おおば‐こ〔おほば‐〕【大葉子/車=前=草】
おおばこ 【大葉子・車前】
オオバコ
おおばこ (大葉子)
●わが国の各地をはじめ、朝鮮半島や中国に分布しています。道端や空き地などに生えています。名前は、幅の広い葉に因みます。また中国では「車前草」といい、車の通る道に多いことに因ります。根生葉で、4月から9月ごろ、花茎の先端に穂状花序をつけ、小さな花を下から順に咲きあげます。面白いのは、適度な踏みつけがなければ、他の草が高く伸びて光が当たらなくなり、生き延びられないということです。そのために葉や花茎には踏みつけに適応できる丈夫な維管束が発達しています。葉や種子は漢方では咳止めの薬として知られています。
●オオバコ科オオバコ属の多年草で、学名は Plantago asiatica。英名は Che Qian Zi, Oba-Ko。
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大葉子
大葉子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/02 00:34 UTC 版)
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大葉子(おおばこ、生没年不詳)は、上代日本の女性。調伊企儺(つきのいきな)の妻。
経歴
調伊企儺は、難波の人。応神天皇の代に弩理使主という者が百済から帰化し、その曾孫弥和は顕宗天皇の代に姓 調首を賜わった。
伊企儺は、その子孫で、号して調吉士。欽明天皇の代に新羅がまた背き、任那を亡ぼしたので、朝廷は紀男麻呂を将として問罪の師をおこし、伊企儺はこれの副将であった。妻大葉子とともに軍に従い、敗れて、虜となった。
新羅の人が刀を抜いて彼に迫り、その褌を脱がせ、臀をあらわにさせ、日本のほうへ向けさせて、
「 | 日本の将、わが臗脽(尻の意)を噉(くら)へ | 」 |
と叫ばせようとし、しかし伊企儺は、
「 | 新羅王、わが臗脽を噉へ | 」 |
と叫び、殺された。その子である舅子は父 伊企儺の屍を抱いて死んだ。
大葉子は虜であったが、歌って
「 | からくにの きのへにたちて おほばこは ひれふらすも やまとへむきて(韓国の城の上に立ちて大葉子は 領巾振らすも大和へ向きて) | 」 |
と。聞く者はみなこれを哀れんだ。領巾(ひれ)は古代の女性が肩にかけていた長い布で、領巾を振る動作は別れを惜しむ意味[1][2]。
出典
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