イ短調
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/13 19:55 UTC 版)
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各言語での名称 | |
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英語 | A minor |
独語 | A-Moll |
仏語 | La mineur |
伊語 | La minore |
中国語 | A小調 |
音階 | |
は全音を、は半音を示す。 | |
関係調 | |
同主調 (I) | イ長調 |
平行調 (III) | ハ長調 |
属調 (Vm) | ホ短調 |
属調平行調 (VII) | ト長調 |
下属調 (IVm) | ニ短調 |
下属調平行調 (VI) | ヘ長調 |
前後の調と異名同音調 | |
異名同音調 | なし |
半音下の調 | 嬰ト短調/変イ短調 |
半音上の調 | 嬰イ短調/変ロ短調 |
イ短調(イたんちょう)は、西洋音楽における調のひとつで、イ (A) 音を主音とする短調である。
音階と和音
上行→下行 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 |
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自然短音階 | A | B | C | D | E | F | G | A | G | F | E | D | C | B | A |
和声的短音階 | A | B | C | D | E | F | G♯ | A | G♯ | F | E | D | C | B | A |
旋律的短音階 | A | B | C | D | E | F♯ | G♯ | A | G | F | E | D | C | B | A |
赤マスは一般に臨時記号により表される。
コードネーム | Am | Bm-5 | Caug | Dm | E | F | G♯m-5 | AmM7 | Bm7-5 | CaugM7 | Dm7 | E7 | FM7 | G♯dim7 | E7(♭9) |
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第9音 | F | ||||||||||||||
第7音 | G♯ | A | B | C | D | E | F | D | |||||||
第5音 | E | F | G♯ | A | B | C | D | E | F | G♯ | A | B | C | D | B |
第3音 | C | D | E | F | G♯ | A | B | C | D | E | F | G♯ | A | B | G♯ |
根音 | A | B | C | D | E | F | G♯ | A | B | C | D | E | F | G♯ | E |
和音記号 | I | II | III | IV | V | VI | VII | I7 | II7 | III7 | IV7 | V7 | VI7 | VII7 | V9 |
和音は和声的短音階で考えたもの。
VIIの和音 (G♯m-5) はV7 (E7) の、VII7の和音 (G♯m7-5) はV9 (E7(♭9)) の根音を省略した形とみなされることがある。
その他のコードネームも実際の楽譜では異名同音的に変えられることがある。
特徴
シャルパンティエはこの調について「優しさや悲しさを表す」と述べている。マッテゾンはこの調を「嘆くような、品位のある、落ちついた性格をもっている」と述べている。
古典派時代、管弦楽ではイ短調を主調とする事がほとんどなかった。現代のようなバルブの付いたホルンが存在しなかった時代なので短調の楽曲の場合、主調と平行調の二種類の管を組み合わせて使った。イ短調の楽曲の場合はA管とC管であるが、C管は通常の16 フィートのバス管ではA管と音色が異なりすぎてしまい違和感があるので8 フィートのアルト管を用いた。すると管長が短いために10倍音以上が困難で、二人一組でホルン5度が吹けないなどの深刻な問題があった。さらにC管の自然トランペットと同じ長さなので、ホルンらしくない甲高く悲痛な響きになり、当時の感覚ではトルコ軍楽風と見なされたようである。
イ短調は、調号を用いない調であるため、読譜が容易で初心者向きとされている。弦楽器のヴァイオリンではもちろん、ヴィオラ、チェロでも開放弦にA弦があり、協奏曲に頻繁にみられる。他方、ピアノで弾く場合は平行調のハ長調と同じく演奏をしにくい調のひとつである。
イ短調の曲の例
Category:イ短調を参照。
関連項目
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イ短調
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/22 21:53 UTC 版)
作中に登場する世界的に有名な11人の天才。各分野において優秀な者をクラウスにより見出されて編成された組織。一人一人が「異端」であることと、構成人数が11人であることにかけて「イ短調」と呼ばれるようになった。ここに載ってない人物(番号)は、老齢などの理由で主立って活動しないメンバーである。 クラウス・ユン・ジルシュヴェッサー イ短調1番。 イ短調の創設者にして総長。祓名民を統括するユン家の現当主であり、エイダの父親。長年の鍛錬で鍛え上げられた全身は鋼のように頑強である。その厳つい身体とは対照的に、名詠式はもちろん学問にも広く精通しており、大陸中の学者からも広く顔を知られている。 ネシリス(Nessiris) イ短調2番。 名詠士の中でも並外れた力を持つ人物で「青の大特異点」と呼ばれている大柄な男性。 ルーファ・オンス・ジルシュヴェッサー イ短調3番。 齢70近い祓名民の長老。イ短調の中では、クラウスが唯一頭の上がらない人物。 ティンカ・イレイソン イ短調5番。 見目麗しき女医。心理学、薬学など幅広い分野に興味を持つ才女で、そこそこに護身術もたしなんでいる。ルーファを軽くあしらうことのできる数少ない人物。キリエの叔母にあたる。 シャンテ・イ・ソーマ イ短調6番。 「歌后姫(オペラ・セリア)」の異名を持つ、かつての歌姫。緑色の名詠士。通信には一般の名詠士とは違い、『音響蝶』という蝶の形をした名詠生物を好んで使用する。 サリナルヴァ・エンドコート イ短調9番。 大陸に名高い、名詠研究機関ケルベルクの理事にして本部副所長を務める若き女性研究者。本部所長がほとんど姿を現さないため実質の最高権力者である。研究の傍ら、趣味で筋肉増強剤などの怪しい薬を調合したりもする。実は体術にも長けている。 カインツ・アーウィンケル イ短調11番。 組織の中では、召集命令に応じず、よく遅刻をする放浪癖のあるメンバーとして有名である。クラウスのことを先輩と呼ぶ。サリナルヴァの試験薬の実験台に使われたりもする。その他の詳細は主要人物欄参照。
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