新体制
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 17:20 UTC 版)
「HUGっと!プリキュア」の記事における「新体制」の解説
上記の4名が退職、失脚後に配属された新たな社員たち。代表取締役社長のジョージ・クライや相談役のドクター・トラウムの下、社長秘書のリストルと共に任務に徹する。なお、任務や拠点などに変化はない。 ジェロス 声 - 甲斐田裕子 クライアス社に所属する若い女性社員。社内での肩書きはジェネラルマネージャー。赤系のメッシュが施された緑色のボブカットヘアが特徴。一人称は「わたし」で、英語交じりの口調で話すが、言葉使いが荒っぽくなることもある。 黄色のロングコートに赤と黒が基調のチャイナドレスのような衣装を着用し、赤色の厚底ヒールを履いている。 後輩社員のジンジンとタクミを常に両脇に引き連れており、ネガティブウェーブを発動させる際も2人を脇に構えさせている。また、猛オシマイダーの指揮をジンジンとタクミに任せることもある。 表面上は敵対する者に対しても常に余裕かつフランクな態度で接する一方で、友情や愛情といった感情については徹底的に憎悪したり、先輩にあたるパップルに対しても低姿勢で接しつつ内心では失態を犯し続ける彼女を軽蔑しており、パップルの彼氏を横取りする形で彼女をオシマイダーにさせる原因を作り出したり、自身の不始末をジンジンとタクミに押しつけたりするなど、したたかで冷徹な本性を持ち合わせる。その一方では、歳を取るにつれて、自分が見向きされなくなることのリスクを異常なまでに恐れている節もある。 オシマイダーを召喚する際には手をハートの形にして「ネガティブウェーブ」を放ち、色気を全面に出した豪華なダンスを踊りながら、相手に自分の名刺を差し出す形で行う。 クライアス社を離反したルールーと入れ替わる形で初登場し、当時は自身の素性を明かさずに行動していたが、あざばぶ支社が組織改編されてからは活動を本格化させる。しかし、部下のジンジンとタクミの離脱しによって孤独の身になり、彼氏さえ自分から離れていく恐怖心から感情が不安定になり、その負の感情を力にすることで強化形態へと変貌する。 そんな中、度重なる失敗や迫りくる老いへの恐怖心に耐えきれなくなり、遂にはドクター・トラウムの開発品に手を出して自らの意思で猛オシマイダーへと変貌し、街中の時間を止める形でプリキュアたちと交戦になる。しかし、再会した元部下のジンジンとタクミらの説得を通じて徐々に理性を取り戻し、自分を慕う2人の気持ちに触れたことで改心するに至り、結果的にはプリキュアたちの浄化技である「みんなでトゥモロー」を受けて元の姿に戻る。その後、ジンジンとタクミと共に再出発をする決意を固める。 クライアス社との最終決戦では、ジンジン、タクミと共に水上バイクで駆け付け、海の彼方のクライアス本社ビルへとプリキュアを送り届けた。 2030年では小学生であり、アカルイアス社の様な会社の社長になる事を目標としている。強化形態 ジンジンとタクミを失ったジェロスが、自暴自棄の末に得た姿。逆立った髪に目元のメイクが特徴で、服装なども荒々しいものに変化している。 自身から溢れだす大量の「トゲパワワ」で猛オシマイダーを強化する能力をもつ。 最終形態 ジェロスがドクター・トラウムの発明品を用いて猛オシマイダーへと変貌した姿。ジェロスとしての理性は保たれており、会話もできる。 怪力を用いて攻撃したり、口からは時間を止める特殊な光線を放つことができる。 ジンジン、タクミ 声 - 小島よしお(ジンジン)、山田ルイ53世(タクミ) クライアス社に所属する若手男性社員の2人組。社内ではジェロスの部下を務めており、両者とも執事のような身なりが特徴。一人称は両者とも「オレ」。 正面から見てジェロスの左側に立ち、ピンク色で襟足の長い髪が特徴で逆ナイロールタイプの眼鏡をしている若い男性社員がジンジンで、正面から見てジェロスの右側に立ち、グレーの短髪でハーフリムタイプの眼鏡をしている若い男性社員がタクミである。 整った容姿とは裏腹にコミカルな言動が目立ち、それぞれのキャストである小島や山田の持ちギャグを踏まえた台詞を発することもある。 上司のジェロスに対しては本心から慕っており、彼女からも時折猛オシマイダーの指揮を任されてはいるが、当のジェロスからは実質的に自身の不始末を押しつけられるための対象としか見られていない。また、ジェロスが猛オシマイダーを発注する際にも常に傍らに立っている。 登場当初からジェロスの部下として勤しんでいたが、連敗続きのためにジェロスから解雇を言い渡されそうになり、その焦りからドクター・トラウムが開発した試作品を盗み出し、その試作品を用いてはなたちの世界の時間を止めようと目論む。しかし、使用していた試作品が暴走する形で自分たちが猛オシマイダーへと変貌化し、ジェロスから「自業自得」として愛想を尽かされながらもプリキュアに襲いかかるが、結果的にはプリキュアの新しい浄化技である「プリキュア・チアフル・アタック」を受けて元の姿に戻り、本心からジェロスに尽くしていた日々を思い出しながら改心する。 現在はジェロスの足を引っ張ることを避けるためにクライアス社を退職し、ジェロスとの距離を置きながらそれぞれアルバイト生活に明け暮れる。その後、ジェロスが猛オシマイダーへと変貌した際には彼女の前に姿を見せ、前述のクライアス社を離脱した理由や、離脱後も変わらない彼女への思慕を打ち明ける形でジェロスを改心させるきっかけを作った。 2030年では小学生であり、同級生のジェロスを追いかけていた。最終形態 ドクター・トラウムが開発した試作品の暴走によってジンジンとタクミが合体し、オシマイダーへと変貌した姿。黒色の巨大な身体に、2つの顔と4本の腕が特徴で、服装などもボロボロになっている。 戦闘の際には4本の腕を駆使して攻撃するが、4人のプリキュアに動きを制止されるなど、戦闘能力自体はあまり高くない。 ビシン 声 - 新井里美 クライアス社に所属する中性的な容姿の少年社員。社内での肩書きはカスタマースペシャリスト。白色のボブカットヘアが特徴。一人称は「ボク」。 赤色の肩掛けに青色の服を着用し、首元には毛皮のようなマフラーを身に付け、黒色のロングブーツを履いている。また、服装にはチャックが施されており、両腕には包帯のようなものを身に付けている。 無邪気な口調ながら凶暴な性格で、他者を攻撃する際には狂気染みた笑みを見せたり、気に入らない事態になると感情をむき出しにするなど、直情的になりやすい傾向にある。特に、ハリーと一緒にいることの多いほまれに対する憎悪は激しい。 元々は、ハリーと同様に人間の言葉を操る小動物であり、ハリーとともに未来の世界の「ハリハリ地区」という場所で肩身の狭い暮らしをしていたが、ある日クライアス社からスカウトされたことで彼らの配下になり、組織から超人的な力を与えられて現在に至る。そのため、自分に居場所を与えたクライアス社に対する忠誠心は非常に高い。また、クライアス社から離脱したハリーを今もなお仲間として執着しており、現在は彼をクライアス社に戻すため躍起になっている。 戦闘の際には手から紫色の光弾を放つことができる他、素早く動きながら爪で引き裂く戦法を用いる。また、猛オシマイダーに「トゲパワワ」を注入して強化させることもできる。 その凶暴性からクライアス社内で長らく幽閉されていたが、リストルに解放される形で活動を本格化させる。また、前述のように因縁があるハリーと再会した際には、ハリーのネックレスを破壊して彼を凶暴化させる暴挙に出た。 最終決戦では、絶望的な状況下においても決して諦めようとしないパップル達の姿勢を「下らない」と一蹴するも、ハリーの説得でリストルが改心したのを機に、ただ一人残されたことに対する絶望の感情が昂り、猛オシマイダー化する。しかし、「いなくなるのはお前が嫌いだからじゃない。愛しているからだ。」というリストルの説得により感極まって号泣し、その後プリキュアの「みんなでトゥモロー」を受けて元の姿に戻った。最終形態 リストルに失望したビシンが、自身のトゲパワワを吸収する形で得た姿。髪や服装などに変化はないが、身体は漆黒の巨大な怪物へと変貌している。 感情が暴走状態にあるため凶暴性も増幅しており、両手で相手を握り潰す荒い攻撃をしてくる。
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