チェックとは？ わかりやすく解説

別表記：チェック

「check」とは、検査するのことを意味する英語表現である。

「check」とは・「check」の意味

「check」とは、「確認する」「調べる」などの意味を持つ動詞である。他動詞としては「（～を）くい止める」や、「（～を）調べる」などの意味となる。自動詞の意味は「（～を）調査する」、「（～と）一致する」などとなる。「（ホテルに）チェックインする」や「搭乗手続きをする」という意味の「check in」は、句動詞として英語でも使われる。名詞としての使い方には可算名詞として「（進行中の突然の）停止」や「検査」、「妨げる人」や「止め具」などの意味がある。不可算名詞としての意味は「抑止」や「監督」などである。形容詞としては、「阻止に役立つ」や「照合用の」などとなる。

「check」の発音・読み方

「check」の発音記号はアメリカ英語では「tʃék」、イギリス英語では「tʃek」である。発音記号を無視して日本語で言うと「チェック」となる。

「check」の活用変化一覧

「check」の活用変化一覧は次のとおりである。
・check動詞の原形
・checking現在分詞
・checked過去形
・checked過去分詞
・checks三人称単数現在形
・checks名詞の複数形

「check」の語源・由来

「check」の語源は印欧語根「tek-（手に入れる）」である。ペルシャ語では「sah（王）」となり、ラテン語では「scaccus（王手）」として、チェスで王手になったときに言う語となった。古期フランス語では「eschec（王手）」として王手そのものを指すようになり、中期英語では「chek（チェック）」へと変化した。語源の主な意味は「チェスでキングに王手をかけること」や「王手されたキングの行動の停止」、「キングが王手されないための指し手のチェック」である。

「check」を含む英熟語・英語表現

「check」を含む英熟語・英語表現には次のようなものがある。

「checkする」とは

「checkする」は英語と日本語が混合している、通常は使わない言葉である。「する」は日本語の動詞で「ある動作や行為などを行う」ことである。動詞がついているため「check」は名詞だと考えられ、「検査する」などの意味だと推測される。「check」はカタカナ語として定着しており、「チェックする」は「（書類などを）照合する」「確認する」などの意味となる。

「your check」とは

「your check」は名詞の「check」に、代名詞「you」の所有格「your（あなたの、あなたたちの）」がついた語である。名詞の「check」には様々な意味があるため、「あなたの請求書」や「あなたの（荷物などの）預かり札」、「あなたの小切手」などの意味となる。どの訳が適切かは、使われている状況で判断する。

「Check-up」とは

「Check-up」は名詞の「checkup」と同義で、「健康診断」や「照合」などの意味となる。「Check-up」の頭文字が大文字になっている理由は不明である。

「license check」とは

「license check」は英語にはない表現である。「ライセンスチェック」というカタカナ語もないが、一部で「（プログラムなどの）ライセンスの認証」の意味で使われている。

「flight ticket check」とは

「flight ticket check」という表現は英語にはない。カタカナ語にもないが、「flight ticket」は「航空券」という意味である。「flight ticket check」は、「航空券の確認」の意味だと推測される。

「outstanding check」とは

「outstanding check」は「未払いの」を意味する形容詞「outstanding」と、名詞の「check（小切手）」を合わせた語である。全体の意味は「未払小切手」となる。未払小切手は「振り出したにもかかわらず、相手に渡さないまま手元に残っている自己振出小切手」を指す。

「check」の使い方・例文

「check」の使い方には「Firefighters checked the levee breach by stacking sandbags.」（消防士は土嚢を積んで堤防の決壊を阻止した）や、「In the school's belongings inspection, even the inside of the pocket was checked.」（学校の持ち物検査では、ポケットの中まで調べられた）などがある。「Bankers check cash with data on a daily basis.」(銀行員は日常的に、現金とデータを照合している)、「After the campfire, I checked that the fire was out.」（キャンプファイヤーのあと、火が消えたことを確認した）なども「check」を使った例文である。「I wrote a check for payment.」（支払い用の小切手を書いた）は名詞としての使い方だ。