take down
「take down」とは、「降ろす」や「取り壊す」「こき下ろす」といった物を高いところから低いところへ移動したり物を砕いて解体したり人を罵ったりすることを意味する英語表現である。
「take down」とは・「take down」の意味
「take down」は「(上にある物を)下げる」「降ろす」という意味の英語表現である。「倒す」「取り壊す」「解体する」という意味も持っている。さらに「記録する」「書き留める」という意味でも用いられる。物だけでなく、人を対象にした場面でも用いられ、「こき下ろす」「罵倒する」や「恥をかかせる」「鼻をあかす」などの意味を表す。他にも「停止させる」などの意味もあり、非常に幅広い範囲で使用されるフレーズである。スラングとしても様々な場面で使用され、「敵をやっつける」「スボンを下す」「うんざりさせる」「(ウェブページなどを)削除する」などの意味を表す。「take down」は一つの句動詞として扱われることが一般的である。ただし、目的語が人や代名詞のような場合は、「take 人 down」「take it down」のように、「take」の直後に目的語を置くことが多い。また、活用するのは「take」の部分だけである。よって「(基本形)take down」「(過去形)took down」「(過去完了形)taken down」という活用変化になる。
「take down」の語源
「take down」の語源は、12世紀から15世紀の中世英語「tak (取る)」と「doun (下)」の組み合わせに由来する。この時代では、「tak doun」は物理的な意味での「取り外す」や「降ろす」という意味で使用されていた。16世紀から17世紀の初期近代英語の時代に、「take down」は「takedown」という名詞形も加わってより一般的になり、その意味も拡大した。「取り外す」や「降ろす」に加えて、「書き留める」や「記録する」といった意味が加わった。また、「take down」は自分の権威や地位を低く見せるという意味でも使われるようになった。18世紀から19世紀にかけて、「take down」の意味はさらに広がり、スポーツなどの競技の文脈での使用が増えた。20世紀から現代にかけて、「take down」は引き続き広く使われ、その意味はさらに多様化している。「take down」の発音・読み方
「take down」は「téik dáun(テイクダウン)」と発音する。最初の「t」は「無声歯茎破裂音」と呼ばれる音で、舌を歯茎の後ろに押し付け、短く爆発させるイメージで発音する。次の「a」は「éi」という二重母音になるので注意が必要である。また「é」には強勢が置かれるので、やや強めの発音を意識する。「ke」は子音「k」となる。「無声口蓋垂破裂音」と呼ばれる音で、舌を口蓋垂に接触させ、口を開けて空気を溜め放出する感覚で発音する。「d」は「有声歯茎破裂音」という音になる。日本語の「ダ行」に近く、舌を上の歯茎に当てて息を吐き出すように発音する。「ow」は「áu」という二重母音になる。口を開けて舌を下に向け、唇を少し丸めて発音する。また「á」は強めの発音を意識する。最後の「n」は「有声歯茎鼻音」という音になる。舌の先を上の歯茎に押し付け、鼻から息を通すイメージで発音するのがポイントである。
「take down」と「take it down」の違い
「take down」と「take it down」は基本的に同じ意味であるが、「take it down」は、「take down」に「it」という代名詞が加わることで、特定の対象に焦点が当てられた表現となる。このフレーズは、対象が既に話題になっている状況で使用される。例えば「Please take it down」は、「それ」を指す対象物がすでに言及されている場合に、その対象物を取り除くことを求める表現である。また、「take it down」は「take+目的語+down」という形をとっており、「take+down+目的語」という一般的な形とは異なっている。しかし、「take」は他動詞であること、さらに「down」は前置詞ではなく副詞であることから、「take it down」という語順はむしろ文法的にオーソドクスな形に戻っているだけである。
「take down」の使い方・例文
「take down」は以下の例文のように使用することができる。He decided to take down the old tree to make space for a new garden.
(彼は新しい庭を作るために、古い木を切り倒すことに決めた)
The storm was powerful enough to take down several power lines in the area.
(その嵐は、地域のいくつかの電力線を倒すほどの力があった)
The manager asked the staff to take down the outdated promotional posters.
(マネージャーは、スタッフに古いプロモーションポスターを取り外すように頼んだ。)
The wrestler aimed to take down his opponent with a swift and powerful move.
(そのレスラーは、迅速かつ強力な動きで相手を倒すことを目指していた)
The journalist had to take down her article after it was proven to contain false information.
(そのジャーナリストは、誤った情報が含まれていることが証明されたため、記事を削除しなければならなかった)
She was careful to take down every detail of the lecture to review later.
(彼女は、後で復習するために、講義のすべての詳細を丁寧に書き留めた)
The athlete managed to take down the previous world record in the 100-meter sprint.
(その選手は、100メートル競走の前の世界記録を破ることができた)
The hacker group threatened to take down the company's website if their demands were not met.
(ハッカー集団は、要求が満たされなければ会社のウェブサイトをダウンさせると脅迫した)
The citizens campaigned to take down the controversial statue in the city square.
(市民たちは、市庁舎前広場の物議を醸す像を取り除くために運動を展開した)
The coach instructed the players to take down their opponents' strategies during the game.
(コーチは、試合中に選手たちに相手チームの戦術を分析するよう指示した)
テイクダウン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/28 15:40 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動テイクダウン(Takedown)は、レスリングや総合格闘技において立っている相手をグラウンドに倒すこと、またはその技術。
テイクダウン技術のことを日本ではタックルと呼称することが多い[1]が、英語圏の諸国ではタックルと呼ばれることは少ない[2][3][4]。
種類
脚をかける
テイクダウン技術の内、相手の脚に自分の脚を掛けて倒すものをレッグ・トリップ (leg trip)、またはレッグ・スウィープ (leg sweep) という。ハンク (hank)、内掛け、外掛けとも称される。大内刈、小内刈、内股など多くの投げ技においても応用される技術である。レッグトリップはレスリング・グレコローマンスタイルでは禁止されている。また、蟹挟もレッグトリップの一種と分類される。
片脚を取る
相手の片脚を両手で掴み、相手を倒すものをシングル・レッグ・ダイブ (single-leg dive)、またはシングル・レッグ・テイクダウン (single-leg takedown) 、あるいは片足タックルと呼ぶ。相手の片脚を抱えながら相手の体を押し、倒すもの(柔道の朽木倒とほぼ同形)が最も単純な形であるが、幾つかのバリエーションが存在する。
片脚を掴んだ後、低姿勢をとり、相手の脛を自分の肩で押すものはロー・シングル (low single) である。相手の片脚を掴んだ後、反対側の足首を手で刈り倒すものはアンクル・ピックス (ankle picks、柔道の踵返とほぼ同形) である。掴んだ相手の片脚を肩口の高さまで上げて倒すものはハイ・クロッチ (high crotch) である。
両脚を取る
相手の両脚を両手で掴み、相手を倒すものをダブル・レッグ・ダイブ (double-leg dive)、または、ダブル・レッグ・テイクダウン (double-leg takedown) 、あるいは両足タックルと呼ぶ。そのまま押し倒すもの(柔道の双手刈とほぼ同形)が最も単純な形であるが、持ち上げたり、スラミングに移行するなどのバリエーションが存在する。自らの頭を相手の胸、または腹に押し付けつつこれを決めるものはスピアー・ダブル・レッグである[5]。
総合格闘技においては、レッグ・ダイブはがぶりやフロントチョーク、または打撃技で、カウンターアタックを受ける場合がある。
胴を掴む
- クリンチ、ベアハッグ(ボディロック、鯖折り)、ダブル・アンダーフック、ダックアンダー(脇くぐりタックル)などの体勢から攻撃する。
頭を抱える
腕を取る
その他
脚注
- ^ 佐藤満『オリンピック金メダリスト直伝!レスリング入門』WHAT IS WRESTLING?、ベースボールマガジン社、2006年。ISBN 9784583039121。
- ^ EXCEED英和辞典
- ^ 英辞郎
- ^ 新英和中辞典 第6版 (研究社)
- ^ Wrestling USA 1983年1月15日号
テイクダウン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 06:08 UTC 版)
「トランスフォーマーZ」の記事における「テイクダウン」の解説
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