は禁止されていない。現在は100円ショップなどで「天地無用」シールを販売している場合があり、発送依頼者が独自に購入したシールを使用したり、送り状に直接「天地無用」と記載することも可能である。
関連項目
脚注
- ^ 文化庁広報誌『ぶんかる』言葉のQ&A 「天地無用」の荷物は,どう扱うか
- ^ JISZ0150『包装-包装貨物の荷扱い図記号』No.14
天地無用!
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/27 07:09 UTC 版)
『天地無用!』(てんちむよう)は、AIC制作による日本のアニメシリーズ。略称は「天地」。
- 1 天地無用!とは
- 2 天地無用!の概要
天地無用!(テレビアニメ版)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 22:48 UTC 版)
「天地無用!」の記事における「天地無用!(テレビアニメ版)」の解説
登場人物については「天地無用!シリーズの登場人物#ねぎし版」を参照 1995年4月2日 - 1995年9月24日まで放送された。全26話。 テレビ版オリジナルストーリーであり、「地球編」10話、「特別興行」(番外編)3話、そして「宇宙編」13話の3部構成になっている。ちなみに特別興行を除き、サブタイトルは「○○無用!」に統一されている。また特別興行の「天地開闢 時空道行(てんちかいびゃく じくうのみちゆき)」は、前中後編の3話構成となっている。 OVAのキャラクターはそのままだが、キャラクターの初期設定などが変わっており、全く別の作品といってもよい。 テレビ東京系列のほか、岐阜放送 (GBS) でも同時ネットされていた。日曜日の18時30分から。
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