主な代表作略歴
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主な作品は、戦前には嵐寛寿郎の代表作の『鞍馬天狗』シリーズを5作など多数を監督。時代劇にとどまらず現代劇も多く手がけてゆく。 戦後、大映から東映に会社を代え製作された『七つの顔』から始まる 片岡千恵蔵主演の現代劇『多羅尾伴内』シリーズを脚本・原作の比佐芳武と共に11作全て監督。同じく千恵蔵主演の初の『金田一耕助』シリーズ映像化も6作のうち5作を監督や日本初の和製ガンアクション刑事映画の『にっぽんGメン』シリーズを2作、また市川右太衛門の代表作『旗本退屈男』シリーズの戦後作6作を手がけた。大友柳太朗の主演の『丹下左膳』シリーズを5作中4作、大川橋蔵の代表作『新吾十番勝負』シリーズを8作中6作監督し東映スター俳優の活躍に貢献。 シリーズ作以外は片岡千恵蔵を主演にした1956年の東映オールスター時代劇『赤穂浪士 天の巻 地の巻』や1959年の『忠臣蔵 櫻花の巻・菊花の巻』、1961年の『赤穂浪士』なども手がけ、千恵蔵が清水の次郎長を演じた、オールスター時代劇『任侠清水港』シリーズ、月形龍之介主演の1959年の『水戸黄門 天下の副将軍』と1960年の『水戸黄門』のオールスター時代劇も監督し大作映画のイメージを大きく残した。 更に特筆すべきは国産初の大友柳太朗主演で総天然色(イーストマンカラー)シネマスコープ(東映スコープ)『鳳城の花嫁』(1957年ゴールデンウイーク公開)を手掛け東映発足から僅か6年で業界首位を揺ぎ無き物にし時代劇王国にまで昇進させた。 その後テレビ時代劇に進出して、月形龍之介主演のテレビシリーズの『水戸黄門』(1964)や大瀬康一の『鞍馬天狗』や栗塚旭の『風』をメイン監督として手がけた。
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