カテゴリー「12:自転車と文化・芸術」の2件の記事

2011年2月11日 (金)

今日は発明王エジソンの誕生日 - 外は雪だし、百年以上前にエジソンが残した自転車の映像でも見ませんか。

「BICYCLE TRICK RIDING, No.2 Thomas A.Edison 1899 20771」及び「THE TRICK CYCLIST Thomas A. Edison 1901 H8693」とクレジットされたこの映像。YouTubeには真偽を怪しむコメントも散見されますが、世界最大規模を誇るアメリカ議会図書館に登録されている情報を見る限り、フィルム自体はホンモノでしょう。

アメリカ議会図書館へのリンク → Bicycle trick riding, no. 2 / Thomas A. Edison, Inc. - American Memory from the Libraly of Congress

となると気になるのは「じゃあ映っている自転車乗りはエジソンなの?」という点ですが…

エジソンは1847年生まれだから、このフィルムが撮られた1899年には52歳、1901年には54歳です。「Thomas Edison bicycle trick riding」なんて書いてあるとまるでエジソンが乗ってるみたいだけど、普通に考えれば、エジソンが被写体として選んだのが当時の自転車乗りだった、ということでしょうね。エジソンの映像に間違いはないけど、エジソンが出ているわけじゃないだろうと、そういうことでしょうか。

ちなみにこのフィルム、「エジソン・フィルムズから7ドル50セントで販売されていた」ということは、自転車セルビデオの元祖ですね。たぶんですけど。

それはともかく、百年以上も前にこんなことやってたなんて愉快です。

19世紀の終わりというのはダイヤモンドフレームの自転車が普及し始めたばかりの頃でしょ。近代型自転車の黎明期に、フラットランドのテクニックはもうここまで行ってたわけですよ。

自転車の歴史 → 自転車の歴史 / 自転車について / JBA日本自転車文化協会ホームページ

で、映像の最後は、宙返りの大ループに挑む自転車野郎。さて結末は…

---

↓へえー、と思ったらひとポチお願いします。
にほんブログ村 自転車ブログ クロスバイクへ 人気ブログランキングへ
にほんブログ村  人気ブログランキング

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年12月13日 (月)

萩原朔太郎の「自転車日記」- 全文掲載

詩人・萩原朔太郎が昭和十一年に著した「自転車日記」の全文を掲載します。

わずか六日分の短い日記ですが、大正十年の暮れに一念発起して自転車を習い始めた朔太郎の悪戦苦闘の様子が赤裸々に綴られていてじつに面白いです。どうぞお楽しみください。


続きを読む "萩原朔太郎の「自転車日記」- 全文掲載"

| | コメント (1) | トラックバック (0)