CYCLE MODE international 2010 東京会場にて<本体編2>
昨日のエントリー CYCLE MODE international 2010 東京会場にて<本体編1> より引き続き、今回のサイクルモードで気になったクロスバイクを中心にご紹介しますね。
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MBMというブランドの「LIVE」。
スペックボードによると"MADE IN ITALY"だそうです。私は知りませんでしたが、昨年のEUROBIKEの出展社には名前がありますね。日本ではエンドウ商事が出展しています。
これ、税込み4万9800円です。
各部の仕様や仕上げもこのとおりなので、これはきっと通販で3万円切るぐらいの自転車だろうな、と思いました。実際はいくらで売られるのか知りませんので、失礼があったらお許しください。
それにしても、イタリア製、なんですかねほんとうに…
次は日本のコーダーブルーム。
ブランド名の「Khodaa」が「HODAKA」の並べ替えなのでわかるとおり、老舗ホダカのブランドで、そのホダカは今やジャイアントの傘下ですが、おしゃれで手頃な値段のスポーツバイクと関連商品を意欲的にリリースしてます。
7つのシリーズのすべてがクロスバイクといって良いほど、クロスバイク寄りのブランドなんですが、私が今回見たかったのは自転車よりもこれでした。
なんだかわかりますか。
よく見ると上の小径車にもついてますが、ダイナモなんです。ライトを光らせるための、あれです。チェーンステー下につけて、後輪で回す仕組みなんですね。
これは、ん十年前にランドナーでよく使われていた後輪発電式ダイナモ「ダイナパワー」なのですが、現在ではもう生産されていませんでした。それをSANYOに改良の上復刻してもらって、完成車につけているんです。
手元のレバーをパチンと切り替えると、ダイナモのゴムローラーがタイヤのゴム面に当たって回り始め、ライトが点灯します。もちろんLEDですよ。
電池は要らないし、前輪ダイナモよりはるかに抵抗が少なく、ハブダイナモより軽量で安価となれば、いろいろとメリットがあると思います。単体では販売されておらず、コーダーブルームの一部車種についているだけですが、非常に興味がありますね。
こちらはリンエイがディストリビュートするデンマークのブランド「AVENUE」。
これはかっこいいです。
私は今年の春先に池袋の西武百貨店で自転車フェアをやってたときに初めて見て、見慣れない斬新なデザインに目を奪われました。
今回ブースでお話を伺ったところによれば、デンマークのものを日本人の体型に合わせて日本向けに生産しているそうです。
ターゲットは「団塊の世代」で、スポーティな自転車には乗りたいけれども、ファッションだって大事でしょ、という層をメインに考えているらしいですが、これは別に団塊世代のおじさんおばさんじゃなくてもいいですよ。いやむしろ30代前後のデザイン重視な人たちにアピールした方が良いんじゃないでしょうか。十分ウケると思いますけどね。
フロントシングルのエントリーモデル「AIRBASE9」が7万9800円、いちばん高い「Spirit XS-4000」でも12万5千円と、非常にクロスバイク的な価格帯に、リアシングルや内蔵ギアのインター8なども含めて6機種をラインナップしてます。
強烈なアイデンテティを主張するフレームが一見重そうですが、他のクロスバイクとたいして変わりません。実際に持ち上げてみても重くは感じませんでした。
この4色は参考出品のカラーバリエーションですが、ラメがきれいに入ってました。こういう展示会などで反応を見て、評価が高いものは市場に投入していきたいとのことです。
スポーツスポーツしたクロスバイクに飽き足らないあなた、ぜひチェックしてみてください。
さて次は「PROGRESSIVE RACING」です。
知っている人は知っている杉村商店のブランドです。最近はプログレッシブの自転車を街で見かけることも多くなりました。
このタンデムのクロスバイク、とってもいいじゃないですか。
まだ日本では公道で乗れない地域があるのが残念ですが、早いとこ全国でタンデム解禁してほしいですね。
欧米や台湾のメーカーと比べるといまひとつ知名度が足りてないプログレッシブですが、よく見るとかなり魅力的な自転車をたくさん作っているので、もっと評価されて良いと思うのですよ。
メーカーとしては「クロスバイク」という呼び方をしていませんが、杉村的な分類でのフラットバーロード、スピードバイク、コンフォートバイクというカテゴリーには、これこそまさに「ハイブリッド」と呼ぶに相応しいユーティリティあふれる自転車がずらりと並んでいます。
ハブダイナモにオートライト、スイング式フロントサスとVブレーキを備えておいてコンポ回りはロード用という、このFRD-350みたいな自転車なんて、若干キワモノっぽく思えるかもしれませんが、実際に使ってみたらすごく便利でしょう。
かと思うとクロモリフレームに革サドル、革巻きブルホーンハンドルとオポジットレバーをつけた、街乗りに良さげなシングル(SS-510)なんかもあって、毎回いい感じなんです。
小柄な人(主に女性)用にと、わざわざ650Cのホイールにあわせて設計してあるロードバイク(RRX-262-L)やクロスバイク(FRD-262)なんかもね、他社には見られないラインナップです。
惜しむらくは展示台数が多すぎて、どれがどれだか、一台一台がなんだか、よくわかんないんですよね。
広いところにきれいに並べてみたいなあ、と思わせるブースです。
続いてはちょっとユニークな折りたたみです。
Twitterでもちょっと話題になった「5LINKS」が出ていました。
なんで話題になったかというと、Twitter自転車交通問題クラスタ(そんなのあったっけ)で人気のある「松浦晋也のモビリティビジョン」で大々的に取り上げられたからです(該当記事にリンク張ってありますから、興味のある方はぜひご一読ください)。
詳しくはウェブサイトと松浦さんの記事をお読みいただきたいのですが、「自転車を持ち歩いて、公共交通と組み合わせて移動する」ために、ひとりの歯医者さんがイチから考えて作った自転車なんです。
この折りたたみ状態だと、ちょうどゴルフバッグサイズ。タイヤで転がせるので、カートひいてるようなイメージです。
重さはどんなものか持ち上げさせてもらいましたが、やはり10kgほどあるので少々ずっしりきます。だから転がして移動するというのはとても良いアイデアだと思いました。
広げるとこうなって、もう普通に乗れる極小径車になります。
見た目で強度までは判断できませんが、各部の造りはとても良いように思えました。
これで7万9800円。都市生活者の日常移動手段として、十分検討に値する自転車です。
せっかくですから折りたたみつながりで。
DAHONブースの上の方には、このときの作品が飾ってありました。
ま、アートっていうんでしょうかね。
自転車なんだから乗れる方がいいなあ、とは思いますが。
これもね。
おじさんはやっぱり乗れる自転車のほうがいいな。
さて、またまただいぶ長くなってきたので、このへんでいったん区切ります。
<本体編2>の最後はBROMPTON。
最近折りたたみ小径車が気になるのですが、まだ買うほど欲しくもないので、こないだY'sでもらったプラモデル作るときの参考に写真撮りました。それだけなんです。どうもすみません。
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ということで、本体編は次回の<3>まで続きます。もうしばらくおつきあいください。
では。
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