お‐うえ〔‐うへ〕【▽御上】
お‐かみ【▽御上】
お上
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/03 05:24 UTC 版)
お上・御上(おかみ)とは、貴人や主君に対する尊称である。転じて、公儀権力を示す。戦国時代にもお上というものがあった。
なお、「おうえ」と読んだ場合は、主婦あるいは座敷・居間を意味する。
歴史
四等官筆頭の長官がカミと呼ばれるように、日本では古より最上位の権力者をカミと称してきた。武家政権時代であれば、庶民にとってのオカミは領主であり、武士にとってのオカミは主君であり、公家にとっての主上(おかみ)とは天皇であった。明治に入り一君万民論の浸透とともに、狭義には天皇一人を、広義には「天皇の政府」としての公権力一般を指すようになった。第2次世界大戦後は「お上」をもって天皇を指すことは一般的にはなくなり、揶揄的に役所・政府ないし政府機関、省庁を指す俗用のみが残っている。
女将
また旅館、食堂や相撲部屋などを取り仕切る女性を「女将(おかみ)」「女将さん」と呼ぶ。ただし、本来は「御上さん」が正しい表記である。
御上家
貴族や貴族の家、貴族的(上品)な様子のことを「御上家(おかみけ)」とも言う。
上様
「上様(うえさま)」は、江戸時代には征夷大将軍の尊称として用いられた。現在領収書などで請求先の名前の代わりに「上」と書くことはここからきているとされるが、異説もある。
お上
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/29 15:13 UTC 版)
「くるみと七人のこびとたち」の記事における「お上」の解説
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「お上」の例文・使い方・用例・文例
- あなたこそ英語がお上手ですね。
- あなたは3階へお上がりください。
- あなたはそのまま階段をお上がりください。
- あなたは突き当りの階段をお上り下さい。
- 「ついお宅のバラに見とれてしまってまして。本当に華やかですこと」「まあ、お上手ねえ。それはどうも」
- 料理がお上手と聞いています。
- 日本語がお上手ですね。
- 奥様はお料理がお上手ですか。
- どうぞお上がりください。
- かけ引きがお上手ですね。
- お上品ぶり, しなつくり.
- まあ, 口がお上手ですね.
- うわべだけのお上品.
- どうぞお上がり下さい.
- どうぞご遠慮なく取ってお上がり下さい.
- 随分歌がお上手なんですね. まったくお見それしました.
- 彼はいつもゴルフがお上手だと上司をほめるがそれはただのゴマすりだ.
- 彼女はお上品だから, そんなことはしないよ.
- 実効の見えるまでこの薬をお上がりなさい
- 水にブランデーを混ぜて一杯お上がり
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