シュージローのマイルーム2号店

　一方、愛家の方では、直斗が 犯人の名前 を挙げていた。
　それを聞いたりせは、絶対にないと否定気味。
　だけど、直斗からすれば、それは 本気の発言 でして、前から何か引っかかってると断言!!
　さらに、雪子からは、山野アナが来訪してた際、その人も来てた と証言。
　事件関係で小西先輩とも面識はある可能性も出てきたし、偶然にしては出来過ぎているのだ!!!
　そこへ、直斗のケータイに悠から連絡が入りまして、さらなる真相への情報交換が行われる。

　雪子・完二・りせ・直斗は、宅配業者を装った生田目に襲われた。
　しかし、あのDQN野郎だけは、まったく異なっていた!!
　実は、本人が警察に自首しに行き取調室に連れて行かれたが、そこで意識が途絶えたというのだ!!
　さらに、遼太郎から聞いた話では、あのDQN野郎の証言は誰もまともに取り合ってくれなかったという。
　ただし、ソイツの取調べを行った 1人の刑事 を除いては。

　悠と陽介は、菜々子の病室ではなくて、なぜか生田目の病室へ向かっていた。
　だがその途中で、足立と遭遇!!!
　さらにそこへ、遼太郎も松葉杖を付きながら登場しまして、舞台はほぼ出揃った!!


　まずは、生田目の事についてだが、もうすでに搬送済みだった。
　足立はそれを報告しようと遼太郎を捜していたのだが、その遼太郎自身もまた、山野アナ・小西先輩殺害の際の生田目の動機やアリバイに疑問を感じていたので、自分が直接聞こうとしていたし、悠たちもまた、その2人について足立から詳しくお教え願う様に質問を行う。
　足立は、山野アナには身辺警護・小西先輩には遺体の第一発見者という立場でご存知だったが、脅迫状に関しては、遼太郎の事故とかもあって調べ忘れてたと述べる。
　しかしそれを聞いた遼太郎は、足立に激怒!!
　なぜなら、実は『脅迫状の紙』は、すでに鑑識と一緒に調べる様にと足立に渡して命じていたというのだ!!!
　これらの情報による、足立の曖昧な返答に、悠と陽介はもちろん、遼太郎も怪しく感じてしまう。
　それはもう、足立への疑惑満載 という空気だ！
　疑惑の人扱いにされた足立は、署に報告しないといけない事があると言って、この場から逃げる様にして立ち去り始めるが、そこに直斗たちも合流してきまして、彼への疑惑を確証させる為のより濃い尋問が敢行される。

　直斗もまた、山野アナ・小西先輩殺害犯は生田目じゃなく別の誰かが殺害したと確信しまして、あえて足立に目星はないか訊ねさせる駆け引きを行う。
　それはいうまでもなく、真犯人は足立 という証拠を得る為のもの。
　もちろん、困惑する足立に、完二も「犯人はお前じゃないか」と詰め寄ったりして揺さぶりをかける。
　すると足立は、決定的な一言 を暴露してしまう！
　そんなの、
　生田目が『入れた』に決まってるだろ!!!
　まさかの一言が発された瞬間、場の空気が一気に騒然となる。
　それは、遼太郎以外の者は理解可能の一言 だった。
　どういう意味か知らない遼太郎も、足立が2人を殺害した際の手口を知っていると勘付きましたし、直斗も過去の足立の台詞の中でどうしても違和感を持っていたのがあったが、足立の不用意な一言によってやっと理解したという。
　それは、11月5日の『菜々子誘拐事件』の最中で、直斗が生田目の日記を読んだ際の下記の一言 だった!!
　
　すごぉい！
　そりゃあ、キマリだよ！
　今の時期ならまだしも、実はこの時期にその台詞が出るのは、あまりにも不自然なのだ。
　実はこの時期の警察は、未遂事件の事は未把握 だったからだ!!!
　つまり、11月5日の時点 で、未遂事件に関して異論が出ない及び悠たち以外は全然知らないはずの未遂事件の事を知ってるのはおかしいという疑問が沸くのも至極当然なのだ。
　悠たちからそれらについての説明を求められた足立は、かなり焦った様子で否定をした上で強引に突破し、今は空き部屋になっている生田目の病室へ逃げ込む。
　悠たちも急いで部屋に入るも、すでに足立の姿は皆無だった。
　病室にいない事を考えると、検討つくのは『デジタルテレビ』のみ!!!
　足立がテレビの中の世界へ逃走した可能性が濃厚である事を証明していたが、その前に、遼太郎が傷の痛みが再発してしまった為に、本日の追跡は断念せざるを得なかった。

　同じ頃、生還はしたがまだ人工呼吸が必要な菜々子の下に、人間型のクマがやってくる。
　クマも菜々子の生還に一安心し、菜々子も同じくクマが目の前にいる事に一安心しました。
　菜々子は、クマが消える夢 を見たそうで、ずっと呼びかけていたと語る。
　それと同時に、クマの声が菜々子に届いた と、クマにお礼を述べました。
　それだけを伝えて、菜々子は再び意識を失っていきましたが……彼女の必死のお礼に、クマは自分の正体がシャドウだから関係ないし、自分にしかできない事があるはずだと気持ちを強くする。
　もう、逃げないクマ！


　12月6日【火曜】
　テレビの中の世界にやって来た悠たちは、りせのヒミコの能力で足立の足取りを探っていくが、今回ばかりは彼女1人では足取りすら見つけられず、クマカムバックと言いたくなるくらいに弱音になってしまう。
　そこへクマが、まるで申し訳なさそうな雰囲気を出しながら登場しまして、早速、自分の正体を悠たちに告白。
　無論、自分の正体を聞いて少し驚いた一同だけど、それでも『仲間の絆』は強かった!!!
　シャドウだからってなんか問題あるのか!?【完二】
　ペルソナを使える。
　今のキミには『自我』がある。【直斗】
　人間と同じじゃん♪【千枝】
　ああ、オレたちと同じだ。【悠】
　ここにいてよ、いないとヤダ(ToT)【りせ】
　みんな、待ってたんだからな！【陽介】
　みんなの言葉に、感激の涙を流すクマ。
　おかげさまで、いつものいい意味での能天気な性格が蘇りました☆彡
　その時、クマが何かを感じたみたいでして、一足先に『感じた』ところへ歩を進めていく。


　クマに導かれてやってきたのは、第1話で悠たちが訪れた部屋！
　悠は改めて、足立が犯人なのかと最終確認を行うが、足立の方は取り乱すどころかそんなのはどうでもいいとばかりに、一同にはわからなかった驚愕の事実が語られる。
　どうせ、ここもあっちの世界も
　『一緒』になるっぽいし。
　その意味は、テレビの中の世界こそが『現実』と化し、人間はすべてシャドウとなる というのだ！
　まさかの事実を知った一同だが、りせは、目の前の足立は本物ではなく別の場所にいると見破る。
　足立の幻影は、悠たちを誘いこむ為にさらなる異空間の穴を作りまして、そのまま奥の方へ消えていった!!


　誘われるままに異空間の先に到着した一同が見たのは、廃墟の稲羽市!?
　ここは、禍津稲羽市（＋禍津曼荼羅） という場所で、りせの目から見て、今までのダンジョンと異なり場が足立にコントロールされてる感じがするという。
　それもそのはずで、足立は向こう側の世界に気に入られてるみたいで、この場にいるシャドウたちが足立に襲い掛かる行為を一切してこないというのだ!!!!
　そこに、原作では強敵のレアモンスター『刈り取る者』が登場!!!
　もちろん、目の前にいる足立も幻影だけど、捕まえたければ来ればいいと挑戦的な言葉を残して立ち去る。
　とりあえずここは、直斗と完二がしんがりを努めるって事で、残りの面々はすぐに先へ急ぐ。
　
　最後の最後で、直斗のカットイン公開♪
　しかし、このシャドウは、レアモンスターだけあって、今まで自分たちが戦ってきたシャドウとは格違いだと感じ取る。


　一同が次にたどり着いたのは、崩壊した天城旅館跡。
　そこに足立の幻影が登場し、山野アナ殺害の真相を語りだす。

　稲羽市に左遷された足立は、町の光景に飽き飽きしてて、唯一の楽しみであるテレビばかり視聴していた。
　その中で、山野アナをこっそり応援していた足立だったが、例の不倫疑惑を聞いて信じられない気持ちに―― そこで、不倫疑惑の影響で天城旅館に避難してきた彼女をロビーに呼び出して問い詰めてみたら、彼女は「関係ないでしょ！」と足立から見たら事実上の肯定発言を行ってしまう。
　これに激怒した足立は、山野アナを勝手に目をつけてやったらのにくだらない女と罵り、一度怖い目にあって頭を冷やした方がいいとばかりに、彼女をテレビの中へ放り込んでしまう!!!
　山野アナをテレビの中に放り込んだのを見た足立は、こんなのができるんだと歓喜の声を上げた――。
　雪子は、旅館のロビーで山野アナ殺害のきっかけが敢行されてた事に驚きを隠せなかった…。

　マヨナカテレビの事は、噂程度で聞いていた足立。
　でもこれができたのは、まったくの偶然だった という。
　この力を知った彼は、面白い事になる と嘲笑った。
　しかもこれは、テレビに入れるという実験ではなくて、足立から見て『自分を裏切ったバカな女』を懲らしめただけの行為。
　それにもうじき、稲羽市は霧に包まれて現実世界から消失する上にテレビの向こうの世界こそが現実になるんだと、足立の幻影は嘲笑いまくりながら奥の方へと消えていった。
　あまりにも身勝手すぎる供述に、千枝も雪子も激怒。
　そこへ、2体目の刈り取る者が登場しまして、ここは千枝＆雪子とりせがしんがりを努める事に!!!!


　クマの案内でやってきたのは、崩壊した警察署内部。
　しかも陽介の目に入ったのは、取調室での小西先輩と足立の光景 だった。

　いくら遺体の第一発見者とはいえ、事情聴取の続きという名目で小西先輩を呼び出していた足立。
　すでに、生田目と出会っていたという事は把握済みだったが、絡まれていたのではなくて『生田目と遊んでた』と誤解している彼は、自分の言う事を聞いたら内緒にしてあげると肉体関係みたいな感じで先輩に迫ってくる。
　当然ながら、小西先輩はビンタをして拒絶。
　これにキレた足立は――― 彼女を取調室のテレビの中に没入!!
　そして、サブタイトルどおりの 世の中、クソだな！と彼女を貶しまくった後、泣いて許しを乞えば出してやると嘯いて愉快に笑うのでした。
　過去の映像をただ見てるだけしかできない陽介は、悔しさと怒りをかみ締めた――。

　都会でエリートになるはずがこんなド田舎町に左遷されたものの、その代わりに『異能の力』を手にした足立。
　テレビの中はより危険な世界だったのは知らなかった上に殺す気はなかったし、山野アナも小西先輩も自分から生田目をたぶらかしたに違いないから自業自得だと、あまりにも身勝手な主張を語りまくる。
　僕、なんか悪い事してる???
　これには、今までよくぞ我慢していた陽介も、目の前にいるのが幻影なのはわかってても怒りを露わにして殴りかかってしまう程ですが、その怒りも空振りに終わってしまう。

　そして、生田目をどうやってああいう犯罪を犯させる事ができたかといえば……実は雪子がマヨナカテレビに映ってた際、これ以上の犠牲者が出ない様に、警察に電話を入れて説明をしていた。
　しかも、生田目の電話の応対をしたのが 足立 だった。
　足立は、わざとらしく生田目の話を信じてないと言いつけた上で、自分が助けてやればいいじゃないかと唆して、生田目の誘拐犯としての道に背中を押したと愉快そうに説明しました。
　その結果、悠たちが雪子以降の被害者を助ければ助ける程、生田目は誘拐を繰り返していくという、善意同士のいたちごっこを演じてしまうハメになってしまったのだ。
　その姿は、足立からすれば、滑稽すぎる光景の連続 だった!!!
　すると彼を守る様に、3体目の刈り取る者が出現。
　ここは、陽介とクマがしんがりを努める事にし、悠を先へ行かせる事にしました!!!!
　だが、1体だけでも、完二＆直斗組ですら、今までのシャドウと桁違いと言わしめる程の強敵です――！


　崩壊した警察署内部の途中で、再び足立の幻影とご対面した悠。
　悠はそんな足立の幻影に、DQN野郎の事について訊ねる。
　言うまでもないが、DQN野郎をテレビの中に入れたのも足立 で、咄嗟の判断で、周りの警官には『帰らせた』と言って取調室のテレビから中に入れたみたいです!!!
　DNQ野郎は、まだ警察が犯人の目星もついてない頃に自首をしたものの、よくあるイタズラとして誰にも相手にされぬまま、足立のところに回されたそうな。
　足立自身、すすんで自首をしてくる者が出るとは思ってなかったそうで、このままいけば、事件は万事解決になり、せっかくの生田目の『救済』が終わってしまうのは必至。
　ゲームが冷める！
　そういうの、人生で大事だろ!?
　それだけの理由で、これほどまでの事件を作り出し操ってきた足立。
　だけど、その後に悠たちがDQN野郎を助けた事で、彼が真犯人扱いになり危機感を覚えたみたいですが、それでも生田目が救済をやめずに続けた事で結果オーライだったと語る。
　足立からしたら、救済に酔ってたのか!? という感じだったみたい。
　そんな足立の幻影を無視して、悠は急いで最深部へ急ぐ―――!!!!!

　一方、現実世界はといえば、霧が濃くなってる影響で、町の一部の人が狂人気味に。
　あいかも心配になり店の外へ出てみるが、霧が深くなっている中の上空には、小さいが霧とは違う黒い穴が点在していた。


　なんとか、最深部にいる足立本体のところに到着した悠。
　原作は地底湖みたいな場所で足立が待ち受けてる感じだったけど、アニメでは、空の古ぼけた食器にちゃぶ台が置かれてる上にその一席に足立が座ってるって感じになってました。
　悠は早速、足立にこんな事をした理由を訊ねるが、目的などない とあっさり自供する。
　自分にはできたし、面白いから。
　それに、自分はただ、人をテレビの中に入れただけ。
　それだけでなく、すべて悪いのは 世界そのものだ と告げる。
　どうやら、この世界は、人々の意志が反映されてる そうで、事件の真の犯人は、悠たちを含めた現実世界の人間だと告げた彼は、やる事がない寂しい奴らがなに必死で無駄な事をしてるのかと嘲笑う。
　しかも、世界が霧の中に飲み込まれたら、すべての人間がシャドウと化すし、もう手遅れだとも告げる彼。
　もしも陽介や完二がいたら、即効でブチキレ確定発言な挑発にしか見えないが、悠の心にはゆるぎなし。
　寂しいのはどっちだ!?
　可哀想に…。
　存在自体がすべてが無駄だと力強く罵る足立の姿を 哀れ に感じる悠。
　彼の姿に、足立は憤怒して「これからの世界にガキみたいなメンドクサイヤツはいらない」と怒りをぶちまけまくる!!!
　それでも悠の心に揺るぎすらなく、もう終わりにしよう と冷静に語る。

　もはや、これからの“世界”の意志に選ばれるのは、悠か足立かのどちらか!!
　足立は、禍々しいオーラを放出し―――！
　
　マガツイザナギ！
　まさかすぎる ペルソナを発動 させてしまう!!!

　
　イザナギ！
　悠も自分のペルソナを召還して応戦！
　
　そして、悠のイザナギ vs 足立のマガツイザナギ が激突する――！

　次回のペルソナ4 the ANIMATION は、最終第25話『We Can Change The World』です。

【追記】
　残った1話の話について考えてみましたが、たぶん AT-X限定 でしょうな！
　順調にすすめば、今回の話は第9巻での終わり。
　最終第10巻は8月発売だし、AT-Xは7月24日で地上波版最終第25話になります（順調に行けば）。
　となれば、7月31日が残る ので、残る最終26話がそこに入ると思います!!!!
　以上、仮説的な事を描きました（遅くなりました!!!!）


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