売却へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 16:15 UTC 版)
電通グループは、2021年(令和3年)6月29日、購入希望者から購入意向表明書を受け取ったことを明らかにし、当ビルについて売却の検討に入ったと正式発表した。実現すれば2021年12月期(国際会計基準)に約890億円の譲渡益を計上する。コロナ禍によってテレワークの導入が進み、出社率は2割以下にとどまっているが、売却後も11年間の賃貸借契約を結び、引き続き本社を置く。 2021年9月3日、電通グループは購入希望者との売買契約が成立し、同月30日付で売却すると正式発表した。売却先は非公表であるが、東洋経済新報社や読売新聞によると、不動産大手のヒューリックなどが中心となって出資している特別目的会社(SPC)と推測されており、売却額は約2680億円になるとみられている。 構造 ビルは「100年建築」として高性能・高耐久ビルを目指し、風や地震に対しても様々な工夫を凝らしている。ブーメラン形の複雑な平面のため、設計初期段階から風洞実験をするなど設計・構造が一体となって計画を進めた。ブーメランのウイング部分は柱間7.2mモジュールのラーメン架構。40階まではコンクリート充填鋼管造を採用して耐震性を高めている。またシャトルエレベーターロビー階とその下2層を使ってのメガストラクチャーと曲げダンパーの構造や、屋上に設置された2基のハイブリッド制振装置によって揺れにくいビルとなっている。 エレベーター オフィス棟外壁に面するエレベーターは、平均待ち時間を30秒程度に収めるため、1階のエントランスホール・4階・14階・25階・36階に停止する高速シャトルエレベーター(左側5基は東芝製・右側5基は日立製)と中速運転のローカルエレベーターを組み合わせたデュアルエレベーターシステムが採用され、建設当時世界最高速の物であったが、あまりの速度に役員が恐怖を感じたため、運転速度が落とされたという逸話がある。 シャトルエレベーター12基のうち、真ん中の2基はカレッタ汐留46階スカイレストラン直通エレベーターとして運転されている(三菱製、停止フロア:地下2階・46階)。シャトル6号機は平日8 - 18時の間はオフィス用として地下2階と46階には停止しない。それ以外の時間帯(平日18時以降・土日祝日)はスカイレストラン直通エレベーターとして運行される(日立製)
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売却へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 17:18 UTC 版)
近畿財務局は、土地の売買価格を評価するよう不動産鑑定士へ依頼した。しかし、その結果が判明する以前から近畿財務局は森友学園と交渉し、「1億3千(万円)」「ゼロに近い金額まで努力」などと金額を提示していた。 2016年6月に両者は売買契約を結んだ。上述のように、不動産鑑定士による評価価格は「9億5,600万円」だった。ところが、「ゴミが最も深いところで9.9メートル地点まで埋まっている」として、「ゴミの撤去費用である8億1,900万円などを差し引いて」1億3,400万円で国有地を売却した。金額は非公表とした。
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