アンコウ料理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 13:36 UTC 版)
ウィキメディア・コモンズには、アンコウ料理に関連するカテゴリがあります。 通常のあんこう鍋 一般的に提供しやすく、アンコウの具材(七つ道具)、野菜、割り下を入れておきあとは煮立てるだけの簡単な鍋。ただし、鮟鱇の下拵えに手間がかかる。味噌味や醤油味の2種類があり、郷土料理を伝える宿や食事処は味噌味が多く、料亭など高級な食事処では醤油ベースが多い。あっさりした味付けが多く初心者には食べやすい鍋。いわゆる「あんこう鍋ブーム」にあわせて作られた、比較的新しい調理法である。 どぶ汁 鍋で生肝を乾煎りしてからアンコウの具材料、野菜を入れて作る鍋。現在のあんこう鍋が流行る前、漁師達が船の上で食べたとされる古くからの調理法。あん肝が溶けてスープが濁る事から、酒の濁酒(どぶろく)から「どぶ汁」と言われている。鮟鱇は水分の多い魚で、野菜と鮟鱇の水分だけでスープが作れ、体も温まり栄養も満点だった事から重宝された。本来はスープは使わない調理法だが、この調理法は客への提供が困難で、提供している店は数少なく幻の鍋とも言われている。現在のどぶ汁はスープや酒などを加えて提供するのが一般的。 友酢(供酢) あん肝や皮、台身などを肝と酢味噌を合わせたタレに付けて食べる。水戸の発祥と言われており、アンコウの一品料理における代表料理である。 アンコウの刺身 基本的に鮟鱇は刺身で用意することはない。ただ、骨の周りの肉など、新鮮な状態であれば刺身で食べられるとされる。あん肝を寿司にする場合、十分に血抜きをしなければならないため、基本的には湯引きしたあん肝になり完全な生では提供されない。ポン酢につけて食べるのが通とされる。 アンコウの唐揚げ 皮や身を唐揚げにして食べる。レモンをかけて食べるのが通とされる。フグに似た食感で美味。 このほかにも、胃袋を揚げたり、肝を使った豆腐など多種の料理がある。 また、「あんこう研究所」では、あんこうラーメン、ハンバーガー、コロッケなど、新しい料理の研究開発も行われている。
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